前回のつづき
鏡に写った自分と、長時間対面した男になにが起こったのでしょう。
カウンセラーから「 どんな困難にも挫けず、勇敢に立ち向かっていく人 」
と紹介された人は、鏡に写ったもう一人の自分だったのです。
ベテランのカウンセラーは男が立ち直ることを知っていた。
それから数ヶ月経ったころ、男は立派な身なりでカウンセラーの前に現れた。
男はカウンセラーに先日の礼を述べ、次のように言った。
「 あれから新しい仕事につきました。これもあなたのおかげです。
ほんとうに感謝しています、
お礼にあなたのお手伝いをして、私も人に喜ばれることをしたいのです。
私に出来ることがありましたら、なんでもやりますのでお申し付け
ください。」
男は鏡の中のもう一人の自分と、何を話し合ったのだろう、、
あのとき男は、鏡に写った貧相な男を見て、始はそれが自分とは思わなかった。
やがて、それが鏡に写った自分の姿だと知って、
「 自分の失敗を他人のせいにし、不運を嘆き人を恐れ憎んでいる、醜い
自分の姿を見たのだ。失敗の原因は人ではなく自分にあった。」
と男は気がついたのだ。
恐れ、不安、憎み、嫉妬など、消極的な心にとらわれると、
希望、勇気、元気、快活など積極的な心はかくれてしまう。
消極的な心と積極的な心が同時に心を占めることはないので、幸福になるには
いつも積極的な心でいることが必要なのだ。
実際にはそれがよいと分かっていても、自分の心を自分でコントロールする
ことは難しい。
心は境涯によって働きかたが違うからだ。
境涯を変える事が、幸福な心になる絶対条件だ。と言う理由がここにある。
つづく
鏡に写った自分と、長時間対面した男になにが起こったのでしょう。
カウンセラーから「 どんな困難にも挫けず、勇敢に立ち向かっていく人 」
と紹介された人は、鏡に写ったもう一人の自分だったのです。
ベテランのカウンセラーは男が立ち直ることを知っていた。
それから数ヶ月経ったころ、男は立派な身なりでカウンセラーの前に現れた。
男はカウンセラーに先日の礼を述べ、次のように言った。
「 あれから新しい仕事につきました。これもあなたのおかげです。
ほんとうに感謝しています、
お礼にあなたのお手伝いをして、私も人に喜ばれることをしたいのです。
私に出来ることがありましたら、なんでもやりますのでお申し付け
ください。」
男は鏡の中のもう一人の自分と、何を話し合ったのだろう、、
あのとき男は、鏡に写った貧相な男を見て、始はそれが自分とは思わなかった。
やがて、それが鏡に写った自分の姿だと知って、
「 自分の失敗を他人のせいにし、不運を嘆き人を恐れ憎んでいる、醜い
自分の姿を見たのだ。失敗の原因は人ではなく自分にあった。」
と男は気がついたのだ。
恐れ、不安、憎み、嫉妬など、消極的な心にとらわれると、
希望、勇気、元気、快活など積極的な心はかくれてしまう。
消極的な心と積極的な心が同時に心を占めることはないので、幸福になるには
いつも積極的な心でいることが必要なのだ。
実際にはそれがよいと分かっていても、自分の心を自分でコントロールする
ことは難しい。
心は境涯によって働きかたが違うからだ。
境涯を変える事が、幸福な心になる絶対条件だ。と言う理由がここにある。
つづく