どこでもそうだけど、地名の読みは難しい。
熊本の社宅近くにも
八景水谷 ハケノミヤ
山伏塚 ヤンボシヅカ
四方寄 ヨモギ
そして熊本では 原 を バル と読む。
田原坂 タバルザカ
長者原 チョウジャバル
南原 ミナミバル
てな具合に
「〇〇ハラ」や「〇〇バラ」と発音すると「〇〇バルだけん」と言われる度に ちと イラッ とする。
でも先日自転車でブラブラしてたときに見かけたこの地名は、「いいな~」と思った。
なごみ
どこでもそうだけど、地名の読みは難しい。
熊本の社宅近くにも
八景水谷 ハケノミヤ
山伏塚 ヤンボシヅカ
四方寄 ヨモギ
そして熊本では 原 を バル と読む。
田原坂 タバルザカ
長者原 チョウジャバル
南原 ミナミバル
てな具合に
「〇〇ハラ」や「〇〇バラ」と発音すると「〇〇バルだけん」と言われる度に ちと イラッ とする。
でも先日自転車でブラブラしてたときに見かけたこの地名は、「いいな~」と思った。
なごみ
今日は屋久島最終日となり、16時の便で離島予定。
なので午前中に、白谷雲水峡の半日トレッキングをお願いしている。
宿出発は8時と、普通の時間が嬉しいね。
しかも登山口まで車で行けるんで 楽チン♪
先ずはガイドのコース説明から。
もののけ姫の雰囲気たっぷりの素敵な森だから、言葉少なに写真を貼っておきます。
キリン
ちょっと登場
王蟲(オーム)
岩の表面にコケが付き、そこに樹が生えている
くぐり杉
潜りながら願い事をすると叶うそうな。
でも多くの人が通るので 「小さな願い事にしといて」 とガイドが言う。
なので 「前後賞でいいから」 と、頼んどいた。
この辺りから 苔むす森 に入っていく
ここが本日の最終地点
下りながら ここでも鹿
そして屋久島でのベストショット
なんとも、生命力を感じさせる美しい森でした。
往復約10kmで、さほどの勾配もなく、廻りを見渡しながら歩けるのでストレスがない。
ここならまた来てもいいかな。
今回は時間の都合で行けなかった太鼓岩がまだ先にあり、そこはもっといいらしいからね。
さて、これで屋久島編は終了。
最後の買い物で、木霊を一人連れて帰ったよ。
昨日の修行でパキパキの身体を、なんとか布団から引きはがす。
そして一歩毎に 「ウクッ」 とつぶやきながら階下の食堂へ。
こうして屋久島の3日目は始まった。
9時に予約していたレンタカーをピックアップし、今日は島内のお気軽観光。
宮之浦から時計回りに、先ずは近い枕状溶岩を見に行く。
これが太平洋の海底から移動して来たことを知らなければ、極フツ~の光景だね。
意味なしショット
お次は 猿川ガジュマル自生地
県道沿いに車寄せのスペースがあり、藪の中に入るような狭い獣道を5分ほど入った先にある。
うっかりしてなくとも見落としそうだった。
100㎡に渡るらしいが、まあチラリと見とけばいいでしょう。
出発が遅くてもう昼時。
屋久島ヴィータキッチンというレストランで昼食とした。
ここは美味しかったな。
オーナーが素材にこだわり、その味を生かした料理はお勧めだよ。
お腹が満足したところで、またまた近場にある 千尋の滝
←望遠で撮影
千と千尋の神隠し の名はここからか?
でも読み方は 「せんぴろ」
一尋は人が両手を横に伸ばした長さで、千人分の幅があるとの意味が名の由来らしい。
増水時は左の斜面まで水が流れるので結構な幅になるのだろうが、展望台から遠いので迫力は感じられない。
滝続きに、南西部にある 大川の滝 まで一気に走ってみた。
ここはすごいな!
