以前は図鑑などの執筆されている地元の先生にお願いして顧問になっていただいていましたが、その先生がお亡くなりになってからは、「菊名エコクラブ」というよりも「㈶日本自然保護協会認定の自然観察指導員・松田照之」として個人で活動することが多くなっています。
会として活動していた時も、個人で活動するようになってからも、目的は変わりません。
それは自然環境保全(自然を守ること・大切にすること)につながり、参加者の皆さんにも喜んでいただくことです。
皆さんに喜んでいただくというだけでは、自然を大切にすることにはつながらないかもしれません。
反対に自然を大切にしようとし過ぎて、難しいことや厳しすぎることを押し付けても皆さんは楽しめないと思います。
この二つを両立すること。バランスが大切だと考えています。
そのため毎年6月に行なっている「プールのヤゴ救出」については、本当に救出の意味があるので、みなさんに持ち帰っていただきトンボになるまで飼育していただいています。
ですが今回の「真夏の夜の自然探検」では、綱島公園の森や草原という生息環境がちゃんとあるので救出する必要がなく、生きものたちを持ち帰ってしまうことで綱島公園に生息する生きものたちが減少してしまう心配があります。
これでは自然を守る・大切にすることにはつながりませんので、今回のこの活動では生きものたちの持ち帰りはしないことにしているとともに、他にもいくつかの注意点を設けさせていただいています。