Nori log

日常のちょっとした出来事を写真で残しています
3年の上海駐在を終え、今は日本の良さを再認識中

ようこそ

2009-11-29 13:58:10 | お出かけ:中国
先週いらしたrikaさんの上海滞在2日目、
超有名処よりも、いささかマニアックな部分をメインに案内してみました。


<虹橋珍珠城>
 以前に ちらりと紹介 しましたが、偽物屋が多く集まるビルです。
 偽物だけではなく小物や創作アクセサリーなんかも多くって、結構楽しめる所ですよ。

 内部はこんな感じで小さな店舗がひしめき     値段の明示はなく全て交渉となります。
  

 しかし ねぇ
 
 ヴィトンのゴミ箱やティッシュケースって・・・


<田子坊>
 ここも以前に ご紹介 した一角。
 いろんなものが混在していて、「あれ、今どこにいるんだっけ?」 と不思議な気分になる空間です。
 個人的に上海で一番お気に入りの所なので、いつか特集記事を書いてみようと考え中
 ・・・いつになることやら・・・

 エリア内の風景と                    昼食に摂ったタイ料理
  


<新天地と骨董街>
 田子坊から徒歩で向かったのは、新天地。
 ここは今日の中ではメジャーなスポットと言えるでしょう。

 有名店が並んでるんだけど、値段が高いのね。     更に歩いて骨董街。
 物色中のrikaさんとKazu・・・見るだけ。         がらりと雰囲気がマイナーに変わります。
  
                                  Noriはこちらのほうが好みだな(^^)


<蟹王府>
 人民広場まで地下鉄で移動後、もう暗くなった南京路で時間を潰し、
 夕食に向かったのは先日下見をしておいた上海蟹の店 蟹王府。

 注目は矢印の蟹味噌入りニコゴリ。        これが蟹の形をしてる芸の細かさ いいね♪
  

 蟹の写真は前回の こちら を見てね。


<外灘3号>
 マイナー巡りとは言っても、有名な外灘(ワイタン)と浦東(プードン)は外せないでしょう。
 最後はその夜景が見えるレストラン New Heights でお酒を楽しんでみました。

 残念ながら薄い霧がかかっていてクリアな夜景じゃなかったけど、
 雰囲気があると言ってもいいでしょう ・・・ 負け惜しみか
  



という感じで、密度の濃い日曜日でした。
翌日からNoriは出張に出たために、その後はKazuがお相手。
そちらも高密度のスケジュールだったと聞いてるけど、KazuはUPするのか な?
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お客様

2009-11-22 10:16:55 | 上海日常
昨日、上海に6人目のお客様がいらっしゃいました。
スぺラン仲間の rika さんです。

到着が夕方だったので、昨夜のイベントは夕食とワインバーのみ。

YuanYuanの上海料理はちと 甘い味すぎたかな・・・


さて今日は
虹橋真珠城、田子坊、新天地 と回って
夕食は蟹王府で上海蟹の予定です。

それでは、行ってきます \(^^)
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怪しい影

2009-11-19 00:18:50 | ここ変China
まだ気持ちの良い気候だった ある夜のこと、
我が家からほど近い東平路(ドンピンルー)の鉄板焼き店で夕食を摂っていた。
席の前にある鉄板で調理したものを直接サーブする、日本でも一時期流行ったタイプの店だ。

半円のテーブルに合い席で座る形式で、
一階にある店だから、座った席の正面にあるガラスを透して外の歩道が見える。



半円の頂点からやや右の席で食事をしていたところ・・・外の歩道から・・・
??? 何やら  視線を  感じる ???

