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純粋な子どもたちの心

2011年11月23日 | Weblog
今日の午前中は、モラロジー研究所の作文コンクールの表彰式がありました。それが済んでから、大分での書道展覧会、夕方からは、「ZENKAI太鼓 和」が日本一になった祝賀会が行われ、充実した一日を過ごすことができました



 午前中にモラロジー研究所主催の「伝えよう!いのちのつながり」の作文コンテストの表彰式に出席するために、中津市文化会館に行きました。



 三光中学校が団体の部で「モラロジー研究所賞」を受賞しました。



 個人の部、団体の部の表彰がありました。厳粛さと温かみを兼ね備えた表彰式でした。アナウンサーの方が、特別賞及び優秀賞を受賞した個人の部の作文を朗読しました。聴いていると、胸が熱くなる作文ばかりでした。



 表彰式のあとに、会場に来ている受賞者の方、審査員の方々に会場インタビューがありました。


 アナウンサーの方が、マイクを向けると、いろんな子どもたちの本音の気持ちの部分が出されました。感動することが多かったです。例えばこんな話がありました。



 おばあちゃんが交通事故で亡くなり、おじいちゃんが、脳梗塞で倒れました。両親と小学生の娘たち4人で農業の作業や家事を手伝うということでした。家族がまとまって生き抜いている様子の話を聞いて、感動しました。




 小学3年生の女の子は、何かあったりすると、亡くなったおじいちゃんに手紙を書くそうです。そして、作文を仏壇にあげるという話をしてくれました。すごい優しい気持ちの子どもです。



「もう少し生きて欲しかった。」と言います。インタビューの中で、作文ことが話題になりました。作文の終わりでは、おじいちゃんに対して、「ありがとうございます。」という結びになっています。



「ありがとうございました。」ではなく「ありがとうございます。」という言葉は、きっと、この女の子の心の中では、おじいちゃんが生きているというか存在していることを意味しているんだろうと想像しました。




 インタビューの中で、子どもたちのたくさんの優しく美しい心に接することができました。




 すべての子どもたちは、純粋な心を持っていると感じました。それをどのように成長させるのかは、大人の責任が大きいのです。



 作文朗読、子どもたちへのインタビューなどで、この場にいるだけで自分自身の心も柔らかくしてくれているような思いがしました。「命のつながり」の作文を書く中で、生徒たちも自分自身の生き方を見つめなおすいい機会になったことだと思います。



 大分県知事賞を受賞した作文にありましたが、支えあって生きていくためには、「人を思いやる温もりが必要であり、優しさをもって生活したい。」という言葉がありました。



 これからも子どもたちが温もりのある生き方ができるように、大人も見守っていきたいものだと思いました。