クックの日記

犬の私が、パーキンソン病歴19年のご主人様と奥様の日常を書きとめました。そして奥様も・・・

傾聴ボランティア

2008-08-17 16:20:22 | 管理人の挨拶
奥さまは旦那様のいる施設へ。

最近食堂で旦那様のテーブルの隣のテーブルに車いすに座られたおばあちゃまが食事をされるようになった。今まではお部屋に食事を運んでもらって、一人で食べてらしたそう。
おばあちゃまは 「私わがままだから・・・、でもお部屋に食事を運んでもらうの気の毒になって」 と言われる。本や雑誌を持ち込んでよく読んでいられる。眼鏡なしで。
座っている奥様との位置がちょうど隣になり、会話ができる距離なので、奥さまは旦那さまの食事介助をしながらおばあちゃまに話しかける。
おばあちゃまも話したかったらしく 「よくお父さん(?)のところに通われるわね」 からはじまって、ぼつりぼつりおしゃべり。 「今まで贅沢はさせてもらったけど楽しいことなかったわ・・・」  「足が痛くて動けなくなって・・・意気地なくて・・」  そして息子の話、娘の話、娘さんが先に亡くなられた話の時は涙を出されて。  

奥さまは日頃から聞き役に周るのが好きなので、傾聴ボランティアでもしようかなと思っているが、ひとりひとりの私生活、生きてきた歴史にどのくらい踏み込んで聞いていいのか難しいなと思ったんだって。

差し障りのない話題として、NHKの大河ドラマの篤姫をすると楽しそうに、「きれいでいいわね。皇女和宮は実際は足が悪かったのよ」 とインテリのおばあちゃまの姿も見せられる。


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