  ⇒  

亡霊か (゜ o゜;)  と最初は思ったが、 どうやら人らしい。
店の中と自分の手元と 視線を行ったり来たりさせている。

おや、位置を変えた
  ⇒  



1時間くらいの食事中 ず~っと そこにいた 亡霊 おっさん。
店を出る時もいたんで今度はこちらから手元を覗きこんでみると、
A4サイズほどのバインダーで、店内にいる客の顔を熱心にデッサンし続けていた。


白/黒/黄色 と様々な人種が集まる店なんで、良いサンプルになるんだろうね。

だけど食ってる最中の顔をガン見されると落ち着かないから、やめてくんないかなぁ。
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ペンタブレット

2009-11-17 21:32:38 | 上海日常
「フリーハンドでお絵描きしたいな」 なんて突然思い、
ペンタブレットなるものを買ってみた。

写真手前にあるシルバーのプレートとペンが それ

筆圧感知の優れものだ。


しかし、視線は画面でペンは手元だから、慣れない今は難しい。


練習にフクロウ君を描いてみたけど


ちと ・・・ 太かった な ( ̄- ̄;)
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上海散歩 蟹王府

2009-11-15 17:27:07 | 上海日常
気持ちの良い気候がしばらく続いていた上海だけど、先週から気温が急低下。
スプリングコートを着る間もなく、いきなり真冬のコートが必要になってきました。
今日も最高気温が10℃で、しかも風が強いから気温以上に寒く感じます。
そんな中でもめげずに上海散歩に出かけてきました。

10時過ぎに出発し、30分ほど歩いたところでタクシー運転手の食堂発見。
席がない店だから、みんな歩道で立って食べてます (下左)
ご苦労様です。
 
                      さらにしばらく行くと、博物館が見えてきます (上右)
                      こんなに気温が低いのに、花が結構咲いていますね。


1時間半ほど歩いたところで、今日の目的地 「成隆行蟹王府」 に到着。
そう、今日も蟹なのです。

お店の入口             店内の様子
 
(この2枚は 上海ナビ より無断借用)

雰囲気のある店ですね。
メニューは中国語と日本語併記なので分かりやすい。
従業員は日本語が通じて接客態度も良いので、快適に注文できました。

さて、料理が出てきました。
左の蟹味噌豆腐は温かく、この時期にいいですね。  右は蟹の爪のみ。 何匹分でしょうか?
 
何品か頼んでみましたが、「味的には先日紹介した3店のほうがいいかな?」
と言うのが正直な感想です。


さあ最後に、いよいよ蒸した上海蟹のお出まし。
先ずは茹で上がった状態を見せてくれて(左)、 その後解体してくれます(右)
 
味噌の部分はきれいに甲羅に盛られ、とてつもなく食べやすい ♪
身の部分は下の皿に入れられてます。

手を汚すことなく快適に食べれて、しかも見た目もよく盛り付けられていて、
これでポイントがかなり上がります。

さらにもう一工夫。
食べにくい蟹の足だけど、ここは切った足で身を押し出した状態で出してくれます(写真○印部)

これだとツルンと身を食べることができるんで、更にポイントUPですね。

なかなか快適だったので、来週いらっしゃるお客様のために予約してお店を出ました。


このお店から外灘までは歩いて5分程度と近いので、久しぶりに様子を見に行ってみた けど、
やぱりまだ工事の真っ最中 ・・・ いつになったら終わるんでしょうかねぇ。
 

そんな工事のせいか寒さのせいか、人が少ない外灘。
銀行を守るライオンの表情も、なんとなくつまらなそうに見えた日でした。
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パジャマ禁止令

2009-11-13 21:46:32 | ここ変China
最近上海で 「パジャマ外出禁止令」 なるものが発令されたらしい。
昨日のサザエさんの書き込みで知り、早速 “上海 パジャマ禁止” でgoogってみたところ、
あるわ あるわ ( ̄▽ ̄;)

これとか
こんなんとか
こんなんも


確かに上海では日中でもパジャマ姿で出歩く人をよく見かける。
東京なら銀座や六本木にあたるような場所でもそうだ。
最初は夢遊病が蔓延しているのかとも思ったが、そうでもないらしい。

これはファイハイ路(表参道のようなオシャレな通り)近くで見かけた、
パジャマに革靴姿で犬と散歩の上海人。



さて禁止令に対する市民の反応だが、なんと 賛成4割 : 反対6割
半数以上が否定的で、パジャマ容認派である。
パジャマ党の意見を先のURL記事から抜粋してみましょう。
(青文字抜粋部)

 ・世界のどこの国が 「パジャマ外出禁止令」 を制定しているというのか?
  近くまでちょっと買い物に出かける時にパジャマで出かけるなど当たり前のこと。


  一言コメント : 「パジャマ外出禁止令」 なんて、他国では必要ないですから。


 ・「マナー」「教養」の向上が唱えられているが、田舎者が都市にあこがれるようなもの。
  見苦しい西洋崇拝に過ぎない。なぜ中国人が他国に迎合しなければならないのか?


