身近な自然となかよくblog (旧「菊名エコクラブblog」)

自然環境と調和した持続可能な社会を!

by NACS-J認定 自然観察指導員 松田 照之

勉強のし直しが必要だと感じたので・・・

2018年05月05日 12時55分53秒 | 6-2.思ったこと・考えたこと
建設コンサルタント業界で環境アセスメント関連の仕事をしていた時に、川崎市が良い資料を作っていたのを見たことがあるのを思い出しました。
私はこれらの資料を日々読み込みながら、環境影響評価書を作成していたのです。
連休の間の平日、川崎市役所に行って、これらの資料の最新版を入手してきました。

横浜市による「里山ガーデン」やその手法に大変疑問を感じ、自然環境保全について正しい情報を勉強し直さなくてはと思い始めましたが、これらの資料の読み込みから取り掛かっていきたいと思います。
これは、おかしいと思っていることを追求していくよりも、まず先に正しいことの確認の方が優先だと考えたためです。

勉強したことは環境に関する情報発信として、こちらのblog「町なか自然教室 菊名エコクラブ blog ~ 身近な自然に学び、自然の仲間たちを大切にしていこう! ~」に少しずつ掲載していくつもりです。
必要を感じたら現地に取材に行くかもしれません。
みなさんにも参考にしていただけたらと願います。



横浜市市政としての自然環境保全が何かどこかがおかしいと感じています

2018年05月05日 12時51分30秒 | その他
「里山ガーデン」で私は気が付き始めたのですが、横浜市市政としての自然環境保全が、何かどこかがおかしく感じています。

以前にも書いたように行政の中にも優秀な職員がいたり、市民の中にも知識を持っている人や思慮深い人がいるはずですから、疑問視する意見等が出されていないとは考えられません。
そうした賢明な声を少数派だと言って軽視して切り捨てたり無視したり、また力関係でねじ伏せたりしながら推し進めているのではないかと想像してしまいます。

横浜市は「里山ガーデン」及び「里山ガーデン」的手法の宣伝に力を入れています。
一方で、自然環境保全重点地区の一部となっている瀬上市民の森のに開発許可を出してしまいました。
(しかも、開発の危機にさらされている、この瀬上市民の森を中心とした市民の森を買収していくために、「横浜みどり税」は導入されたはずなのにです!)
これらの一連の出来事は、市内各地で自然環境保全活動、特に里山保全をしている人々の立場から見ると、市はほんらい守っていくべき里山環境を壊していくつもりなのかと、今後の自然環境保全の方向性を非常に憂慮する出来事だと思います。

行政が行なっているからといって、それが正しいこととは限りません。
「里山ガーデン」というのは名称だけで、全く里山の環境とは関係ありません。
「里山ガーデン」的手法は、ほんらい守るべき里山や周辺環境を壊すことはあっても、守っていくものではありません。
本当に大切にしたり守っていく必要があるのは里地里山であり、その環境と私たちとの関わり、そこに生息する生きものたちと生息環境です。
そこを中心に据えずに、外国原産の園芸植物で作った花壇を自然と位置付けるなんて、非常におかしいです。

どうしてこのようなことになってしまったのかを探りたい気持ち多少はありますが、それよりもほんらいの正しい情報や良い事例を調べた方が今後の参考になると考えるので、そうしていきたいと思います。