神なる冬

カミナルフユはマヤの遺跡
コンサドーレサポーターなSFファンのブログ(謎)

SFマガジン2008年7月号考課表

2008-08-09 23:24:21 | SF
アーサー・C・クラーク追悼特集Ⅱ。
科学者、技術者たちの追悼エッセイが秀逸。
巽孝之のは、視点が散漫で何を言いたいのかわからない。

クラークは、いわゆる御三家の中で一番想い入れが無いので、あまり読んでいないのだけれど、SFファンを名乗る以上は、2001年シリーズはちゃんと読み返さなければと思いました。

『太陽系最後の日』アーサー・C・クラーク
地上の探検パートが余分に思えるくらいのラストシーン。ただ、今読むと、捻りがもうひとつ欲しい。
+1.0

『星』アーサー・C・クラーク
これは笑うところなのかどうかよくわかりませんが、噴き出しました。
+1.5

『黎明期の出会いⅡ』野尻抱介
追悼特集用にあわてて捻り出したようなエピソード。
+0.0

『青い星まで飛んでいけ』小川一水
知性体エクスのキャラが素晴らしい。しかし、エピソードとしては説明不足が多すぎて、どうしてそうなったのかがわかりません。このキャラは惜しいので、ぜひ連作化か、長編化をお願いしたい。
+1.0

『太陽からの風』
戦争ではなく、肉体でもなく、科学技術で競うレース小説。
クラークの作品は誰も死なずに牧歌的といわれるが、それがいい方向に出ている作品。
未来へ続く余韻も素晴らしい。
+2.0

『地球移動作戦』山本弘
なに、このコラプシウム(ワラ)
+0.0

『アンブロークン・アロー』神林長平
だんだん話がくどくなっているような気が……
+0.0


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