  一言コメント : 「どちらが見苦しいかに気づいてね、田舎者さん」



これが中国最先端都市に住む上海人の意識か ・・・

街の形は変えれても、人が変わるにはもっと長い時間が必要なようで ・・・
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上海ガニのふるさと

2009-11-10 00:13:25 | お出かけ:中国
先週の土曜日、
日帰りバスツアーで上海ガニのふるさと 陽澄湖 へ行ってきました。
198元(約3000円)で、昼食に上海蟹コースまで付いた格安ツアーです。
出発は朝9時とゆっくりで、家から近くの花園飯店ホテルからスタート。

距離は70kmくらいでさほど遠くなないんだけど、
渋滞に悩まされながらの約3時間走行後、左手に見えてきたのがその湖です。

天気のせいか、写真映えのしない湖       インターを降りた直後のこれは、蟹のイメージ?
 

高速を降りてからほど近い場所に、本日メインとなる蟹店が集まる所があります。
すっごい!!   蟹店ばっかりが  右を見ても左を見ても
 

その中の “蟹世界” なるお店に案内されます。
店の外観 (下左)
    
店の裏側は直に湖と面していて、
通された3階の食事処から見下ろすと、赤い屋根の養殖施設が目に入ります。(上右)


他のツアー客2組と一緒にテーブルを囲み、田舎料理と言われる素朴な料理を楽しんでると、
最後に各自2杯の蟹がメインとしてサーブされます。
 
                            縛られたままで出てきたのは、これが初めてだな。

今まで食べたなかではやはり、ここが一番美味しいと感じましたよ。
産地直送ならぬ、産地の真上で頂く上海ガニだからでしょう。
濃厚な味です。

料理の中には、ちと日本人には抵抗を感じる物もありましたけどね。
あまりお勧めはしないけど、見てみたいという方は 『こちら』 を




その後、今回のツアーはおまけのように青浦(チンプー)にあるアウトレットがついており、食事の後はそちらまで移動。

造りは日本のそれと似てますが・・・なんか品揃えがそそりません。

しかも日本より値段が高いので、購買意欲がわきませんねぇ。  見ただけで終わり。





帰路も渋滞に悩まされながら
(バスのフロントガラス越し映像)

それでも19時には出発点の花園飯店に帰り着くことができました。



口直しというのも変だけど、夕食はそのホテルの30階にある鉄板焼きのお店としました。
板さんも店員も片言ながら日本語での対応で、気楽に快適な今日の〆です。
 
店内の様子                      窓から見る夜景とガラスに映り込む店内


こんな感じで、そこそこ良い週末でした。
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旬のもの

2009-11-08 15:30:58 | 上海日常
一年中全ての食材が手に入り季節感が薄れてきた日本と違い、
ここ中国では“旬”というものが明確に残っている。

10月からその旬に入ったもの それはご存じ 「上海ガニ」
今月後半には日本からのお客様が見えるので、下見がてら3軒のレストランを回ってみました。


<図安蟹味館>

Noriん家からとても近い上海図書館の裏にある蟹専門レストランです。
これがNoriにとって上海ガニ初体験!

