2011荒尾市議選 6期目挑戦19票差で落選 田中ひろはるブログ!

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荒尾競馬 本年末で廃止を市長が表明

2011年09月06日 | その他
昨日から始まった、荒尾市議会9月定例市議会。
開会初日に前畑市長は、荒尾競馬事業を12月をもって閉鎖する事を表明されたようです。
★競馬事業の将来に向けた見通し。
★市財政への影響。
★市民の意見。
★競馬関係者の意見、実態。
などを総合的に判断し、断腸の思いで廃止を決断したと記事に掲載されていました。
あわせて、12月までの期間を設けたのは、競馬関係者の新しい環境への準備期間などを考慮したとのことで、今後は廃止に伴う離職者対策等に全力を尽くして取り組みたいとも明言し、市役所職員で対策チームを編成する事を表明したともありました。
これで、平成12年あたりぐらいから続いてきた荒尾競馬事業そのものについての議論に、一定の終止符が打たれたことになります。
当然のことながら、荒尾競馬事業は熊本県との一部事務組合でありますので、市が独自に廃止の手続きを進めることはできません。荒尾競馬組合としての判断を示し、最終的には廃止に関する議案に対して荒尾競馬組合議会での判断となります。が、しかし、廃止議案に対抗できるものを持ち合わせていないと『反対』とはなりませんので、当局提案の通りにことが進んでいくのではと思います。
市長の廃止表明により、来週12・13・14日で行われる質問戦においては、集中した議論が交わされるのではと思います。
今後に課題となるのは、
①清算費用約30億円(退職金・補償金、機器類のレンタル代、累積赤字・借金13億6000万円)に対しての、荒尾市と熊本県の負担割合。熊本県の意向は。
②荒尾市からの貸付金13億円の返還
③失業対策(所属騎手13人や調教師14人を始め、厩務員ら関係者180人が失職。競馬開催日にシル人からや警備会社からの関係者、出店者などなどを含めると約600人とも)。職員での対策チーム。期間限定か。
④厩舎団地に居住するその家族への対応(教育関係や福祉関係、住宅関係)
⑤地域に及ぼす影響(市内への経済波及効果は約9億円とも)
⑥残る施設や土地などの財産処分(17haのうち9haが借地。約100名。敷地内に点在している)
⑦在厩馬約270頭の処遇(馬の命にかかわる)
⑧第三セクター等改革推進債(三セク債)と基金との関係
⑨協力見舞金(対象者⇒騎手・調教師・厩務員・食堂関係者含め最大180人)の内容とは。
⑩場外馬券売り場施設の今後は、
などが考えられます。
国の財政健全化法に対処するため、市の財政負担を長期化させることも必要でありますが、農水省や熊本県からの財政を含めた支援も必要です。
来週からの質問戦。目が離せません。