拝啓、世界の路上から

ギター片手に世界を旅するミュージシャン&映画監督のブログ(現在の訪問国:104ヶ国)

シュトーレン(ドイツ)

2009-11-08 | 世界の食

ドイツのクリスマスケーキ、Stollenです。

ドライフルーツ等を練りこんで焼き上げたパンに白い粉砂糖をまぶしたものです。


お手ごろなものは、スーパーマーケット等で2~3ユーロ前後で売っていますが、
知人のドイツ人の家では母親が手作りで焼き上げるのだそうです。

写真のものは近所のスーパーで売っていた1人向けの小さいもので、90セント位でした。


日本では最近「おひとりさま」というフレーズが流行っているそうですが、
お一人様用クリスマスケーキってなんだかちょっと嫌ですね。(苦笑)

フランスのケーキ屋とドイツのケーキ屋

2009-11-07 | ドイツ生活情報


ドイツに来てびっくりしたことの1つに、「ケーキ屋がない」ということがあります。
(国際都市でフランス人等の外国人が経営しているお店をのぞく。特に自分は最初の3年間、田舎町に住んでいたので、外国人経営のお店なんてものもありませんでした)


日本では洋菓子店等でドイツ風のケーキとか、フランス風のケーキなんて言葉があるぐらいなので、ドイツはケーキの本場なのかと勝手に想像していたのですが、いわゆる日本のケーキ屋のようなものはドイツにありません。

ただドイツにもケーキは売っていて、その場所は「パン屋」です。


でも日本のケーキ屋のイメージとは違い、パン屋のはじっこに、大きな円形や四角形のホールで焼いたケーキが数種類あり、それを切り分けてくれるという感じで、まさにパン屋でパンを買うのと同じ感覚で、長方形等の素朴なケーキを買います。


一方で日本のケーキ屋に近いのがフランスです。

フランスはいわゆる洋菓子店(チョコレートやマカロン等も一緒に売っていたりします)があり、ケーキ屋でケーキを買うという気分になります。


この関係からなのでしょうか、フランスのクリスマスケーキは日本でも有名な「ブッシュ・ド・ノエル」(木の形をしたもの)という「ケーキ」なのに対して、ドイツのそれはシュトーレン(Stollen)という名前の、ブランデーにつけたドライフルーツを練りこみ上から粉砂糖をまぶした「パン」です。

(Stollenの本場はドレスデンだとか。お味の方は少なくともこれまで自分が試したものは、日本人の口にあまりあわないものでした。汗)



11月に入りドイツではどんよりとした日が続き、朝夕の冷え込みが激しく完全に冬モードになり、月末にはクリスマスマーケットが始まりますが、クリスマスケーキについてはいつもフランスが羨ましくなります。
(日本のパティシエが作ったケーキの方がもっと羨ましいですが。笑)


クリスマスになると、日本で生まれ育った自分は「クリスマスケーキ」が食べたくなるのですが、「クリスマスケーキが食べたい」とドイツの人達に話すと、さあどうぞとばかりにシュトーレンの「クリスマスパン」を満面の笑みで勧められます。(一方こちらは苦笑いですが)

この気持ちは残念ながらドイツの人達にはわかってもらえないようです。(笑)


※写真:フランスのあちこちで見かけるケーキ屋(ストラスブール)

新型インフルエンザ

2009-11-06 | その他
ドイツでも新型インフルエンザが拡大しているようですが、今週からようやく本格的に一般への予防接種がスタートしました。

ドイツの健康保険証を持っていると国費負担で接種できるようで、各医院では予約する人達や予防接種の人達で通常時よりかなり混雑しており、別件で通院しても診察までかなり待たされるという状況になっています。

ドイツの場合、9歳以下のお子さんと高齢者は間3~4週間あけての2回接種、それ以外は1回接種のようです。
(9歳以下は一般の半分の量を2回、高齢者は一般と同じ量を2回とのこと)


日本では一般向けの予防接種は年明けという声も出ているようですが、新型インフルエンザによる混乱はまだまだ続きそうです。

松井選手ワールドシリーズMVPの活躍でヤンキース世界一!!!

