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学校外活動費、年収で3倍の格差 塾は4・5倍/気になるニュース

2009-10-27 23:25:23 | 格差社会・貧困化社会
学校外活動費、年収で3倍の格差 塾は4・5倍(共同通信) - goo ニュース

 子どもの貧困化が、今、問題になっている。貧困の連鎖の懸念も深刻になってきている。
 先日、NHK教育テレビで「シリーズおびやかされる“小中学生”第1回義務教育があぶない(10月12日放送)」が、現在、学校現場で起こっている貧困化の影響を取り上げていた。
 満足に食事をとれず、空腹で保健室を訪れる子ども、怪我をしても、病気になっても、医療費の支払いが出来ないので医療機関に行けぬ子どもたち、こうした状況が起こっているのだ。
 番組の中では、親の所得が、子どもの成績に深く関係している事も指摘していた。今や、高所得者の子弟が国立大学へ行く時代なのだ。昔は、経済的に苦しい家庭でも、優秀ならば国立大学を目指す機会も今よりは多かったのではないか。ある意味で、受験は公平な一面を持っていた時代があった。

 今回、ニュースで紹介された調査結果は、子どもの学校外での教育活動に親が支払う費用が、年収により格差が生じているというものであった。ベネッセコーポレーション(岡山市)の調査結果で、3~17歳の子を持つ母親1万5450人が回答した。

 その内容は、学校外教育活動の費用の合計(1ヵ月あたりの平均)は、子ども一人あたり16,700円。
 塾や年収800万円以上の世帯で26,700円、400万円未満の世帯はその1/3の8,700円。所得により、およそ3倍の開きがあることが分かった。
 
なお、『一人の子どもにかける学校外教育活動の費用の合計は、幼児では7,200円、小学生では17,900円、中学生では25,100円、高校生では19,400円。』

 世帯年収が400万円未満のグループでは1ヶ月あたり8,700円、世帯年収800万円以上のグループは26,700円であり、およそ3倍の開きがある。(※400~800万円未満 14,700円)。なお、そのうちの学習塾や英語塾などの教室学習活動の費用を比べた場合は、それぞれ1万3600円と3千円で差は4・5倍となった。

 所得により、子どもに対する学校外での教育活動にも格差が生じてきている。
今年、文部科学省が委託調査した、親の所得と、全国学力テストの小6の算数の平均点との相関にも、やはり、同じような傾向が出ている。

 確実に子どもの貧困化が進行している。


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