2013 J2 第27節 カターレ富山 3-1 コンサドーレ札幌 @スカパー
なかなか3連勝するのは難しい。こちらの出来が悪くなくても、向こうが出来過ぎならば、勝ち点が取れない。それでも、最低でも引き分けにすべきだったゲームだと思う。
試合開始前、どこかのバカが富山に対してJ3コールをしたらしいという情報が流れてくる。だからフラグ立てんなよと言ってるのに。一部のサポとはいえ、下位の富山に対して慢心が無かったといえば嘘になる。サポも含めて、J2に格下なんていないという雰囲気をもう一度作り直していこう。
富山は雨。かなり激しく降っている。そのせいもあってか、富山サポは少なく、空席が目立つ。
先週、宮澤が別メニュー調整ということもあってか、ボランチに砂川を起用。でも、宮澤を帯同できるなら、宮澤先発で良かった気もする。DFの控えがいないところを見ると、CBに万が一のことがあったら、宮澤をCBに使う気だったのだろう。それとも、松本のつもりだったのか。
さらに、ワントップにフェホを初先発で起用。鳥取戦の前田も、松本戦の三上も良かったのに、ここでフェホを使ってくるとは。何度目だという感じだが、結果を残した選手を使い続けないと選手のモチベーションが下がっていくぞ。まるでゲームのようにパラメータの高い選手を上から選んでいるだけに見える。
それとも、フェホを試したかったのか。まさか、下位の富山なら大丈夫とか思ったんじゃないだろうな。そういうところが慢心だというのだ。
試合は札幌ペースで進むが、杉山のお笑いプレーには肝を冷やした。バックパスのボールを蹴り返して相手にぶつけるとか、阿呆すぎる。それ以外にも、わざわざ前に出てもボールに触れないとか、致命的なミスが何度か。それでも、そこの局面からは失点しないところは、かつての曽田ファンタジー再現のつもりか。
ボールを繋いでサイド攻撃という札幌に対して、富山はカウンター主体で対抗。しかし、先制は富山。カウンター一撃ではなく、ものすごいミドルを決められた。クロスバーをわずかにかすめるような弾道は、杉山じゃなくても無理。
失点シーンだけでなく、ボールホルダーに詰め切れないシーンが多かったのは、砂川ボランチの弊害だったかも。マイボールになった時のリンクマンとしての動きは悪くないのだけれど、効果的な守備はできていなかった。
前半終わって富山 1-0 札幌。前半は札幌がポゼッションを高めて、何度も決定機を作ったが、相手GKの好セーブに阻まれた。一方、富山は的確なカウンター攻撃で、失点の見事なミドルシュートのほか、黒田のオーバーヘッドがわずかに外。
後半の序盤は富山が出足良くプレスをかけてきたが、徐々に失速。前半と同様の札幌ペースとなり、ついに得点。上里のフリーキックからこぼれたボールを三上がシュート。さらにそのこぼれ球を内村。ぶ厚い攻撃で同点に追いついた。
ここからさらに札幌の時間帯になるが、なぜかフェホを下げて宮澤を投入。当初の計画通りだったのかもしれないが、なぜこのタイミングだったのか。
これで砂川が前に出て、三上のワントップ。これがいい感じで回り始めて、決定機を作る。やっぱりワントップは三上がいいと思う。
しかし、富山にまたもや凄いシュートを決められる。深い位置からのクロスに、ほとんど角度のないところからのヘディングシュート。前半のミドルもそうだったが、J2でそんなの決まらないだろうというシュートを2本決められてしまった。
追いつくために、前田、工藤と点取り屋を投入して見たものの、システムが崩れて機能せず。逆に連続コーナーキックから失点し、3-1で敗戦。
結果論にすぎないけれども、財前監督の謎采配が悔やまれる。普通に調子の良かった組合せじゃダメなのか?
さらに連敗中の富山が、この試合では出来過ぎだった。まるでサッカーの神様が試練を与えてきたか、下手なサッカー漫画の試合みたいだ。
自分も普通にやれば勝てると思っていた。そういう慢心がサッカーの神様の気にそぐわなかったんじゃないか。ちょっと考え直した方がいいな。