神なる冬

カミナルフユはマヤの遺跡
コンサドーレサポーターなSFファンのブログ(謎)

[SF] S-Fマガジン 2009年8月号

2009-07-19 23:11:12 | SF
[SF] S-Fマガジン 2009年8月号

『S-Fマガジン 2009年8月号』 (早川書房)




今号はチャイナ・ミエヴィル特集。
『ペルディード・ストリート・ステーション』は買ってあるんだけど読む暇が無い。持って歩くにはでかいし(笑)
SFというよりはSF風味なファンタジー小説系。ファイナルファンタジーの荘厳なやつと思えばいいか。

掲載されている3作品はすべて完成度の高い作品だと思う。この人がいままで日本に紹介されていなかったのは不思議といえば不思議。そのうち、イーガンなみのブームを巻き起こすかもね。

他に目を惹いたのは《銀河乞食軍団》のシェワールドものとか。萌え絵の表紙で、正直言って、怖くて読めません。

連載物では、神林長平の雪風第3部が完結。最終章は読まずに単行本で読む(笑)



『鏡』 チャイナ・ミエヴィル
 ○:映画の『ザ・ミラー』を思い出したり。緻密に構築された世界の情景に、理屈抜きに酔える。

『ある医学百科事典の一項目』 チャイナ・ミエヴィル
 ○:これは一発ギャグなのか、都市伝説的怪談なのか。良くわからんが、クスクス笑いながら読んだ。

『ジャック』 チャイナ・ミエヴィル
 ○:これもまた、世界に酔えという作品。背景の設定などは『ペルディード・ストリート・ステーション』を読まないとわからないかも。

今回の読み切りはチャイナ・ミエヴィルのみ。ちょっと珍しいパターンですね。

100人のプロフを見るだけの簡単なお仕事です

2009-07-19 22:42:43 | Weblog
最近仕事がきついです。
体力的にはそうでもないのだが、精神的にきつい。
無性に怒りっぽくなっていたり、もう鬱病初期かも(笑)

すべての元凶は社外窓口(技術営業というかなんというか)が対外的に約束したことが現場に周知されていないこと。契約条項もあいまいで、法律闘争に持ち込めば勝てそうなものの、ビジネスの関係上、いまさらの客先要求を丸呑みするしかなく、かといって、現場では計画上そんな工数もとっていないし、スケジュールも間に合うはずが無い。

なにが問題って、その社外窓口が別な部の部長で、面と向かって文句を言うわけにも行かず。しかもヤツが途中で仕事を放り出したために(社内的には別件の担当に回っただけだが)客先との合意事項がまったくわからならくなってしまっている。

そんなプロジェクトの技術責任者をやらされているわけだが、足掛け1年のプロジェクトで、残り3ヶ月前にゴールが違うといわれてもどうしろと。

明日も出社してくるダス。俺がやるのは事務所の鍵開けと不具合情報収集だけなんだけどな。急な方針変更のせいで基本的なミスが多すぎで、逆に俺にコーディングさせろっていう感じ。

まじ、胃がいてぇ。狂いそう。

[SF] 超弦領域

2009-07-19 22:38:39 | SF
>『年間SF傑作選 超弦領域』 大森望・日下三蔵 編 (創元SF文庫)



年間SF傑作選2008年版。
去年の年末に出た2007年版が好評だったために継続決定。
これからは毎年夏に出るそうだ。

今回もコアなSF作品から、何がSFなんだかわからない作品まで多様な傾向の作品を収録。

音楽でも単一アーティストのCDアルバムだと全曲終わる前に飽きることがあるが、オムニバスCDだと飽きることがない。そんな感じの短編集。

S-FマガジンとSF Japanを、とりあえずとはいえ、読んでいるせいで、既読の作品もあるのだが、それでもまったく知らない雑誌から知らない著者の作品が収録されていたりして、新鮮な楽しさがある。

