神なる冬

カミナルフユはマヤの遺跡
コンサドーレサポーターなSFファンのブログ(謎)

[映画] アイアンマン

2009-09-06 22:33:05 | 映画
『アイアンマン』 -goo 映画

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TSUTAYA上半期ベストの中から、見逃していたこの作品を借りてきた。
しかし、集計時期の関係なのか、『ハプニング』が『ミスト』より上とか、なんだか納得できない(笑)

さて、その『アイアンマン』。我々の世代だと、マーベルのコミックとかアニメよりも、ロード・ウォリアーズがリング入場の際に使用したテーマ曲の方が有名。どっちかいうと、悪役っぽいけど、アメリカじゃベビーフェイス(善玉)なんだっけ。

アイアンマンはアメリカの老舗コミック出版社、マーベルのヒットシリーズなんだけど、ここ数年、この手のマーベルものが多い。『バットマン』も、『スパイダーマン』も、『ウォッチマン』も、それぞれ子供向けじゃない超大作だ。日本でも昔のマンガのリメイクが多くなってきた。子供時代に見た、読んだものを作りたいという意欲とか、世代が変わっての再評価とか、いろいろ理由はあるだろうけど、過去の名作を越えるヒーローは出てこないものか。ガンダム00とか、ガンダムである意味が無いと思うんだが、ガンダムという名前を使うと、おもちゃ系の売り上げが違うんだろうな。親も名前を知っているというのが最大のCM効果になっている。

って、まぁ今さらな話ですが、ガンダム30周年企画がドカドカ立ち上がっている昨今、感じていることを書いてみました。

なんだか話がそれっぱなし。けして映画に魅力がないわけじゃないんだが……、最大の欠点は、主人公が悪役顔っぽいことだな(笑)

兵器会社社長が中東で拉致され、テロリスト達が自分の会社の兵器を使って米兵を殺すシーンを見たというのがベビーターンのきっか

け。なので、最初は死の証人として悪役っぽく登場するから、キャスティングは当たっているのか。

兵器製造会社を、“世界平和を作り上げる英雄”と称するところがステレオタイプなアメリカっぽいが、それを批判するというよりは、その構図をギャグにしてしまっているように見える。兵器製造をやめて、超小型リアクター(謎)の開発へ企業経営を移行すると発表してはみたものの、そのリアクターで作るものはパワードスーツで、結局それでドンパチするのである。力こそが正義のアメリカそのもの。

エンドロールの最後に、正義の組織(マーベルの共通世界背景らしいけど、良く知らん)からの誘いがあって、これから正義のヒーローになりますということなのかもしれないのだが。

やっぱり、悪役っぽいけど、ベビーフェイスってこと?


[SF] S-Fマガジン 2009年10月号

2009-09-02 22:14:15 | SF
『S-Fマガジン 2009年10月号』 (早川書房)



今年は神林長平、谷甲州、野阿梓の30周年だそうだ。
SFコンテスト出身の、いわゆる第3世代の方々ですね。これに、火浦功、大原まり子、岬兄悟あたりが加わる。
出身は違うが、夢枕獏もこれくらい。

当時は早川から黄色い背表紙の《新進書き下ろしSFノヴェルズ》とかいう叢書が出ていて、彼らの作品はそこで知った。
残念ながら、短命に終わってしまった叢書だったが、神林長平『あなたの魂に安らぎあれ』、岬兄悟の『風にブギ』、大原まり子の『機械神アスラ』、さらに、新井素子の『……絶句』まで入って、傑作ぞろいの叢書だった。

というのは、高橋良平氏の寄稿「1Q7Q」にも言及されている。

他にも、第3世代の作家競演による短編集『地球物語』なんてのもあったけどね。

この《新進書き下ろしSFノヴェルズ》の平成版ともいうべきものが、《ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション》なんだと思うが、かれらは第5世代なのか、第6世代なのかは知らないけど、あまり同時代的な連帯を感じない。あえて、バリエーションを狙っているようにも見えるのだが、「世代」というくくりでカテゴライズできるのは彼ら第3世代が最後なのかもしれないね。