滝壺の近くまで行けるので迫力があり、舞い上がるミストでクールダウンができる。
この名も一筋縄では読めない おおこのたき
ここから先の西部林道はレンタカー屋が通って欲しくないようなこと言ってたので、逆方向に引き返し。
海岸ではちょうど引き潮だったので、タイドプールができてた。
子供を遊ばせるには最適だね。
お次は フルーツガーデン
一人500円の入園料を払うと、先ずこんな果物が供される。
←2人分の量
濃厚な甘さはやはり、南国の味だね。
そして園内をガイドがついて案内してくれる。
入園料からして、充分だね。
次に 回廊パーク黒崎公園 なる処にトイレがあるらしいので寄ってみたところ、まだ公園としては整備の途中。
確かにトイレはあったが。
公園の先まで行ってみたら
そして南国といったら この花だよね
その後お土産や自分達の買い物なんかして、この日は無事に終了。
今回の屋久島のメインはもちろん 縄文杉 だ。
ガイドを頼んでのツアーだが、宿への迎えは朝の4時 (゜゜;)
3時に寝ることはよくあっても、起きることは長い人生の中でも極まれだろう。
ガイドの車で先ずは屋久杉自然館へ向かう。
春から秋のハイシーズン中は自家用車はここまでで、登山口へはバスが往復している。
もう既にバス待ちの人がいっぱい
ツアーの持参品の中に朝食が指定されていたが、ここで食べるように とのガイドの指示。
こんな状態で、しかもバスが着く度に列を移動しながら食わなければならないので、無理してでも出発前に摂っておくべきでしょう。
やっとバスに乗れても、これがまた大変。
曲がりくねった山道をグリングリンと進む30分は、酔わないように必死で前を向く。
さて、荒川登山口に着いた。
当然だが まだ元気
そして今日の行程
それでは行きましょうか と、6:15 にトロッコ道に沿って歩き始めた。
程なくこのコース唯一のトンネル
帰りはなかなかこのトンネルが見えてこないらしい。
トロッコの機関車が道脇に放置され、朽ちるに任せられていた。
山の斜面に刻まれたトロッコ道は水が横切る部分がちらほらあり、このように頭上を通す仕掛けもある。
今回のツアーは Nori & Kazu 以外に女性の二人連れと和歌山からのご夫婦で、総勢6人。
他メンバーに合わせてかとてもスローなペースと、不均等に敷かれた枕木がフラストレーションを与えてくれる。
時々開ける右手には沢や山が遠望できる。
そして最初の屋久杉
樹齢1000年を越えないと屋久杉とは呼ばないらしく、それに値する充分な大木だ が
帰路ではこいつが小さく見えるそうな。
手摺のない細い橋が所々現れる
踏み外したら 「あ 痛て」 じゃあ済まないだろうな。
だんだんと雰囲気の良いスポットが見られるようになってくる。
小杉谷橋上からのこの風景は、もののけ姫のアシタカとサンが出会ったシーンのイメージとなった処らしい。
小杉谷橋の先には林業が盛んだったころの小杉集落跡。
最盛期には500人を超える住民と小中学校を備えていた集落だが、今は平地を残すのみ。
この少し先には休憩所と、またその先にはトイレがある。
小杉谷橋からはトロッコの線路間に木道が敷かれ、歩きやすくなる。
右手に三代杉
1代目が2000年生き、その倒木上に2代目が1000年。
3代目はまだ500年しか経っていないとのこと。
森の中を行く ダイダラボッチ
屋久鹿をよく見かける
警戒心がないことは、この島で生態系の頂点にいるからとのこと。
こんな処に木霊が (^^)
仁王杉 阿形
寺の山門に居る仁王像のような形相から、こう名づけられたらしい。
この辺りから雨が降り始めたが、足場が良いので傘でしのぎながら歩く。
