2012年 J1 第14節 ベガルタ仙台 4-1 コンサドーレ札幌 @ユアテックスタジアム仙台
部長直々の臨出要請を振り切って参戦した仙台。俺の気持ちはお星さまには届かなかった。やっぱりお前ら、仙台の味方か。
この日、お披露目された新曲は『Do The Hustle』。ファンク・ザ・ピーナッツの『太陽にくちづけを!』でも有名。
札幌やられたら 札幌やりかえせ 札幌やるなら 札幌いましかないぜ ララララ……
赤黒の風船にビッグフラッグ、SAPPOROタスキ。俺たちにアウェイは無いとばかりに、ゴール裏の演出を続けてくれるUSのみなさんにはいつも感謝しています。
しかし、これだけゴール裏が盛り上げてくれているというのに、試合のしょぼいこと。
試合序盤から、押し込まれるとすぐにボランチがディフェンスラインに吸収されて、1ラインになってしまう。マイボールの時の押上げも無い。試合序盤の失点を恐れてDFが下がり過ぎた感じ。やっぱりSBが絞るので、サイドが空く。このスペースをどうするつもりなのかが見えない。この試合でもここを使われている。
前半8分ぐらいの波状攻撃はよかったのだけれど、残念ながら単発に終わる。こうやって前から行けばチャンスが生まれるんだが、いかないのはなぜなのか。札幌の選手は判断が遅いのか、単純に頭が悪いんじゃないかと疑ってしまう。
しかし、30分までは悪くなかった。序盤をしのぎ切って余裕が出たのかもしれない。それにしても雑なプレーでボールを失うことも多くて、もったいない。
大島に競わせるのはいいのだが、周りにこぼれ球を拾うためのサポート選手がいないのはどうしたことか。ジオゴにしろ、前田にしろ、1トップがうまくいったときは、1トップに当てるのではなく、1トップの選手が器用に動いてマークを外す動きをした時だった。石崎式1トップはそういうプレーじゃないと成り立たないのじゃないか。
前半ロスタイムに失点。岡山が滑ったのがきっかけ。こういう事故がらみの失点が多くて、やっぱりツキも無いと思う。柳沢のヘディングも外れてたのに、山本に当たってのゴールだったし。
Jリーグ初先発のGK杉山は当たっていた。やっと本調子になってきたということか。
前半、シュート10-4、それ以上に、CK8-0という差が大きい、なんども右サイドをえぐられて、ピンチをしのいでもコーナーキックに逃れるのがやっと。しかし、これが後半への布石になってしまう。
後半は開始早々に右サイドを破られて、今度は柳沢のどんぴしゃシュート。警戒しながらの前半の立ち上がりに比べ、追わなければならない後半は前から行ったせいでDFラインが崩れてしまった。
その直後に仙台のクリアミスでオウンゴール。これで雰囲気が変わってくれれば良かったのだが……。
しかし、コーナーキック崩れから、右サイドからのクロスをヘディングで決められ、3失点目。その後、また何度もサイドをやられる。またかよと言う感じ。
さらに、プレッシャーもかからなくなって、いいようにやられるようになってしまった。
それもあって、キリノ、芳賀を投入。しかし、その芳賀は左サイドバックなんだか、それとも河合が下がった3バックなんだか、よくわからない変則的な感じのシステムへ。(監督インタビューでは3-5-2)
キリノもどうやって攻撃に絡むのかがよくわからない感じ。裏に抜けたいのか、足元に欲しいのか、まったくわからない。相手ボールのときにチェイスしているのはわかるが、マイボールになると行方不明とはどういうことか。
そして、右コーナーからまたヘディングで失点。
どんどんプレッシャーがかからなくなって、ボールを回され放題。よく後半3失点で済んだという感想だが、それで済んだのは杉山のがんばりのおかげ。
DFの立て直しが必要なのは誰が見てもはっきりしていると思うんだけど、ほかに人がいません。やっぱり山下の移籍は痛かった。7月の補強は山下出戻りでもいいんじゃないか。まぁ、ありえないと思うけど。