「一人のいのちは地球よりも重い、とよく言われるがナゼかというと、
いのちにはだれのいのちにも仏界という宝があるからだ。
宝とは、
苦難に立ち向かう勇気、限りなき希望、燃え上がる情熱、汲めども尽きぬ
智慧、以上のすべてがいのちにもともと具わっていると、わが師のコトバを
紹介したが、その通りなんだ。
そこで仏界を具えた人間とはいったい何者なんだ。という点から話を進め
ていきたいと思うがどうだろうか。」
ケイタくん、山本さん、
「先生、ぜひそうしてください。私からもお願いします。」
ジッチャン、
「お二人とも賛成のようだから、仏教教室の第二章はそこからスタートしようと思う。
ところでみんなは読んでいないと思うが、
人間賛歌の冒頭に次のような文章があるんだ。先ずそれを紹介しよう。
「人間賛歌」 概略
人間は長いあいだ{自分は何者なのだ、どこから来たのか、何をしに来て
どこへ行くのか}と考えてきましたが答えは出ていません。
そこで一緒にこの問題を考え、生命の実体を知り生命軽視の風潮を少し
でも無くしていきたい、と考えています。
読んでいくうちに自分も他人も、こんなにスゴイ存在だったのかとキット
驚かれるでしょう。
ここから第一章の生命から現在まで展開してきたのです。
去年の五月から始めて一年以上経過し、延べ二万人以上の人が読んで
くださったことに感謝しています。
尚、生命の実体を知るには釈迦の説いた教えの中でも法華経の智慧によ
らなければ理解できず、とくに法華経の中でも日蓮仏法による第三の法華
経でなければ実体をつかむことは出来ないと、私は思っています。
ところでケイタくんはどこから来たの、と聞かれたらどう答えるかねぇ。
ケイタくん、
「ウーン、ジッチャンボクにはよく分からないよ、思っていても恥ずかしくて
言いにくいし..」
つづく