『激戦! 蒼橋跳躍点(銀河乞食軍団 黎明篇[3])』 鷹見一幸 (ハヤカワ文庫 JA)
野田昌宏原案、鷹見一幸著な《銀河乞食軍団 黎明篇》の3冊目。
まだ乞食軍団は結成されません。
野田節乞食軍団とはかなり違い、今回は壮絶な宇宙艦隊戦。本当はこっちの方がやりたかったんだという著者の意図がありあり。
主計科のコック長に滔々と宇宙戦の説明をさせたり、まさにノリノリである。
そうは言っても、〈蒼橋〉事変の最終巻としては、先行巻と比較しても、どうしても粗が目立つと思われ。
特に、正直言って、どうしてそこまでという動機の部分が納得いかなかった。〈紅天〉艦隊側にしても、キッチナー中将側にしてもだ。
まぁ、戦争というのは経済的な困窮と政治的な意地の張り合いから、傍から見ると馬鹿馬鹿しい理由で起こるものだという主張なのかもしれないが。
さらに最後は無理矢理結末をつけた雰囲気が丸見え。ロイスの取材を巻頭に持ってくるぐらいで、読後感は大幅に変わったと思うんだけど、先に連続刊行が決まっていたせいで時間と枚数の制約があったのだろうか?
この企画を聞いたときには眉唾状態だったのだが、第1巻を読んだときに意外な拾い物だと思った。しかし、終わってみれば、こんなものか。いや、野田大元帥が偉大すぎるのかもしれない。
〈蒼橋〉は星系全体が乞食軍団と言ってもいい雰囲気の星だが、ムックホッファやロケ松はまだまだ退役していない。そういえば、退役時にはムックホッファは中将だったんだよな。黎明編はもう少し続きそうだが、この先どこまで行くのやら。
個人的には乞食軍団の続き(第2部?)が読みたいんだが、それは無理か。
野田昌宏原案、鷹見一幸著な《銀河乞食軍団 黎明篇》の3冊目。
まだ乞食軍団は結成されません。
野田節乞食軍団とはかなり違い、今回は壮絶な宇宙艦隊戦。本当はこっちの方がやりたかったんだという著者の意図がありあり。
主計科のコック長に滔々と宇宙戦の説明をさせたり、まさにノリノリである。
そうは言っても、〈蒼橋〉事変の最終巻としては、先行巻と比較しても、どうしても粗が目立つと思われ。
特に、正直言って、どうしてそこまでという動機の部分が納得いかなかった。〈紅天〉艦隊側にしても、キッチナー中将側にしてもだ。
まぁ、戦争というのは経済的な困窮と政治的な意地の張り合いから、傍から見ると馬鹿馬鹿しい理由で起こるものだという主張なのかもしれないが。
さらに最後は無理矢理結末をつけた雰囲気が丸見え。ロイスの取材を巻頭に持ってくるぐらいで、読後感は大幅に変わったと思うんだけど、先に連続刊行が決まっていたせいで時間と枚数の制約があったのだろうか?
この企画を聞いたときには眉唾状態だったのだが、第1巻を読んだときに意外な拾い物だと思った。しかし、終わってみれば、こんなものか。いや、野田大元帥が偉大すぎるのかもしれない。
〈蒼橋〉は星系全体が乞食軍団と言ってもいい雰囲気の星だが、ムックホッファやロケ松はまだまだ退役していない。そういえば、退役時にはムックホッファは中将だったんだよな。黎明編はもう少し続きそうだが、この先どこまで行くのやら。
個人的には乞食軍団の続き(第2部?)が読みたいんだが、それは無理か。
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