そして大株歩道入口
←ストリートビュー
ここが最後のトイレ。
ここまで8kmを歩いてきたが、この先が本番となる。
雨は強まってきた。
ここからは傘を差しては乗り切れないので、着たくはないがカッパを装着。
さて、入口はいきなり これだよ
←ストリートビュー
そして これだ
←ストリートビュー
外からは雨、内側からは汗、ムレムレで不快指数200%
カメラを出す気にもなれなかったので、ストリートビューの画像で失礼。
程なくウィルソン株へ到着
湿気で髪がペッタリだ
樹齢3000年のこの株は、豊臣秀吉が方向寺建設の際1586年に切り倒されて献上されたという謂れがある。
内部は結構広く、10畳ほど。
そこで Kazu が何やら、嬉しそうに見上げてますね。
それは これ
特定の位置からしかハートには見えないけど、なんか楽しいね ♪
下にも小さなハートがあるし ♪♪
ここまで6人のパーティーだったが、一人脱落して5人となった。
勇気をもってのリタイアは、この後の行程を見ると 正解だっただろう。
そして残ったメンバーはまた 登る
地獄の3丁目と呼ばれる3か所の急な階段が連なる
大王杉 樹齢3000年
縄文杉が発見されるまでは屋久島最高の杉だった。
ここから世界遺産の区域に入る
夫婦杉
二本の杉が枝で繋がっており、まるで手を取り合っているように見える。
中央;妻2000歳 右;夫1500歳 年の差婚だな
途中で昼食を挟みながらも、また歩く。
辛い。 この辛さは富士山に匹敵する 。
無言で登り続けている と
あいつか !!
圧倒されるような、それでいて優しく歓迎されているような、なんとも不思議な雰囲気に包まれた。
「縄文杉に呼ばれた者だけが縄文杉に会える」 と言う。
どうやら呼んでくれていたようだ。
名の由来は縄文時代から生きているからとも、その燃え上がる炎のような姿が縄文式土器を連想させるからとも言われている。
2000年代から7000年代と樹齢は確定されていないが、いずれにしろNoriの人生などほんの一瞬。
その長い樹生でいったい何を見てきたのだろう、 この樹は。
会えて 良かった
←バカップル (^^;)
ここに来て憂鬱な雨は上がってくれた。
静かな感動の後は また ・・・
長~い下りが待っている
大株歩道入口までのガレ場や階段も辛いが、淡々とした木道もまた 辛い
既に痛みを訴え続ける脚での黙々とした歩きは、まるで修行のようだ。
そして木道が途絶えて再び枕木の上を下るころは
←振り返っての撮影
修行が苦行へ、そして拷問に
「なんでも喋るから、もう止めてくれ~」
縄文杉から 「もういいよ」 とお許しが出たのは、出発から11時間30分後。
「またおいで」 とも言われた気がしたが、答えはあいまいに別れを告げた。
8月10日(日)
熊本駅から九州新幹線 さくら で出発。
のぞみ に代表されるN700系の進化型という車体は かっこいい。
車内は2列+2列の座席レイアウトで広く、椅子も大きくて快適だ。
僅か50分で鹿児島に到着するが、もっと乗っていたい気分だったな。
鹿児島駅からは150円と安いバスで高速船乗り場まで15分ほど。
昨日までは台風11号の影響で欠航していたが、「条件付き」ながら今日は出航するらしい。
ラッキー!! やっぱ俺って 運がいいわ。
高速船はトッピーとロケットの2種類あるが、今回はロケット。
ちなみにトッピーとは屋久島の方言でトビウオのことらしい。
全席指定の座席につくと、なにやら仰々しい注意書きが。
シートベルト着用、携帯使用禁止、全面禁煙、と 飛行機並だ。
甲板もなく外に出ることはできない。
