算太郎日記

日々の日記を綴ります

かぞくのくに

2012年08月17日 | 日記
 ヤン・ヨンヒ監督の「かぞくのくに」という映画を観てきました。

 70年代初めに「帰国事業」で日本から北朝鮮に移住した兄、日本に残り自由な環境で育った妹と両親という在日コリアン家族に起こった一週間の出来事を描いています。

 仕事で疲れて映画館に入ったので,途中で寝てしまうかもしれないと心配しながら観始めたのですが,そんな心配は杞憂に終わりました。役者が発するセリフの一言一言を聞き漏らすまいと集中して見入っていました。それくらい一つ一つのセリフに重みがありました。

 ヤン・ヨンヒ監督は言います。「人は誰でも荷物を背負って生きている。その現実を忘れるため、もしくはその現実について考えたくて映画館に足を運ぶ。」と。

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