そして今回また、円城塔の新作登場。まさか、毎年恒例になるんじゃないだろうか。
故・伊藤計劃の作品も掲載されていて、涙なしには読めません。

さらに、これだけ粒ぞろいの作品を集めながら、まだまだ足りないとばかりにSF短編賞の募集も開始。
副賞が年間SF傑作選収録で、賞金がその印税という、ある意味スゴイ賞。
他社の賞では、受賞作の権利を出版社が持っちゃうケースもあるから、後に映画化とか、ある意味当たればこっちの方がでかいかもよ。

巻末の後書に、“意外だったのは、「どうして××がはいっていないのか」という文句がほとんど見当たらなかったこと”とあるが、そりゃいろんな雑誌にくまなく目を通しているような読者が最近いないからじゃないのか。だからこそ、こういう年間傑作選に需要があると思うんだが。巻末の推薦作や、去年のSFマガジンを見返しても、「どうしてこれが」というものは見当たらないしな。

どっちかというと、S-Fマガジン、SF Japan抜きの傑作選にしてもらったほうが、既読作が無くて嬉しいんだが。まぁ、個人的な都合なので強く希望はしませんが。


[コンサ] J2第28節:コンサドーレ札幌 - ザスパ草津

2009-07-19 10:09:16 | コンサ
J2第28節:コンサドーレ札幌 1-2 ザスパ草津 @スカパー


仕事でバタバタしている間に、クライトン退団だとか。
時間の問題だと思っていたからショックは無いんだけど、退団決定から新助っ人決定までが早すぎて驚いた。
すっかり浦島だぜ。
ハファエルって、使途かビジュアル系バンドか、格好良すぎ。

ついでに、待望の左SBも補強。石川って聞いたとき、FC東京のかと思って頭の中がクエスチョンマークでいっぱいになってた(笑)

さて、試合の方だが、土曜日休日出勤午前様のおかげで、夜中の1時からビデオ鑑賞。
正直言って、1-2になってからハーフタイムまで寝オチしてしまった。
後半はちゃんと見たけど。

今日は失点シーンを除いて、いい試合だったと思う。
ボール支配率も高いし、シュート数でも打ち勝っている。決定機の数もコンサの方が多かったはず。なんといっても、課題と言われていたコーナーキックから完璧な形で決められたことが良かった。といっても、確率1/10じゃまだまだだけど。

キリノは久々に快足でDFを置き去りにするプレーを見せたし、石井のオフボールの動きも良かった。
ダニルソンは攻守にがんばった。コーナーからの得点も、バーに当てたフリーキックも素晴らしかった。
藤田も西も上里も決定機を何度も作れていた。
守備陣も、西嶋は決定的なシュートがあったし、CB二人も戸倉を自由にさせるシーンは、……あんまり(笑)無かった。

褒め殺しのつもりはなく、本心から、今日はいい内容だった。ただ、結果が付いてこないことが苦しい。

しかし、結果よりも内容と言っていたはずのUSもそろそろ切れたのか、試合終了後にサポーターからの説教大会。しかもスカパーで放送されまくり。言っていることはほとんど聞き取れなかったんんだけど、かなーり異様な雰囲気は伝わってきた。解説の大森もびっくりですわよ。

結果を求めるのか、内容を求めるのか。
当然、両方必要なんだが、まずは結果なんだろうな。
内容がよければ結果が付いてくるなんていうのは、内容がちょっといいくらいでは、まだ夢なんだろう。

岡田監督以来、結果が良かったときのサッカーはカウンターサッカーで、ポゼッションサッカーをしようとした時代は石崎も柳下もジョアン・カルロスもダメだったんだよ。かと言って、三浦サッカーに未来がないことは証明されたようなものだし、難しいところだ。

これで遂に下位グループ入り。昇格は数字の上だけでも、そろそろ不可能だろう。
今から来年を見据えたチーム作りをするのか、少しでも勝ち点を上げることにこだわるのか。
また揉めそうだな、こりゃ。