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かったかくんのホームページ

日々感じたこと、心に残ったこと・・・綴っていきますね。よかったら、立ち寄って下さい。

「耶馬溪学を楽しむ」

2018年02月15日 | 大分県
午前中に中津南高校耶馬溪校の生徒たちがやってきました。耶馬溪校では、学校設定科目として、「環境」を取り入れています。
その環境の中で「ホタルの研究」を行っています。


研究した内容を中学校に来て、中学生1年生を対象に高校生が実験を交えて授業を行ってくれています。
 

ホタルが光る原理などを教えてくれました。「よし、こちらも勉強するか。」カメラを片手に先生になってくれている「高校生」の話から学んでいきました。
 

ふむふむ。なるほど・・・。
 
 
6月には、耶馬溪は耶馬溪校の活動などの成果が出て、ホタルが乱舞します。とてもロマンテックな夜となります。耶馬溪校の生徒たちは、城井小学校の児童とホタル鑑賞会を開きます。そこで、何をするのでしょう。

ふむふむ。なるほど。

産卵用のホタルを採取します。中津市では、捕獲禁止となっているので、研究用に許可を得ているそうです。そうか、鑑賞会の時期に採取するのか。そして、産卵などをさせていくそうです。

学べます。

放流までの流れを教えてくれました。
 

「なぜ光る?」
はい、わかりません。

 
 
ホタルの中のルシフェリンがルシフェラーゼという酵素によって、分解されるときに光るということです。実際にルシフェリンと酵素のルシフェラーゼを混ぜ合わせる実験をしました。見事。ルシフェリンが分解されて、光ります。


耶馬溪校の先生に聞くと、
「分解されるとき、光にエネルギーをたくさん費やすので、熱は出にくいんですよ。」
なるほど。LEDと同じですね。
 
 
生徒たちも光が出る液体を見て、
「きれい~~。」
とちょっと感動。
 

ルシフェラーゼは酵素です。
酵素自体、タンパク質でできています。タンパク質は、20度から25度が適温です。
だから、20度から25度になる6月頃にホタルが出現するというのです。グループごとに実験をしながら、示してくれました。はい、しっかり理解できました。それ以上の温度になると、タンパク質は、60度くらいで固まっていきます。そりゃ困る。ということは、人間も・・・。理科の先生に聞きました。

 
「人間は、タンパク質が固まるので、60度になると死ぬ?」
即効に答えが返ってきました。
「60度なくても40度以上の高熱が続くと、死に至る可能性があるんです。」
そうか、高熱が続くと悪いのは、そういった意味もあるのか。

 
 
生徒たちも楽しく、あーじゃない、こうじゃないと言いながら、学んでいきました。高校生たちもしっかり実験をサポートしてくれました。まさにアクティブラーニングです。
  

あとからの振り返りシートを見せてもらいました。1枚目の生徒の感想だけでも、胸がいっぱいになりました。


「わたしは、これから夏の夜にホタルを見たり、川などにごみなどが落ちていれば、拾ったりしてできる限りのことで、ホタルの減少などを防げればいいと思います。わたしは、今回、ホタルのことだけでなく、自然の大切も知ることができました。思い出に残る授業をありがとうございました。」

 
すごい。ホタルから自然のことまで考えている。びっくり。「かったか」より理解ができている。

生徒に負けた。

【学校の中から伝えたいもの】
 残りの生活も考えながら、伝えたいことを、少しずつブログに載せていけたらと思います。
 
~朝の出会い~
 
昨日のこと。最近、仕事も立て込んでいたので、どうしても朝、学校に行ってから、仕事モードになりがちです。教頭先生と

「子どもたちとの朝の出会いの姿を見失わないようにしようね。また先生たちにも気持ちいい朝のあいさつができたらね。」と言って、その矢先。
バス会社から電話。

「生徒がバスに靴を忘れているみたいで、先のバス停に靴を置いていますから、すぐに取りに来てください。」
はいはい。すぐに取りに行きました。

でもそこには、ない。

結局は、ほかの生徒が持って行ってくれていたみたいで、忘れた生徒に戻っていました。あったかい。
 

生徒会役員があいさつ運動をしている姿も見ました。いい光景です。

仕事の中でも、生徒たちの姿を見失わないようにしていきたいものです。生徒がいるからこそ・・・。