この船はジェットフォイルで、水中翼で船体を浮かせてジェットエンジンで航行する。
いよいよ出航するときに ググッ と浮く感じを期待してたんだけど、残念ながら分からなかったよ。
エンジン音は船とは思えなく飛行機のようで、80kmの巡航速度を誇る。
台風の余波で海面は荒れ気味だったけど、さほど揺れを感じさせないのは 流石だ。
途中で種子島に寄る便だったが、2時間40分で屋久島着。 速いな。
安房港に着いたが今回の宿は宮之浦と、ちと離れてる。
1時間に1本のバスにうまい具合にに当たり、30分ほど海沿いの景色を楽しんでると、今回の宿 民宿たけすぎ に到着。
たらたらとしてたらもう3時を回ってしまったので、町内を少々散策して本日は終了。
宿の料理はなかなか良かったよ。
「屋久島って どんなところ?」という方のために、下に説明文を張っておきます。
1993年に世界遺産に登録された屋久島は、樹齢7200年といわれる縄文杉をはじめとする屋久杉でも有名な自然遺産の島です。九州最南端の佐多岬から南南西に60キロほどの位置に浮かぶ周囲約130kmのほぼ円形(東西約28Km南北約24Km)の島で、面積は約500平方キロ、日本では7番目に大きな島ですが日本の面積の1000分の1(東京23区ほど)しかありません(車で島一周するとだいたい2時間ぐらい)。その小さな屋久島に、九州最高峰の宮之浦岳(1935m)をはじめ1000メートルを超す山々が46座もあり(うち1500メートルを超す峰は20座、九州の高峰の上位7位までがこの島に集中しています)、「洋上のアルプス」とも呼ばれています。
この地形がおりなす気候には、実に亜熱帯から亜寒帯までが含まれ、九州から北海道の気候が一つの島で見られるということになります。そして、島の90%を占める神秘的な森や特異な生態系に1500種、日本の植物種の7割以上の植物種がひしめきあい、さらに固有種(世界で屋久島だけに自生する固有の植物)が*約40種、屋久島を南限とする植物が約140種、北限とする植物が約20種も見られるという特性から「東洋のガラパゴス」とも呼ばれています。
夏の休みは屋久島に行く予定で10日発の手配をしてるけど、台風接近でどうなることやら?
折角それ用の新しいトレッキングシューズを買ったというのに ・・・
屋久島のお目当ては縄文杉なんだが、往復10時間も歩くらしい。
それに一度も履いてない靴でトライするのは無謀と、先週末に自宅の周りを歩いてみた。
雨だったから こんな格好で
まるで工事のオッサンだな
ここらでは歩くコースに事欠かず、家から10分でこんな山里風景に達する。
ところで先月の暗くなってからの帰宅時に、この辺りでイノシシっぽい動物の2頭連れを見かけた。
でも車で通り過ぎながらヘッドライトでチラ見なので半信半疑だったけど
やっぱ 居るんだ
ここは熊本市北区
住民票なんかの手続きは 市役所 じゃなく 区役所 に行く地域なんだけど ねぇ
いよいよ スタートーーーお!!
嘘です
上はマジクラスのスタートで、このころ Nori は全く緊張感のない顔してました。
それでも初挑戦の身分をわきまえて、スタート位置は奥ゆかしくアウト側後方に陣取る。
(右から5人目のノースリーブ)
On your mark(ヨーイ)の声を聞けばピシッと筋が通るかな、と思いきや、その声なしに フワァーン♪ とスタートのホーンが鳴らされた。
「あれ、 始めていいの?」と、海水浴みたいな気分でジャブジャブと入水。
もちっと気持ちを張り詰めたほうがいいのかもしれないけど、耐久レースでは緊張しようがないんだよ ねぇ。
