叙事詩 人間賛歌

想像もできない力を持つ生命の素晴らしさを綴っています !

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人間賛歌 信仰に生きる 三十九

2009年10月27日 | 信仰に生きる

 鏡に写った汚れた顔 *

 座談会は初めて来た私にもわかるほど盛り上がっていました。

私は中心者が言った、福運をつけるという言葉が気になっていました。
以前友人から、「おまえは運のよいヤツだ」と言われたことはありましたが、
福運をつける、という言葉は初めてでした。
 運をよくする。そんなことが出来るのだろうか。

中心者の話は続きました。

「あなた(私のこと)は会社が倒産して借金ができて、それで苦しんでいると
思っているでしょうが、それは本当の原因ではなくて、さきほどの女性の研
究発表にありましたように、あなたの生命の中に元々ある、苦しみ悩む地
獄界の生命が現れているのです。

事業の失敗や借金は地獄界の生命を現す縁に過ぎません。
その苦しみ悩む地獄界の生命のクセを変えないかぎり、今回は切り抜けて
も、また何かの縁で苦しまなければならないのです。

あなただけでなく大部分の人は、表に現れた結果を変えようとして努力し、
あせりますが、
これは顔の汚れを落とそうとして、懸命に鏡を拭いているようなものです。
鏡ではなく自分の顔が汚れているのが原因ですから、それに気づき変えな
ければなりません。」

 原因を変える。私には思いがけない言葉でした。

 私
「じゃあOさん(中心者の名前)、
私が借金まみれで苦しんでいるのは結果で、私の生命の中の苦しみ悩む
原因から変えなければならないと、言われるのですか。」

「そうです。」

「その原因を変えるにはどうすればよいでしょうか。私にも出来るでしょう
か。」

「ももちろん、あなたにも出来ますし、誰だって出来ます。
現にここにお集まりのみなさん、お年寄りや子供さん、男の人も女の人も
みんな実行しています。あなたに出来ないハズは絶対にありません。」

次回に続く   

 あとがき
万事は因果の法則で成り立っていることを知っただけでも、ここを見た人は
幸運です。因を変える方法は次回に出ます、お楽しみに。