まぁ、何かを主張したいわけではなくて、ただの昔話なんですが……。


もうひとつのロシアSF小特集はあまりにも小粒。もう少し、ちゃんと特集を組んでもらいたい気もするが、掲載作品を見るかぎり、ロシアSFは欧米SFとも日本SFとも違う方向に進んでいるようで、あんまり楽しめないかもしれない。SFというより、すっかりキライになったStrangeFiction系に思える。




『星魂転生』 谷甲州
 ○:考えれば考えるほど、時間的空間的なスケールに圧倒される作品。これに感動できるのがSFファン。

『雨ふりマージ』 新城カズマ
 ◎:[マージ萌え][アナログマ][虹-惨事問題][人権][わからん][解決編キボンヌ]

『クリエイター』 オレグ・オフチンニコフ
 △:[ダジャレ][チェブラーシカ][生みの苦しみ][白いうさぎ][やかん]

『祝宴』 アンドレイ・サロマトフ
 △:[空気嫁][非モテ][非コミュ][空気抜けた] ……もういいって?


たしかに、『雨ふりマージ』は去年書かれてもわからないだろうし、下手したら、来年読んでもわからないかも。
♪アナローグマ、あなろ~ぐぅま
なんて、俺は歌えるけど、普通の人は歌えないでしょ。
というか、リアルタイムな同時代性がないと、まったく違うイメージになると思うんだよね。
あの滑稽でちょっと物悲しいメロディがあるのとないのとでは感動が違いすぎる。
ただ、「小説」としてこういうのを評価していいのかという戸惑いもあるんだよね。
ハイパーテキストでリンクを埋め込んでこそ完成する作品なのかもしれない。


で、今月号のテーマは「同時代性」の考察ですか(笑)


[コンサ] J2第37節:札幌 - 水戸

2009-09-02 21:37:50 | コンサ
J2第37節:コンサドーレ札幌 2-5 水戸ホーリーホック @スカパー with麦とホップ×3

ビデオの調子が悪くて録画できるかどうか心配だったので、6時前にこっそり帰ってきたというのに、なんともストレスの溜まる試合。追いつかれての引き分けは負けと同じ。引き分けは勝ち点1を奪ったのではなく、勝ち点2を失ったということ。

両チームともプレスのかけ合いで、パスが通らない。
綺麗にカットされるわけではなくて、なんとなく引っ掛けられている感じ。
最初の上里のフリーキックからキリノへのボールが決まっていれば、まったく違っていた展開になっていたかもしれないんだけど。

こういうプレスのきついチームに対しては、ロングボールの一発カウンターを狙った方がいいのかもしれないが、それもできず、打つ手無し。

プレスのかけ合いで負けるのは連戦のせいなのか、実力なのか。やっぱり、暑い所から涼しいところに来ると、いつもより余計に動ける感じがするものだろうし、涼しい気候があんまりホームアドバンテージになっていないんだよね。いや、今日は関東も涼しかったけど(笑)

前半、西嶋からのクロスなんだかシュートなんだか、よくわからないボールに西が爪先でかすって先制。
後半、変わって入った吉原にねじ込まれて同点。
そのまま終了。

選手で目立ったところというと、藤田、古田の両サイドがサイドに出すぎ。利き足と逆サイドなので、中に切れ込む方がいいと思うんだけど、水戸のプレスのせいか、外へ外へ追い出されている。藤田の左足のクロスなんて、コンサファンでも期待しないっちゅうに。

ダニルソンも今日はパスミスが多かったし、キリノもサイドでボールを受けすぎ。

ソンファンは相変わらず暴力的でヒヤヒヤする。序盤の鉄壁なソンファンはどこへ行っちゃったんでしょうか。

コンサの調子がいい試合は様々だけど、調子の悪い試合はいつでも同じ。
「幸せな家庭は似たようなものだ、しかし不幸な家庭の不幸は様々である」とはまったく逆だな。
パスが回らず、ボール支配率が上がらないと得点できない。つまりは、プレスのきついチームには勝てない。
それだと、いつまでたってもJ1では通用しない。

縦ポンはやんないけど、やろうと思えばいつでも出来るとしておかないといけないかもね。

曽田大作戦が懐かしいずら。ずら?