Swimコースは沖に真っ直ぐ370m出て、ブイで左に曲がり10m、更に左に曲がり370m泳ぎスタート地点。
これを2周する設定だ。
水の透明度は2~3m程度とあまりよくないので、周りの選手の位置が水中からは確認し辛い。
頭の中でターン地点のブイを頂点とする直角三角形をコース上に描き、その斜辺に沿って集団の外側を泳ぐ作戦だったが、
いくらもいかないうちに前後左右を選手で埋められてしまった。
しょうがないから頻繁にヘッドアップし、隙間を見つけては滑り込むことを繰り返す。
そうこうしてたら200m地点くらいで左手が コツン と、選手ではない何か硬い物にぶつかった。
「あれっ?」と見ると、コースロープのブイだ。
いつのまにか最もイン側についていたようだ。 「これはしめた」と、そこからはひたすらロープ沿いを泳ぐ。
息継ぎを左右両方できるように練習していたので、ロープが傍にあれば進行方向を確認するヘッドアップの必要がなくなり楽だ。
ターン地点で折り返して岸を目指していると、3分前にスタートした組からちぎれてきた選手にチラホラ出くわすようになる。
更に進むと、今度は3分後にスタートした組が追いついてきた。
ゴール地点に戻り一旦上陸し、小走りに2周目へ向かうときにチラリと時計を見ると17分前後。
「20分くらいかかるかなぁ」と予測していたが、意外といけてるみたいだ。
2周目もひたすらコースロープ沿いから離れず最短コースを泳ぐ。
このあたりから後方からの追い上げがガンガン迫ってくる。
2周目を折り返して後半になると、もう大変。
前の組に追いつき、後ろからは追いつかれ、スピードの違う多人数でのカオス状態。
やりたくもないバトルに巻き込まれたり、しかたなく仕掛けたりしながらフィニッシュ地点を目指す。
ところでこのあたりになると、全く自信を持ててなかったスイムに妙な自身が沸いてきた。
「俺って そんなに遅くないじゃん」
事実上がってみると、タイムはプールで練習していた最速記録よりも早い。
レース後に集計してみると、全体平均より1分遅いだけ。
これくらいの差なら来年は平均以上にいけることは確実だな。
やっぱ 「本番に強い子」 だよ、俺は !
(実はウエットスーツと海水の浮力のおかげだけど ねぇ)
陸に上がって小走りしながら背中のファスナーを下ろすのにテコズっていたら、スッ とスタッフの方が寄ってきて下ろしてくれた。
後方からだったので顔の確認ができなかったけど 「ありがとうございました とても助かりました」
でもルール的には、どうなのかな? 多分あの人との察しはついているのだが。
Swimのゴールとトランジットの間にはシャワーが設置されている。
ちと迷ったが、ここでウエットを全部脱いでしまうことにした。
海水の滴る身体でBikeに乗りたくなかったからねぇ。
コース脇に座り込んで練習したように脱ぐが、練習時にはなかった右足首の計測用アンクルバンドが邪魔をするぅ。
レース中とは思えないほどゆっくりとシャワーを浴びて、次はBikeパート。
ガラガラのトランジットエリアを予想していたが、結構な数のBikeが残っていた。
あたふたとチェンジし乗車地点にBikeを押して向かうが、狭いトランジットの通路は思うように通れない。
まあここはあせらず 落ち着いて っと。
Bikeのスタート直後は 500m/7% 程度の坂だが、まだ動き出したばかりの脚には問題ない。
体力温存の目的で座ったまま軽いギアで乗り切ろうと思っていたが、自然に重いギアでダンシングしていた。
一つ目の坂を越えるとコースは海沿いとなり、快適な疾走となる。
何よりも沿道からの声援が嬉しいね。
そしてこのコースはなんてったって、景色が最高!!