600元のコースを頼んでみました。
♂♀それぞれ一杯づつ出てくるメニューです。

先ずは蟹味噌を使った料理がサーブされ、形式はは中華料理独特に ドドーッと皿が並びます。
これらの料理は食べるのに苦労することもなく、濃厚な蟹味噌味で いけます(下左)
そいつらを美味しく片づけたころ、いよいよ蟹本体のお出まし。
    
ここのお店は茹で上がったものを一旦見せてくれて(上中央)
ウェイトレスがテーブルで蟹を分解してくれるから、不精なNoriに向いてます(上右)

解体された蟹は元の形に戻されて客の前に。   甲羅を開けると、ミソがたっぷりですよ♪
 

♂はミソがウマい。 ♀は卵がウマい。 これが上海ガニか~

しかし小さな蟹だから、ミソ以外は食べるのが面倒。
細い脚にも身はあるんだけど ・・・ ん~  あきらめたーっと。



<方亮蟹宴 虹橋迎賓館店>
虹橋(ホンチャオ)迎賓館ホテルの敷地内にある蟹専門店です。

600元のコースに+200元すると大きな蟹が出されるということで、それにしてみました。

この店のサーブ形式は一皿一皿出されるので、Noriとしてはこちらが快適。
美味しいんだけど、一品一品の見栄えが地味なのがちょっと残念ですが・・・
 

多人数だと個室に通されるようだが、
二人用のテーブルはまるで通路のような場所にセッティングされていて、
・・・これはマイナスポイントだね。
 
        出てきた蟹は確かに大きく立派なものでした。  これくらいでかいと、食べやすい。

迫力のアップにしてみましょう。           立ち上がってきそうです  \(--;)
 




<園苑> YuanYuan
上海にチェーン展開する中華料理レストランです。
家から徒歩10分程度の興国路にある支店に行ってみました。

上記2店は蟹専門店ですが、ここは総合的なな中華レストラン。
店内の雰囲気は今回の3店中一番いいと言えるでしょう。

アラカルトで注文してみました。

ここでも果敢に小ぶりな上海ガニと真剣な表情で格闘するKazu。
 

実を言うとNoriはそろそろ、食べるのが面倒な上海ガニに飽きてきてました。
だから上右写真の鳥の塩蒸などを頼んでみた。
鳥の塩蒸は結構お気に入りの料理なんだけど、他店で出されるのは骨付きのぶつ切りで食べにくいもの。
ところがここは、骨を外して身を解し、外観は皮をかぶせてぶつ切り状態を再現!
とても食べやすく、手の込んだお客様視点での気づかいがポイント高いです。




止めはこれ  蟹は蟹でも
海の蟹を紹興酒に浸けた
通称 “酔っぱらいガニ”

これは中華料理の中で、
最も好みの一品です。

たっぷりの卵はトローリと
口の中で溶けるよう♪
身もまたトロトロで、
絶品と言えるでしょう。

超お勧めの一品です。




さて、以上3店のご紹介でした。

ところで 「上海ガニ」 と呼ばれるのは、上海の西約70kmにある陽澄湖で捕れたもののみを言うらしい。
そこの蟹は産地を証明するタグを付けて出荷される。 まるで関アジ関サバみたいですね。
一店目の図安蟹味館はそこに専用の養殖施設を持ち、直に入れているらしい。


実はその陽澄湖に、昨日行ってきました♪
その様子は、また後日。
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杭州こぼれ話

2009-11-04 01:21:11 | お出かけ:中国
先日の杭州観光編で触れなかったこぼれ話を、いくつか書いときましょう。


<街並み編>
先ず驚いたのが 「杭州市って結構都会だな」 ってこと。
もっと小さな観光で成り立っているような街を想像してたんだけど、どうしてどうして。
ビル群も意外だったけど、 幹線路には街路樹が多く 綺麗な印象の街並みです。
 
都会すぎるせいで、高速を降りてから観光地まで行くのに渋滞で時間がかかりましたけどね。



<昼食編>
昼食はツアーにパックされていて、あるホテルのレストランで摂りました。
ここでも日本語ができるウェイトレスの対応があり、驚いたところです。
が、写真中央の川魚料理は生臭くって・・・食べれません・・・

それよりも、注目は左の内にある物体。

「これは梅干し。 そのまま食べてもお茶や紹興酒にいれてもいいですよ。 サービスです」
と にこやかにウェイトレスが出してくれたもの。
「ほほう、中国でもサービスというものが定着してきたのかな」 と思ったのだが・・・