2009-11-05 | その他
MLBヤンキースの松井秀喜選手が、チーム得点7点中、先制本塁打を含む6打点の大活躍でワールドシリーズ制覇というニュースを聞きました。

怪我等の影響でここ数年はあまり良い成績が残せず、NY地元紙でも松井はヤンキースを今年限りか?という報道がされたり、今年のWBCにも怪我の影響で参加ができず悔しい思いをしたことと思いますが、結果が出なければバッシングがものすごい米国一の人気チームで、自らの力でチームを9年ぶりの世界一に導くのは、まさにすごいの一言です。

世界一を決めるような大舞台では、もはや技術云々の話では無いと思うので、ここぞというところで最高の結果を出せるそのハートの強さはぜひあやかりたいものです。(笑)


松井選手はワールドシリーズ6試合で、8安打8打点3本塁打、打率.615で日本人初のワールドシリーズMVPにも選ばれたとのこと。

同じ日本人として誇らしい限りですが、自分も頑張らなくてはとそんな気持ちにさせられます。


騎士の家(シャフハウゼン/スイス)

2009-11-04 | 旅フォト(スイス・リヒテンシュタイン)

今年の夏にボーデン湖へ立ち寄った際、一足のばして訪れたシャフハウゼンの騎士の家です。

16世紀のトピーアス・シュテイマーの作品といわれ、神話とローマの歴史がテーマになっています。


シャフハウゼンは07年に続いて2度目の訪問ですが、ドイツとの国境近くの町だけあって欧州の通貨であるユーロもそのまま利用でき、ボーデン湖やSingenからローカル電車で気軽に訪れることができます。


シャフハウゼンには円形城塞のムノートや、シラーの鐘のバラードのモデルになった大聖堂、ラインの滝への遊覧船等、意外に多くの見所があります。


Stuttgart=チューリッヒ間の新幹線(ICE)も停車するので、スイスードイツ間の移動の際には、ぶらりと途中下車してみるのも良いかもしれません。

マンデル・クロワッサン(ドイツ?)

2009-11-03 | 世界の食


オーストリアがオリジナルという説があるクロワッサンですが、個人的には濃厚なバターが練りこんだフランスのものが世界一だと思っています。

しかしドイツでもクロワッサンが広く食べられており、あちこちの町のパン屋の定番メニューになっていますが、フランスのそれと比べるとお味の方は平均的にかなり落ちるかなと、、、。(汗)


かろうじてショコラーデ(チョコレート)・クロワッサンは、濃厚なチョコクリームとあい、まずまずのお味なのですが、以前住んでいた田舎町の近くのパン屋でよく食べた変り種のクロワッサンが、ドイツらしからぬ?素晴らしいお味だったので少し紹介を。


マンデル・クロワッサンという名前の、表面にアーモンドをまぶしパンと一緒に香ばしく焼き上げ、仕上げに粉砂糖をまぶした甘いクロワッサンで、中にはすっぱいベリーのジャムが入っています。

表面の甘い粉砂糖と中のジャムの酸味、香ばしいアーモンドのコクが絶妙にあわさって素晴らしいハーモニーをかもし出している一品です。


ドイツでぜひオススメしたい一品!と言いたいところなのですが、、、実はまだそのお店以外のパン屋で見たことがなく、このお店のオリジナルなのか、もしくは特定地方(もしくは他の国?)のものなのかも良くわかっていません。(汗)


以前住んでいた町を訪れる機会があると、朝食用に足を運んで買い求めるのですが、今も他に同じものを売っている店はないかと、ドイツでパン屋をのぞく機会がある度に探し求めている一品です。

回線事情

2009-11-02 | その他
自宅のInternet回線が頻繁に回線障害となります。

特に夜間・早朝や週末の回線断がひどく、毎週のように不具合が出ています。

自分の契約プロバイダだけかと思い他プロバイダ利用者の話を聞きましたが、やはりトラブルが多いようで、フランクフルト地域全般的に回線事情がよくないようです。


そういえば先日イギリスで、日常生活でストレスを感じるもののアンケートがあり、その一位が「インターネットがつながらない」だったという話を聞きました。

どうやらドイツだけでなく、欧州全体で似たような状況みたいです。


毎週のように回線障害でインターネットが利用できないなんて日本では考えられませんが、回線障害時向けに携帯電話経由で接続する等の手段を持っておくことも考えないといけないのかもしれませんね。



レジデンツ(ヴュルツブルク/ドイツ)

2009-11-01 | 旅フォト(ドイツ)

18世紀に建てられた欧州の代表的なバロック建築である、ヴュルツブルクのレジデンツです。

ヴュルツブルク大司教の宮殿として建立されたものですが、世界一大きいフレスコ一枚画のある「階段の間」が有名で、ユネスコの世界遺産にも登録されています。


フランクフルト中央駅からミュンヘン方面へICE(新幹線)で約1時間で、ローテンブルク方面への乗換駅でもあることから、ローテンブルク訪問の際に立ち寄る人も多いようです。