算太郎日記

日々の日記を綴ります

ある精肉店のはなし

2014年01月30日 | 日記
先日観に行った映画「ある精肉店のはなし」には、各界のいろいろな方がコメントを寄せられているようです。その中で、ある雑誌にも掲載されていた内田樹氏の以下のような一文に共感しました。

『この映画は被差別の人々とその生業を正面から扱っているわけだが、不思議なほどに透明で、この種の映画に特有の社会的なメッセージ性がほとんどない。それはたぶん監督が、獣を育てて、殺して、食べるという散文的な作業を淡々と続けている北出精肉店の人々のはるか背後に、数千年という射程をもち、世界のあらゆる集団に拡がる「人類の営み」を感知したからではないか。』

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