写真:今年はウグイスカグラを今まで以上に見守っていきたい
ウグイスカグラの花が咲いたり、実が成ったりするのを見るのを私は毎年楽しみにしています。
なぜなら花がピンク色で星型をしていてとてもかわいいですし、実もとても綺麗でかわいいからです。ウグイスカグラのこうした様子を見る時、春が来たり初夏へと季節が移って来たということなどを感じます。
そして花も実も終わるころになると、今年も会えて良かった。花や実を見せてくれてありがとう。また来年までさようならといった心境になるのです。
例年、花の咲く時期と実の成る時期に写真を撮りに行きます。けれども時期を外して、見逃してしまうこともありました。
そんなこともあるので今年はもっと頻繁に通い、確実にウグイスカグラを見守っていきたいと思います。
写真:2018年3月20日のウグイスカグラ
写真:ウグイスカグラのそばからは積もった落ち葉からウラシマソウが芽を出していまた
すでに3回通っていますが、ウグイスカグラの周辺の様子も含めて変化が見られます。
たとえば、1回目2回目は見られなかったのに、3回目にはウラシマソウという野草が積もった落ち葉の中から芽を出していました。ウグイスカグラ自体もわずかに葉が大きくなっています。
このように花の咲く時期だけ、実の成る時期だけに見に行くというのではなく、もっと頻繁に通うと周辺の他の植物たちの様子も含めてその過程を楽しむことができます。
まだまだ、最低でも実が見られなくなるころまで通い続けるつもりでいますが、この3回目までの体験をとおして気が付いたことがあります。
それは年にたった一度だけ目的の花だけを見るために足を運ぶのでなく(それが外国であったり遠方ならば話は別ですが)、その過程や周りの植物たちの様子も楽しみ、それらを大切に思ってこそ、自然を愛でると言えるのではないかということです。かつての日本人もこのように自然とふれあいながら里山で暮らしていたのではないかと思います。