←前日下見時の撮影
コース上にいくつかのアップダウンはあるが、ほぼフラットコースと言ってもいいだろう。
その中でも坂⑥は橋になっていてちょっと急だが、距離が短いのでそれほど苦しまなくてすむ。
しかし⑥から折返し点まではずっと向かい風だったので、こいつはボディーブローのように効いてきた。
(相変わらずナマッ白い身体してんなぁ 腹は黒いんだが)
折返し点でメーターを確認すると平均速度26km/h と、ちと情けない数字だな。
でも往路の向かい風は復路の追い風♪ 回してくよ~
相変わらず嬉しい応援を沿道から頂き、抜かれつ・抜かれつ・抜きつ しながら快走(←自分的)し、また最後に①の坂に戻ってくる。
往路側より距離が短い分、斜度がきつい。 300m 10%
そこでも背中を押してくれるのはやっぱり沿道からの多くの声援 「もうちょっとだよ」 「がんばれ~」
ありがたいです。
下りきってのBikeフィニッシュでメーターを見ると、平均時速 29.3km/h の表示。
今年の目標が 30km/h なので、達成まではもう薄皮一枚だな d (^^)
Bike から Run へのトランジットはさほど大変ではない。
Bike をラックに架け、ヘルメットを外し、シューズを履き替えるだけ。
薄雲がかかってきたのでキャップは必要ないと判断してかぶらずにスタート (嘘です 忘れてただけ・・・)
Run のスタート地点で時計を見ると 2時間02分。
「おお、これは全く予想外の トータル3時間切り ができるかもしれない」
なんて浮かれて走り出した直後 ・・・ ドスン と失速 ・・・
自転車の走行風がなくなり身体の熱が下がらず、全身がひどく火照りはじめていた。
とてもスピードが乗せられる状態でなく、また一瞬 「リタイア」 の文字がよぎっていった。
ところが嬉しいことに、Run スタートのすぐ先にはウォーターステーションが設置されている。
今年は真夏の開催なので例年より増設したステーションを、昨日さらに増やしたと説明会で言われてたな。
頭から水をかけてもらい、飲み、スポンジをもらって発熱している身体や太腿を冷やす。
「なんとか続けられそうだ」
ここの Run コースは数箇所のアップダウンがある。
先ずは①の、普段ならさほど気にもならない斜度だけど、これだけでとてもきつく感じる。
←ストリートビュー
走っていても身体が上下してるだけのようで、前に進んでいる気が全くしない。
Run がスタートしてすぐの地点だけど、早くも歩き出す選手をチラホラと見かけるようになる
もうここで3時間切りはスッパリ諦め、「絶対歩かないこと」に目標を変更。
次の坂②は住宅地を抜けて、このコースの最高標高地点へ達する区間。
途中「登りきった!」と思わせるなだらかな部分があるが、その後も一度 クン と登っている。
知らなければ心が折れてたかもしれないので、やはり下見は大事だね。
←ストリートビュー
その後の下りは結構急な直線で、ガラスの膝にかかる負担を心配しながらソロリソロリと下りていく。
←大会サイトより Noriではない
下りきると3kmの看板があり、「まだ3キロかよ」と つい口に出たのを応援のおばちゃん達に聞かれ笑われてしまった。
ここから 6km 地点までは走っていて高度差を感じないフラット区間。
沿道からの応援があちこちからかかり 「アザース」 と余裕のふりして答えながらヨチヨチと・・・
そして数人の子供達とハイタッチ。
コース内には大会側が用意したウォーターステーションがほぼ1kmおきに設置されており、その全てを利用した。
ほとんどがボランティアの方々で、とてもありがたいことだ。
←大会サイトより Noriではない
途中で前を行く選手が水のスポンジを襟首に挟んでるのを見て早速真似させてもらったが、これは中々良かったよ。
公式のウォーターステーション以外に、私設のステーションも2箇所開設されていた。
柄杓で水をかけてくれる人、沿道の自宅からホースでシャワーを浴びせてくれる家。
いずれもお世話になり 「ありがとうございました」
坂③の部分に差し掛かるとまた登りだが、ここはグラフで見るほどの辛さは感じなかった。
