ワクチン接種から4時間経過した。接種した左上腕周囲がやや熱っぽく、なんとなく鈍痛を感じるものの、今のところ日常生活に支障はなさそうだ。うまれて初めて、というか小学低学年のBCGワクチン接種以来の集団接種である。人生においてインフルエンザには40代以降に2度ほど罹ったがワクチンは「5000円を出して大嫌いな注射をうたれるなんてイヤだ。」という理由で、接種した経験がない。
が、これだけ騒がれて、死者も重症者も後遺症者も出しているコロナパンディミック。世界中規模では一つの大戦真っただ中にいるといっていいくらい370万人以上(太平洋戦争のニホンジン犠牲者くらいか)がすでに犠牲となっており、まだ先が見えない。
このような事態なのだから、注射嫌いのオイラでもワクチンを受ける気にはなったのだが、先月末の電話予約からはじまって100万都市の大接種会場でのワクチン接種がこんなにスムースに行くとは思っていなかった。今日は、予約時刻の15分前に会場に着いたら、大量のスタッフによる誘導、案内、受付、予診、接種という流れに導かれ、打った後の15分の待機時間をへて会場を後にしたのは予約時間から20分後、つまりわずか35分程度で第1回接種を終了したのだ。接種会場での渋滞防止、さすが大学病院の頭のいいヒトが考えた仕組みなのだろう。偉かった、ありがとう。
筋肉注射というのも、健診で血を抜かれるよりは「チクリ」のレベルが低く、「蚊に刺される程度」だったので安心した。そして、関係者の方々皆親切だった。医療関係者もアルバイトのヒトビトも不思議なほどやさしかった。この国は、まだまだ老いたる者にやさしいなと感じた。
このように、第1回ワクチン接種の日は安らかに終わろうとしているが、果たして常習飲酒者たるオイラのからだが、その中和抗体とやらを普通のヒトビトと同じように作ってくれるかだ。ファイザー製を調べた研究者は、常習飲酒者は普通のヒトより中和抗体が8割以下となると報告している。
今日会場でいただいた説明書には「過度な飲酒は控えてください」とあった。いま、オイラの体の中では、ワクチンの応援を受けて必死に中和抗体をつくろうと免疫たちが奮戦しているのかもしれないので、今日だけは過度の飲酒どころか断酒を決意した。酒がないと眠れないたち。ワクチンの副反応というより、その眠れない夜というものが辛いものとなりそうだ。
わずかに残っている「久米島の久米仙」に手を伸ばしそうではあるが・・・・ガマンできるか。録りためた映画を観ながら横になっていよう。睡魔が襲ってくれるといいが。
あれ!カラだった。ラッキー!(涙)