『艦長の子』 カリン・ロワチー (ハヤカワ文庫 SF)
昨年から話題の戦争SF三部作といえば、先月めでたく完結した《老人と宇宙》三部作と、この『戦争の子』に続くシリーズ。
他にも『反逆の星』とかもあるけど、やっぱり筆力が違うなと感じる。なんというか、スペースオペラではなく、戦争文学なんだという感じ。
今回の主人公は、みんなの英雄アザーコン艦長の息子、ライアン。ちょっとしたアイドルに祭り上げられて、マスコミに追われて、テロの標的にされて……。そりゃ、父親を憎んでグレるだろ(笑)
あらゆるものに、理由も無く苛立っていた昔を思い出して赤面する。俺にもそんな頃がありました(笑)とか思っていたら、ライアンには、とんでもないトラウマがあったり。ごめんなさい。あなたの問題の方がすごいです。
ただ、そこで終わらずに、親子は家族の問題を乗り越えうんぬんかんぬん。アメリカ人は好きだよね、このパターン。
というか、自分と父親の関係を振り返らざるを得ないこの手の話はちょっと苦手なのだ。
別に険悪なわけではないんだが、お互いに理解できていないというか。
正直言って、明日、父親が死んだら通夜の挨拶になんて言おうかと悩むくらいだ。
きっと精神分析的には、いろいろ問題というか、心理的な壁があるんだろう。
さて、そんな自分語りはさておき。
親子関係の再構築の話で終わるかと思いきや、終盤に物語りはバタバタと動き出し、以下待て次号。
そりゃないべぇ。と思いながら、第3弾『海賊の子』を待つのであった。
昨年から話題の戦争SF三部作といえば、先月めでたく完結した《老人と宇宙》三部作と、この『戦争の子』に続くシリーズ。
他にも『反逆の星』とかもあるけど、やっぱり筆力が違うなと感じる。なんというか、スペースオペラではなく、戦争文学なんだという感じ。
今回の主人公は、みんなの英雄アザーコン艦長の息子、ライアン。ちょっとしたアイドルに祭り上げられて、マスコミに追われて、テロの標的にされて……。そりゃ、父親を憎んでグレるだろ(笑)
あらゆるものに、理由も無く苛立っていた昔を思い出して赤面する。俺にもそんな頃がありました(笑)とか思っていたら、ライアンには、とんでもないトラウマがあったり。ごめんなさい。あなたの問題の方がすごいです。
ただ、そこで終わらずに、親子は家族の問題を乗り越えうんぬんかんぬん。アメリカ人は好きだよね、このパターン。
というか、自分と父親の関係を振り返らざるを得ないこの手の話はちょっと苦手なのだ。
別に険悪なわけではないんだが、お互いに理解できていないというか。
正直言って、明日、父親が死んだら通夜の挨拶になんて言おうかと悩むくらいだ。
きっと精神分析的には、いろいろ問題というか、心理的な壁があるんだろう。
さて、そんな自分語りはさておき。
親子関係の再構築の話で終わるかと思いきや、終盤に物語りはバタバタと動き出し、以下待て次号。
そりゃないべぇ。と思いながら、第3弾『海賊の子』を待つのであった。
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