叙事詩 人間賛歌

想像もできない力を持つ生命の素晴らしさを綴っています !

 すべて無料です、気軽に読んでください。

人間賛歌 覚え書き

2010年10月30日 | 覚え書き(信仰)
 今後の方針について。 

今年は病魔との対決の年でした。
入退院を数回繰り返しみなさんに多大な迷惑をかけたことをお詫び申し上
げます。

十月二十一日に退院し体調も充分ではありませんが、心を引き締めて十一
月十八日を迎えようと決意しています。
仏法についての記事が少なくなったとお思いの方もいらっしゃると思います
が、集中力が欠如していた結果ですので、以後は充実していきます。

来週は禅宗の破折と、正しい生命観を持とうを投稿したいと考えています。

尚、他のサイトで上場投信日興225勉教会をを投稿していました。だが体調
のことで両立が難しくなりましたので当ブログに集中することにしました。
 日興225勉強会はみなさんに投資をすすめるものではありません。

天台大師が「一切世間の治世産業はみな実相に違背せず」といわれている
ように証券界も実相の現れの一つです。
世界の政治、経済、社会の動き、企業の状態をありのまま映す鏡の役割を
しています。
「法華を知るものは世法を得べきか」の御金言をどれだけ自分が体得してい
るか研鑽のつもりで書いています。関心のある方は読んでください。毎週土
曜日に投稿する予定です。

以上の方針で進みますので宜しくお願いいたします。

 管理人 katu

「目覚める人・日蓮の弟子たち」 四十八

2010年10月29日 | 小説「目覚める人」

 法華経の行者 二十二

「見つけるのが早かったので命に別状ないが、この寒空に濡れた着物
では生きたここちもしないだろうと、彦四郎の家に連れていって手当
てをするようにしたのだ。今頃は暖かいものを着て生き返った思いで
いるだろう。」

「との、それは善いことをなさいました。そのかたも殿のような人に
見つけられて本当に幸せなかたです。」

「その女が幸せかどうかはこれから決まることだが。」

と言って小源太は口をつぐんだ。彦四郎の話では、女はいくえが分か
らなかった りょうの母親だと言っていたが、今それを自分の口から
言ったのではりょうが肩身の狭い思いをするだろう。
 なにか深いわけがありそうだし、よく事情を確かめたうえで彦四郎
の口からりょうに伝えてやろう。と考えていたのだ。

「ところで香が見えないが、とちらか参ったのか。」小源太は話題を
かえて聞いた。 
    
「はい、じいやがウナギ捕りの仕掛けをあげるのを手伝うと言って、
一緒に行きました。」

「ウナギ捕りか、男の子が興味をもつものだが。」

「はい、あの子は男勝りのところがありまして、このあいだもこんな
ことがありましたのよ。庭にモグラがいるとみえて時々地面が掘れて
モグラの作った穴があるのです。
香が棒でモグラの穴をつついて遊んでいたら、いきなりモグラがとび
出して大騒ぎしたことがあったのです。」

「ほう、香は驚いただろう。それにこりてもうそんないたずらはして
いないだろうな。」

「それが殿、そのときは香もびっくりしていたようですが、面白がっ
てまた毎日、棒でモグラの穴をつついていますよ。」

続く

  


人間賛歌 ひとこと

2010年10月28日 | ひとこと

 小沢一郎さんにひとこと *

あなたは全生命を賭けて民主党の総裁選に出馬されましたね。日本国の
総理大臣になろうとしたのです。だが世論に負けて敗れれましたが当然の
ことと思います。

あなたが総理大臣になって、苦渋に満ちた顔が毎日テレビに出るのかと思
うだけで身震いがします。
そして今度は総理になろうとした男が、日本国の法律で決まっている検察
審査会の決定は無効である。との訴訟を起こしましたね。

あなたは頭もよく、力を持った方と思いますが、どんな心をお持ちなのです
か。自己中心者であることは想像できますが...
世の中にはトラブルメーカーという種類の人間がいますが、あなたは日本一
のトラブルメーカーで、国のエネルギーをどれほど損なってきたか考えたこ
とがありますか。