食事が終わり近くになったころ、またまた登場のウェイトレス嬢
「先ほどの梅干し、美味しかったですか。
 今なら普段5袋1000円を、7袋1000円ですよ、いかがですか?」

なるほど・・・そういうことね (-_- )
中国に無償のサービスがあると一瞬でも思ったなんて、俺もまだまだ甘いな。

「10袋1000円にしてくれたら買うよ」 と反撃にでるNori
ウェイトレス 「ん~ちょっと・・・相談してきます」 と渋る様子を一応見せながら奥に下がり、
すぐに戻ってきたときに手には梅干し10袋が入ったレジ袋が握られたいた。

この様子ならもっと値切れたな、失敗失敗。


半分は帰りに寄った行きつけの居酒屋で、「お土産だよ」 と配ってきました。




<六和塔編>
六和塔は平面的には8角形をしており、外に面する部分はグルリと回廊になっている。

=断面図=


上図の黄色い破線で囲った部分の写真が これ


一目瞭然でしょう、床が傾いています。 それもかなりの量で・・・
更によく見ると、床に接する左壁の下部には亀裂が走っています。
このままでは塔の崩壊は、さほど先ではなさそお・・・

そんな心配より先に、
「こんな塔に金とって人を入れて いいのかあ?」



<車編>
今回チャーターした車は金杯という中国企業製です。

ご覧のとおり、 そっくりそのまんま トヨタのハイエースぅ
いいのか これで ?


「金杯」 とはとてもおめでたそうな企業名ですが、
中国読みでは 「ジンベイ」

「ジンベイ」 からNoriが連想するのは        こいつらです
     




以上、杭州こぼれ話でした。
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杭州日帰り旅行

2009-11-02 00:11:52 | お出かけ:中国
上海の南西約180kmに杭州市という観光地があります。
Kazuが車とガイドを手配してくれたので、先週末の土曜日に行ってきました。


観光パンフからのパクリは今回も青字で表示してます。
それでは回った順番に ご紹介しましょう。


= 霊隠山 =
杭州市街の西、霊隠山の麓に位置する霊隠寺は、禅宗十刹の一つである。インドの僧慧理によって326年に開山された。慧理が杭州の山々を見たとき、「ここは仙霊が隠れているところだ」と言ったことから霊隠寺と名づけられたといわれている。全盛期の五代呉越国時代には数千人の僧侶が修行していたが、度重なる戦火のため現存するものは清代末期に再建されたものである。南側にある石灰岩でできた岩山には、五代呉越国時代から元の時代にかけて彫られた338体の石仏がある。中でも青林洞の西岩壁上座像は951年に建てられたもので、非常に貴重な仏像として有名である。

 
中国でのセット旅行では必ず組み込まれるお寺の見学です。
左が入口。 最初は雲隠(くもがくれ)と読んでしまいましたが、霊 (れい)でしたね(^^;)
右は紹介文にある石仏で、古いもののようです。

 
本殿はデカイよ~                  中では僧侶たちの賑やかな読経が響いてました。




= 中国茶葉博物館 =
次は茶畑の中に建つ茶葉博物館。 杭州はお茶の名産地らしい。

杭州は全国でも有数の茶の産地で、中国茶葉博物館はこれらの要求を満たすことのできる国家クラスの茶専門博物館。茶史、銘茶、茶具、茶事、茶風俗の5つのテーマの展示ホールがある。茶の歴史、発展、生産技術、文化、栽培法、製法、作法などが詳細に展示されている。各種の茶芸、茶礼を学ぶことも可能。中国茶葉博物館は中国唯一の茶をテーマにした博物館で、杭州西湖の西側の龍井郷にあり、館舎は江南特徴を持つ幾つかの建築物から成り、陳列楼、大衆茶館、風俗茶苑、国際平和茶文化交流館と多目的ホールが含まれる。

 
上左が茶館の外観。
そこを入ると茶器やお茶の歴史の資料が展示されているエリアが続き、興味深く通り過ぎる。
そして小さな部屋に通されて、数種類のお茶を振舞われる(上右)