が、公園の中を抜ける坂④はかなりの勾配。
←大会サイトより Noriではない
けど坂④の登りから下りきるまでの区間は木々が日差しを遮ってくれてるので、とても助かったよ。
坂④を下りきる直前の左手にトイレがあり、我慢して走ってきた選手にはありがたいだろう。
Nori は必要を感じなかったのでそのまま通過。
7km(残り3km)の表示を見た時点で時計を見ると、2時間50分あたり。
このままでは3時間10分も危なくなってきたので、なけなしの残力を振り絞ってスピードを上げる。
とはいっても多分 9km/hくらい から +0.5km/h くらいの変化だったろうけどね。 気持ち気持ち ゞ(- -;)
平坦な市街地を走り抜けると平成橋で最後の登りが待っているが、これはさほど気にならない。
←ストリートビュー
だって右手の川の先にはもう、ゴールの陸上競技場が見えているんだから。
競技場に入ったときはまるで、マラソン選手が最後にスタジアムに帰ってきたときのような気分。
(マラソンを走ったことはないので、あくまで想像)
そして冷静に、前の選手が切って落としたゴールテープが再び張りなおされるのを待ってゴール。
目標の 「笑顔でゴール」 を達成したよ。
周りからは笑顔に見えなかったかもしれないけど、これは笑顔なんです(断言)
ゴール直後に審判長がガッチリと握手してくれたことが とても嬉しかったな。
こうして初のオリンピックディスタンスを完走。
昨年のスプリントディスタンスとは格段に違う達成感にしばし浸る。
めったにできないことだけど、久しぶりに自分を褒めてあげることができたよ。
当日発表(さすが国際大会 早いな)された公式記録を見ると 3時間07分 340番台/544完走者
下の下 の順位を予想していたから、中の下 の成績ながら正直嬉しい。
とても気持ちよく走れた大会なので来年もまたエントリーし、次は真ん中くらいに上げたいもんだな。
その為にはどこを強化すればいいか? と、種目別の順位を見てみると
3種目とも全~部 340番台 ・・・
よく言えば均等にトレーニングできているということだろうが ・・・ 面白みのない数字だなぁ
体感的には
Swimのパワー、 Bikeのスピード、 Runの登り下り
が不足している項目だろう。
さて、こんな風に書いてくると今年はもう終わりのようだが、Noriの夏はまだまだ終わらないっ
次は8月最終日の 佐賀だよ~
オリンピックディスタンス(以下OD)初挑戦となる天草トライアスロン30回記念大会
エントリーしてからというもの、昨年のスプリントディスタンス初挑戦とは違った圧力を感じていた。
スプリントはさほど練習しなくても完走する自信があったが、ODは そうはいかないだろう。
トレーニング開始は仙骨骨折が完治した4月からと、遅いスタートだった。
それでも4ヶ月近くの準備期間があり順調に練習を重ねてきたが、レース1週間前にまさかの風邪。
当日まで風邪薬を飲んでの挑戦に、やや不安を抱えての天草入りだった。
当大会はレース前日に 選手受付け/開会式/ローカルルール説明会 等がある。
受付やルール説明会を済ませなければ出走できないので、前泊が必須となる。
13:00~17:00 が受付時間で、14:00くらいに天草市民センター着。
選手受付、ヘルメット確認、バイク車検 と、合わせても10分ほどと手際がいい。
さすが30回の開催実績だな。
選手受付ではこんなリストバンドが留められる。
これにはゼッケンナンバーが印字されており、明日の大会終了まで外せない。
こちらはヘルメット&車検場の市民センター中庭
他にすることがない方はこれほど早く来る必要はなく、16時過ぎでも充分かと。
ただ市民センターの駐車場には限りがあるので、そこだけは考慮しといたほうがいいでしょう。
Nori は受付後、コースの下見に向かった。
先ずはスタート地点の本渡海水浴場
会場設定はほぼ終わり、スイムコースのブイ設置中だった。
ここからバイクコースの下見に、車で向かう。
スタート直後にコースは ツン と登っているが、ストリートヴューで見た感じよりも厳しくない。
最初のアップダウンを抜けると、コースは快適に海沿いを北上する。