西を東といい、東を西という、あなたの傲慢さに国民はアキアキしています。
議員を辞任して、帰れる内に水沢かどこかに帰ったらどうでしょうか。

 物言う市民

        


人間賛歌 日興225勉強会

2010年10月26日 | 日興225勉強会
    
   日興225日足  

 *

上図を見ても分かりますように、一万円を目前にした位置での往来相場が二ヶ月続いていま

す。相場が上に放れるか、下に放れるかの分岐点で迷っているからです。

 *

先回指摘しましたように、日銀は自己のリスクで上場投資信託や不動産投資信託を買うこと

を決定し、すでに実行に入っていると思われます。

故に上場投信の代表日興225が下に放れる可能性は少ないと思いますがどうでしょうか。

 *

先進二十カ国の蔵相会議が終わりました。為替安競争はしないことで一致しましたので、成

功であったと思います。同じ目標に向かって利害を異にする世界のリーダー国が協調するこ

とは大きな進歩であると思います。1920年代には考えられなかったことですから...

 *

基軸通貨国アメリカもこの決定を無視することは出来ないでしょう。

自民党や一部マスコミは、日本の一人負けと評していますが、勝ち負けの問題ではなく日銀

(いっもおとなしく外面ばかり気にする)が、思い切った政策決定に乗り出したことを評価す

べきでしょう。

 以上


人間賛歌 ひとこと

2010年10月26日 | ひとこと
 お知らせ *

体調の都合で、別ブログに連載していました上場投信(ETF)日興225勉強会をこのブログに移

すことにしました。政治、経済、企業、社会の現状をありのまま映し出しますので参考にし

てください。

以後、別ブログは止めて当ブログに専念しますので宜しくお願いします。

 尚、日興225勉強会を始めから見たい人はこちらを日興225勉強会を見たい人は

人間賛歌 所感(政治経済)

2010年10月25日 | 所感
 提案 *

 一に雇用、二に雇用、三に雇用を掲げる管総理に提案があります。

日本が世界弟一のロボット大国であることはご存知でしょうが、少しデータを
紹介しましょう。
いま世界に設置されているロボットの総数は八十五万台で、その内の四十
二万台日本にあります。二位がシンガポールで三位が韓国です。アメリカ
は六位ですからロボット後進国といえるでしょう。

日本の主要な工場の大事な部分はロボットが占めていますから、工業高校
や大学新卒者が学校で学んだことを生かせる職場は少なくなっています。
新卒者の未就職者が四十数万人いることがなによりの証拠です。

企業にとってロボット投資は初期費用はいるものの、人件費は要らないし、
原価償却ができますから、償却が進むと利益だけが残ることになり、二百兆
円以上の余剰資金が大手企業にあるといわれます。

片やワーキングプアといわれる年収二百万円以下の人が一千万人以上い
たり、失業者が三百万人以上いるのに、企業は自社のことだけ考えて新卒
者の採用に極めて慎重であります。
生産が忙しくなると契約社員を増やして間に合わすことを平気でやっています。

 片手に論語、片手にソロバン経営で日本資本主義の生みの親としわれ
た、渋沢栄一のような経営者がいるとは聞いていません。

そこで提案でが、各企業にロボット設置台数一台につき一人の新卒者採用
を義務づけてはどうでしょうか。
実現すれば四十二万人の就職が決まります。採用した新卒者は人間にし
かできない伝統技術の習得や、地域文化起し、高齢者支援などを担当して
もらいます。彼らは誇りと将来の夢を持つことになるでしょう。

政府、経団連、労働組合、関係官僚が一致団結して、若年未就職者の問
題に取り組めば、この問題の解決が出来るのではないでしょうか。
奇蹟といわれたチリ鉱山労働者の救出は、国をあげて一致協力したからだ
と思います。

管総理のご検討をお願いいたします。

 もの言う市民

             