ここでビックリしたのは、スタッフが日本語を話すこと。
上右写真の試飲では全て日本語で説明してくれました。
日本人の観光客が多いのか、これからの観光増を期待しているのか、
いずれにしろ 意欲を感じます。



= 西湖 =
昼食を挟んで向かったのは、この地でメインの観光スポットです。

杭州市の西側に位置する西湖は中国十大美景の一つである。湖水面積約5.6平方キロメートル、周囲約15キロ、水深約2.8キロと中国では決して大きくはない湖だが、数多くの景勝地を持つ。見所は、断橋残雪・平湖秋月・柳浪聞蔦・三潭印月・曲院風荷・蘇堤春暁・南屏晩鐘・双峰挿雲・雪峰夕照・花港観魚の十名所がある。船での遊覧もできる。曲院風荷は蓮の花で有名な広々とした公園である。その隣には、こじんまりとした美しい江南様式の庭、郭荘がある。庭の奥からは西湖を一望できる。

 
ビル群が隣接する湖って、そんなにありませんよね。
しかし実を言うと、写真ほど水の綺麗さはありません。 どちらかと言うと・・・茶色い・・・
(左下が実際の色に近いかと)

 
左写真は湖中の小島。
右写真のような手漕ぎの小舟に揺られ、それなりの雰囲気は楽しめました。




= 六和塔 =
今回最後のスポットで、かなりの重量感を与える巨大な塔です。

杭州市の南を流れる銭塘江のそばに立つ高さ60㍍の塔。北宋時代に銭塘江の高波を鎮めるために作ったの祈念塔は木とレンガを材料に八角七層ですが外から十三層に見えるのはなかなか面白い。塔内は草花、人物、鳥、虫、魚などの彫刻もある。塔頂の灯はかつて灯台の役目を果たした。南宋の再建以来、何回も修理されたことがあったが、当時の風格が十分に伝えられている。 塔の最上階まで登ると銭塘江が一望できる。中国ならではの江南風景の眺めは非常に良い。

入場券を買い塔に続く石段を登り始めると、当時の装束が迎えてくれた。


石段を登りつめると、ドドーンとそび建つ巨塔が視界に飛び込む。
 
塔内部の階段はとてつもなく急傾斜で、バルセロナのサグラダファミリアを彷彿させる雰囲気があります。

最上階からの眺めはいいですよ。
 

上右写真に見える橋の解説は、こちら
銭塘江を南北にまたぐこの銭塘江大橋は、滬杭甬、浙鉄道につながる交通の要である。1934年8月8日に建設が始まり、1937年9月26日に完成した。わが国が始めて独自に設計、建築した近代的大橋であり、わが国の有名橋梁建築家茅以昇が設計建築を取り仕切った、初めての鉄道、公道両用の二層橋梁である。橋全体は15トン、16穴、下層線路橋は全長1322.1メートル、単線、上層公道橋は全長1453メートル、幅6.1メートルである。建国後数回の修築を行った。六和塔の上から銭塘江大橋を俯瞰すると、まるで川にかかる虹のように壮麗なさまが、ありありと目に映る。

“虹のような壮麗さ” とは  いい加減にしろ  すこし言い過ぎでしょう


誇大な表現は置いといて、この橋の下を流れる河はすごいらしい。

銭塘江は杭州から東北の方向へ45キロ、海寧の塩官鎮に位置する。銭塘江の潮は、「海寧の潮」あるいは「浙江の潮」ともいわれ、毎年の中秋の頃に潮が満ちてくる時には、満ち潮を見にくる人が昼も夜も後を絶たず、天下の奇観といわれてきた。銭塘江には潮を見るスポットが3ヵ所ある。南宋の頃から、潮の逆流を見ることが盛んになった。旧暦の7月~8月の間の「秋分」の前後は潮の落差が大きく、しかも、この時期は台風の季節でもあり、銭塘江の流量も比較的多く、河川に海が流れ込み、天下唯一の奇観といわれる銭塘江の逆流が起こる。

こんな光景らしい  (ネットで拾ってきた画像です)





こんな感じで、日帰り旅行は終了
暑くもなく寒くもなく、快適なお出かけでした
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