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<新型インフルエンザ>「確定前、公表やめて」 川崎市に生徒母親、ネット中傷恐れ要望

2009-05-23 18:50:02 | 非合理主義・疑似科学
gooニュース 毎日jp ウィルスは弱毒せいでも中傷は強毒性

<新型インフルエンザ>「確定前、公表やめて」 川崎市に生徒母親、ネット中傷恐れ要望
毎日新聞2009年5月22日(金)13:00

 毎日新聞の気になるニュースは、新型インフルエンザ感染者に対するインターネットでの中傷に関するものであった。どうも、この手の非難中傷をネット上で行うものは、人間性が破壊されているとしか思えない。匿名性を最大限に利用しての、自己の欲求不満のはけ口としか考えられない。こういう時は、日本の一部には、特にネット上では、いい意味でも個人主義が根付くことなく、代わりに利己主義が蔓延しているとしか思えない。

 イラクの日本人人質事件の時の、人質及び家族に対する激しいネット攻撃を繰り広げた連中は、時の小泉政権を助けたのか、踊らされたのか、イラク戦争の正当性がアメリカ本国でも否定された今、自分たちの責任を自覚しているのだろうか。反省はなされず、何か事件が起こると、人権侵害のネット上の中傷がぶり返されるのである。

 時々、こうした輩の脳細胞が変成を起こしているのではないかと疑ってしまう。人に対する共感能力が欠如、ないしは喪失しているのではないか。人を攻撃して、ほくそ笑んでいるのだろうか。人間性の喪失、不感症がネット上で進行しているとしたら恐ろしい話である。ホラー作品より、そうした人物の実在自体が恐怖である。

 「公表すれば、疑い例でも兵庫や大阪と同じようにインターネット上で批判される。娘がショックを受け自殺するかもしれない」との母親の訴えも理解できる。

 こうした中傷が続けば、病気の罹患を隠す患者が出現しても不思議ではない。恐怖のあまり、患者が潜伏し、新型インフルエンザの拡大及び毒性が強まることが懸念される。中傷を面白がっている輩は、そうしたリスクを承知した上での行動なのだろうか。

 毎日新聞ニュース上の、精神科医の勝田吉彰・近畿医療福祉大教授の「新型インフルエンザは医学的には弱毒性だが、心理的には強毒性だ。」との発言は、今回の歪んだ精神の持ち主に対する短いが、的確な表現であった。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
うん!そうだよ!ぜったい! (瑞花)
2009-05-24 04:20:05
対岸の火事状態・・・医療現場で働く人や、救急隊員さんの気持ちになって考えることなんて、不可能なのよ。一番つらくて、大変なのは、本人。心も痛いよね。
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同じ仲間という意識で (トッペイ)
2009-05-24 11:40:55
 人間がこれまで文明を発達させながら、生き残ってきたのは、仲間を思いやる心があったからだと思います。他人に共鳴できないような性格がひねくれた輩は、きっと滅びのためのスイッチが脳に形成されている連中なのでしょう。モニターの前で何を考えているのやら。
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