身近な自然となかよくblog (旧「菊名エコクラブblog」)

自然環境と調和した持続可能な社会を!

by NACS-J認定 自然観察指導員 松田 照之

「真夏の夜の自然探検」の魅力について

2020年08月05日 18時33分54秒 | 1-1.菊名エコクラブの町なか自然教室

「真夏の夜の自然探検」の魅力は、一言では言い表せません。でも、三つくらいの言葉でなら言い表せます。

一つ目は文字通り「探検」ということです。日中の明るい時はよく行く場所でも、夜暗いと違って見えます。懐中電灯を持って足元などを確認しながら歩いて生きものたちを探すため、文字通り「探検」となるのです。

二つ目は「共有」ということです。みんなで歩きながら、それぞれの目線で探し、誰かが生きものや何かの自然の様子を見つけたら「見つけたよ!」と教えてもらい、みんなで見ます。また最後に参加した感想を発表していただきます。こうして行動を「共有」し、見るものを「共有」し、感想を「共有」するのです。一人一人が見つけたもの、また感想を「分かち合う(分かち合い)」と言い換えても良いかもしれませんね。

三つ目は「夜の自然と一体になる」ということです。真夏の夜の自然には、真夏の夜にしか見られない自然の様子や生きものたちの姿が見られます。このような自然の中に入って行って、生きものたちの活動を邪魔しないように探検することで、私たちは真夏の夜の自然の中で、生きものたちと同じ場所、同じ時間、同じ環境を「共有」し、「自然と一体になる」感覚を体験することでしょう。

 


活動目的

2020年08月05日 17時07分57秒 | ★自然との共存について大切なこと

以前は図鑑などの執筆されている地元の先生にお願いして顧問になっていただいていましたが、その先生がお亡くなりになってからは、「菊名エコクラブ」というよりも「㈶日本自然保護協会認定の自然観察指導員・松田照之」として個人で活動することが多くなっています。

会として活動していた時も、個人で活動するようになってからも、目的は変わりません。

それは自然環境保全(自然を守ること・大切にすること)につながり、参加者の皆さんにも喜んでいただくことです。

皆さんに喜んでいただくというだけでは、自然を大切にすることにはつながらないかもしれません。

反対に自然を大切にしようとし過ぎて、難しいことや厳しすぎることを押し付けても皆さんは楽しめないと思います。

この二つを両立すること。バランスが大切だと考えています。

そのため毎年6月に行なっている「プールのヤゴ救出」については、本当に救出の意味があるので、みなさんに持ち帰っていただきトンボになるまで飼育していただいています。

ですが今回の「真夏の夜の自然探検」では、綱島公園の森や草原という生息環境がちゃんとあるので救出する必要がなく、生きものたちを持ち帰ってしまうことで綱島公園に生息する生きものたちが減少してしまう心配があります。

これでは自然を守る・大切にすることにはつながりませんので、今回のこの活動では生きものたちの持ち帰りはしないことにしているとともに、他にもいくつかの注意点を設けさせていただいています。

 


今週の土曜日にもう一度行います

2020年08月05日 16時59分57秒 | 1-1.菊名エコクラブの町なか自然教室

先週の土曜日に行なった「綱島公園2020・真夏の夜の自然探検」ですが、

予定どおり今週の土曜日も行ないます。

雨天の場合は中止して、今年はもう行ないませんが、今のところ晴れの予報で問題ありませんね。

前回8月1日には参加されなかった方はもちろん、ご参加くださった方も、この日には見られなかった生きものたちも見られるかもしれませんので、ぜひご参加ください。

お待ちしております。