「目覚める人・日蓮の弟子たち」 四十七

2010年10月23日 | 小説「目覚める人」

 法華経の行者 二十一

 冬の日は低く、江ノ島の上にあったが香たちはまだ帰ってくる気配
がなかった。
  
 <今日はたくさん捕れたので、またじいやが明日の仕掛けをしてい
るのだろう>

と思いながら、りょうが外の方を見た時だった。こちらに向かってく
る馬の足音が聞こえた。

 <こちらに近づいて来るのはとのだろうか。でも馬の足音は一頭の
ようだから、とのではなく、彦四郎どのかもしれない>

りょうが外を窺っていると、馬の足音に驚いたのか庭の木に止まって
いたひよどりが二羽急に飛び立った。ギャ、ギャッ、というひよどり
の鳴き声が暫く聞こえている内に、馬の足音が家の前で止まった。

「りょういるか、りょう、」小源太の大きな声が聞こえた。

「あっ、とのだ、」

りょうは急いで立ち上がると、土間に降りて家の外に飛び出した。

「りょう、すまんが着物を出してくれ。この通りぬれねずみだ。」

「まあとの、お召し物が濡れて、海にでもお入りになったのですか。」

「この寒いのに海遊びもないだろう。訳は後で話すからとにかく着物
を出してくれ、風邪をひきそうだ。」

小源太は土間で海水で濡れた袴を脱いだ。そのまま居間に上がって囲
炉裏の側に腰を下ろすと、冷えた足を暖めた。

「この寒いのに海に入って、自殺しようとしていた女を助けたのだ。
おかげでずぶ濡れになってしまった。」

小源太はりょうが囲炉裏の火で暖めてくれた着物に着替えながら言っ
た。

「まあ自殺、それでその女の人は助かったのですか。」

りょうが目を見張って聞いた。

続く  


人間賛歌 「新・仏教教室」百三十三

2010年10月09日 | 新・仏教教室

 信仰によって人生の幸不幸が決まる *

 質問します。
「前回では真言宗は亡国、亡家、亡人の悪法であると教わりました。
そのとき先生は、自分は真言宗の家に生まれ、真言宗の害毒で血の凍るよ
うな経験をしてきた。と言われました。
差し支えなければその内容を教えていただけませんか」

 お答えしませう。
「私の家は農家で真言宗を信仰している家でした。
真言宗の家は男が立たないといわれ、一家の大黒柱である男が、病弱であ
ったり早死にする家系が多いということは聞いていました。

私が五歳のとき父親は結核にかかって、三十七歳で亡くなりました。長男の
兄もやはり結核で二十歳で亡くなっています。
ほかに妹と弟の兄弟がいましたから、母は三人の子供を育てるためと、父、
兄の結核治療のために主な田畑を売って治療費にあてましたがダメでし
た。
小さな家に引っ越して親子四人で戦時中を過ごしたのです。

当時真言宗にはお大師講というのがありまして、毎月当番制でお大師様
(弘法大師のこと)を家に迎えて、真言の経文を唱えあうという集まりがありま
した。
私は小さかったのですが兄が病弱だったため、お大師講があるたびに真言
の各家を訪問していましたから、たいていの家の内情は分かっていました。

父親を兵隊にとられたり、戦死したり...
弾に当たって片足をなくした障害者もいました...

自分の家も不幸だが、不幸な家が多いなぁ、と子供心で思ったものです。
印象深いのは近所にいた大地主の男が、台風で壊れた屋根瓦を修理して
いたとき、足を踏み外して転落し即死したことです。
私自身も証券界に入り波乱の人生を繰り返しましたが、1978年事業に失敗
して創価学会に入り、宗教には正邪があって、邪宗を信じていると不幸にな
ることを知りました。

それが日蓮大聖人の有名な四かの格言、念仏無限、真言亡国、禅天魔、
律国賊というものでした。
さらに驚いたのは何十年も工場経営をして安定していた弟が、資金繰りに
困って高利のカネをつかい倒産したことです。

私のただ一人の娘婿も事業に失敗して、借金と三人の子を残して三十七
歳で亡くなりました。真言の害毒の恐ろしさは骨身にしみていますので、御
本尊にめぐり合い正しい信仰をしている自分の福運に感謝しています。

財産も力もなくしていた私が、身内の借金の後付けをする力を持ったことが
不思議です。これもご本尊様のおかげであると思っています。

続く