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神なる冬

カミナルフユはマヤの遺跡
コンサドーレサポーターなSFファンのブログ(謎)

ヱヴァ破二回目

2009-08-15 16:31:41 | Weblog
動員数200万人突破となり、大入り御礼で何かくれるというので、ヱヴァンゲリオン新劇場版:破を見てきた。2回目だけど、どうせ2回見ようと思っていたので。

1回目に見た時には、驚きの方が強くて細部まで見れていなかったのだが、今回は冷静に見ることができた。(笑)

Webの謎系サイトでいろいろ書いてあるとおりなので、あまり付け加えることはないんだけど、個人的に気になったメモ。

・ユイの墓標はどう見ても「~2004.1」ではなく、「102004.1」に見える。なんじゃそれ。
・初号機の胸に使途と同じ赤いコアがあった。1回目には気付いてなかった(笑)
・6号機のヤリは初号機と巨大レイが融合してサードインパクトが発生しかけたのを止めたのだと思われる。
・6号機の中身は月にいた巨人でほぼ確定。これがアダムだとすれば、セントラルドグマに6号機が下りればサードインパクトが発生するということ?

ユダヤ教や旧約聖書に起因する固有名詞が多い中で、「ネブガドネザルの鍵」だけが浮いている。これがストーリーの文字通りの鍵だと思うんだが、他に非聖書なキーワードが思い浮かばん。旧作では、エヴァ弐号機がプロメテウスだという裏設定もあったようなんだが……。

【追記】
ネブガドネザルはユダヤの敵じゃん。
「4人」とはこれか……?
その第四の者の様子は神の子のようだ

[映画] サマーウォーズ

2009-08-15 09:25:36 | 映画
サマーウォーズ - goo 映画


(C)2009 SUMMER WARS FILM PARTNERS

見たのは先週。ただ、今ひとつ未消化な部分があって、感想が書けなかった。
今でもそれは変わらないのだが、とりあえず記録のために。

この作品は傑作である。久しぶりにマジ泣きした。
しかし、なんで泣けたのかわからない。

主役級のキャラが死ぬ悲しい話ではあるし、自己犠牲ばりばりなシーンもあるにはあるが、それだけなら他に感動的な映画はたくさんある。それなのに、なぜか、ここ十年で一番泣けた作品かもしれない。

映画が終わった瞬間に拍手をしたくなった。周りがそんな雰囲気じゃなかったからしなかったけど(笑)
ただ、スタッフロールの間に席を立つ人がほとんどいなかった映画も久しぶり。

2chまとめサイトの「泣きたくなるような夏の画像」にでもありそうな、田舎の夏の情景。
祖父宅に毎年集まっていた子供の頃の、TV前からちゃぶ台を縦に並べた食卓の情景。
ご先祖様が挑んだ絶体絶命の合戦を、身振り手振りを交えて語るおじさん。
世界の危機に瀕しても決して諦めず、周囲を鼓舞し続けるおばあちゃん。
そして、自分に何が出来るかを考え始めた家族たち。
傍観者から当事者へ鞍替えした世界中のネットの住人たち。
つながること。ひとりでいないこと。おなかいっぱい食べること。

たとえ、ひとりひとりが強大な力を持っていたとしても、それらがつながっていなければ力を使うことが出来ない。
敵はネットのアカウントをクラッキングすることによって、つながりを断ち切っていく。
世界のつながりを、世界のキズナを取り返すための戦い。
しかし、それはまた、家族の不始末を取り返すための、家族の無念を晴らすための弔い合戦。
そしてまた、好きなあの人のため、好きなあの娘のため。さらに、プライドを取り戻すための個人的な戦い。
大きな物語から小さな物語が繋がって、すべてが最後の戦いに収束していく。

どれがということなく、これらのすべてがクライマックスへ向けて感動を引き出していく。
あらすじで書いてしまうと実はどうってことない話ではあるのだが、これはすべて脚本と演出の勝利なのか。
感動の素となるピースをつなぎ合わせる技術がすごいのだろうか。

いまだになんだか良くわからないのだが、ネットの予告編を見るだけで胸が熱くなる魔法の作品である。