途中に数箇所のアップダウンはあるが、概ねフラットのスピードコースだね。
一旦スタート地点まで戻って、次はランコース。
こちらは自転車で巡ろうと思っていたが、あまりの暑さにそのまま車で回った。
ランコースは4箇所の登りがあり、最後の種目としてはかなり厳しそうだ。
下見を終わり市民センターに戻ると 16:20
17:00 からは開会式が始まるので微妙な時間だったが、早めの夕食を摂りにカツ丼屋へ入ったのは16:30。
Nori「時間がないんだけど、すぐできますか?」
店員即答 「はい すぐできます」
・・・
Nori 「時間がないんだけど まだ?」 イライラ
店員「もうすぐですぅ」
・・・
16:50 やっと出てきたぁ
市民センターまで5分ほどかかるので、5分でスペシャルカツ丼をかっ込んだ。
味が分かるわけもなく、口の中は火傷ぉ
あわてて駆け戻った市民センターホールだけど、結果はさほど急ぐ必要もなかった。
開会式にお偉いさん達の同じような内容の挨拶が続き、ゲストや有力選手紹介を含め30分。
この間は無駄とは言わないけど、パスしてもよかったな。
開会式後に入室すると座る席はなくなってしまうけど、その後のローカルルール説明だけ聞けば目的は果たせる。
来年はそうしようかな。
ローカルルールを説明する審判長は、熊本で自転車のお世話になっている自転車店サイクリストの方だった。
さて今日のイベントは全て終了し、宿に向かう。
手配が遅かったため、少々離れた天草島の北端にある民宿泉しか取れていない。
宿近くのコンビに寄ると、そこには今回のサポーター Kazu,つき様、タロリンが丁度出てきた。
彼女らは本日天草観光とイルカウォッチングなどを楽しんできたらしい。
その後いつもの部屋飲みモードに突入し、21時に寝ようと目論んでいたが23時前になってしまった。
まあこれくらいのズレは想定範囲内かと。
zzzzzzzzzzzzzzz(- -)
翌朝 4:30 起床
サプリメント(風邪薬)を飲み、5:30 に宿を出て、15kmほど離れた会場に向かう。
車のテレビは最高気温33℃の予報を流し、「屋外での運動は禁止」 だって。
「そんなこと言われても なぁ」
昨日下見しておいた本渡中学校の駐車場着が 6時前。
天草はスタート地点に駐車場がなく、市内のいくつかの駐車場が指定されているが、ここは空いてる上に近いのでお勧め。
駐車場からは昨日受付でもらったトランジットバッグに用品を入れ、バイクでスタート地点に向かう。
アップにもならない短い距離で会場着は6:50。
トランジットエリアに入った途端、審判長にバッタリと出会った。
「おはようございます」
熊本ではまだ知人が少ないので、こんなところで知ってる人に出会うと安心するね。
まだラックにはあまりバイクがかかってないので、も少し遅くてもよかったかもしれない。
セッティングも程なく終わり、軽くランのアップがてら右側の堤防の先まで走ってみた。
海は穏やかで風も無く、暑さを除けば絶好のレース日和だ。
このあたりでトイレも済ませて、ほぼ万全の体制。
トイレだけど、スタート地点の近くに仮設がいくつか設置されているが、こちらは男女兼用で長蛇の列。
堤防先端には数は少ないがトイレがあり、こちらは空いている。
男子用の個室は二つのうちの一つが故障中なので2~3人の待ちはあるが、小なら待たずに足せるので、ちょっと遠いけどこちらがお勧めだよ。
8時にはトランジットエリアがクローズになるので、その前に一旦戻って設定の最終チェック。
昨年失敗したサイクルメーターの電源を忘れずにONし、バイクシューズのベルトを開放し、準備万端。
その後フィニッシュ地点で受け取る荷物を預け、計測用のアンクルバンドを受け取り、おもむろにウェットスーツを着込みスイムのアップ。
アップ中に顔に チクリ ときた (>_<)
どうやらもうクラゲが出ているようなので、さほど泳がずに水から上がる。
後はタラタラとスタートを待つだけ。
ここでやっと本日のサポーター3人が会場に到着。
写真撮ったりしばしふざけたり、相変わらず緊張感ゼロのスタート前だ。
さて <スタートまで編> はここまで
<レース編>は また後日