拝啓、世界の路上から

ギター片手に世界を旅するミュージシャン&映画監督のブログ(現在の訪問国:104ヶ国)

聖墳墓教会のイエスの石墓(正面/エルサレム/イスラエル)

2008-07-28 | 旅フォト(中東)
聖墳墓教会の中央に建つドームはイエス・キリストが埋葬され3日後に復活をとげたとされるイエスの石墓です。

多くのキリスト教徒が拝顔の為に列を作っていました。

聖墳墓教会の終油の石(エルサレム/イスラエル)

2008-07-28 | 旅フォト(中東)
聖墳墓教会はエルサレムの旧市街にあるキリスト教の聖地で、イエス・キリストの墓とされる場所に建つ教会です。

ゴルゴタの丘はこの場所にあったと言われています。

この終油の石はイエス・キリストの体が埋葬の為に準備された場所であると信じられている石です。

旅のお小遣い帳(2008年夏週末旅/イスラエル)

2008-07-27 | 旅メモ&旅日記(中東・アフリカ)



先週末旅したエルサレムの旅メモに続き、旅の小遣い帳も参考までにアップします。

日本円に換算すると少し高いですが、欧州で生活していると実質物価1EUR=100円位の感覚です。


※週末旅のお小遣い帳

○イスラエルまでの移動費用(早期予約。フライトチケット、各種税、電車賃込み):約210ユーロ

○現地での費用(ホテル代込み):約140ユーロ
・乗り合いタクシー(空港→旧市街ダマスカス門):50NIS(10EUR)
・ホテル代(シングル朝食付1泊):60USドル(40EUR)
・土曜日昼食:50NIS(10EUR)※イスラエルレストラン
・土曜日夕食:70NIS(14EUR)※アルメニアレストラン
・土曜日水:5NIS×2(1EUR×2)
・土曜日コーラ:5NIS×2(1EUR×2)
・土曜日インターネット(1H) :10NIS×2(2EUR×2)
・日曜日昼食:20NIS(4EUR)※イスラエル料理の現地安食堂
・日曜日コーラ:5NIS×2(1EUR×2)
・タクシー代(旧市街ダマスカス門→空港):200NIS(40EUR)
・生オレンジジュース(空港内):25NIS(5EUR)
上記内訳プラス雑費等


◎今回の旅での総出費合計:約350ユーロ(約5万6千円)

(週末旅行なので比較的ゆとりのある内容ですが、旧市街→空港への移動手段と食費、宿代を抑えれば260~300ユーロ程度でも充分可能だと思います)



※写真:現地の安食堂での1枚。
Hummos(左)、ピクルス(奥)、ホブス(右)、生オレンジジュース(手前)

2008年7月20日(エルサレム/イスラエル)

2008-07-27 | 旅メモ&旅日記(中東・アフリカ)


8:00起床 宿泊している宿(Hashimi Hotel)の屋上からエルサレム旧市街や岩のドームを眺めながら朝食。

岩のドームはイスラム教徒以外は入れないので、こうして宿の屋上から見られるだけでもここに宿をとってよかったと思う。


9:00~10:30 シンドラーの墓(Grave of Oskar Schindler)の前で歌う。
歌い終わった後、映画シンドラーのリストのラストシーンのユダヤの人々と同じように、無数に置かれた墓石の上に小石を置き、また歌い終わったギターのピックも置いた。

小石が彼の業績へのリスペクトの証ならば、自分の場合、この地で歌ったギターのピックがより相応しいと感じたから。


10:30~11:30 ダビデ王の墓(KING DAVIDS TOMB)へ
塔に登りマリア永眠教会等を眺める。


11:30~12:00 少し時間があったので、もう1度、嘆きの壁(Western Wall)へ足を向ける。黒ずくめのユダヤ教徒の人々が印象的だった。



12:00 宿をチェックアウトしヴィアドロローサの地元食堂で昼食。

Hummos+生オレンジジュースで20NIS。(4ユーロ) こっちの方が昨日食べた店のHummosより安くうまかった。

なおヨルダンやシリアでは生マンゴージュースが最高だと思ったが、エルサレムでは生オレンジジュースが最高だと思う。



12:30 空港へはセントラルバスターミナルから約30分~1時間ごとにバスがあるらしく、合計1時間30分、計バス代25NISぐらいと聞き、ダマスカス門からタクシーをひろいセントラルバスターミナルへ向かおうと思う(40NIS)が、セントラルバスターミナルの空港行きバスの前までと言うと、それなら直接空港へ行った方が良いと進められる。


幾らか聞くと200NIS(40ユーロ)とのこと。宿代と同等金額でちょっと高いが、行きの入国時でさえ別室送りとなったことを思い出し、離陸時は世界一手続きが面倒といわれる空港だし、ユーロでも支払いOKというので、少しでも早く空港に着くべくそのままタクシーで向かうことに。



13:30 ベングリオン(Ben-Gurion)空港へ到着。
空港に入る車の検問所でもパスポートをチェックされ10分待たされる。これは先が思いやられる。


航空会社カウンターでチェックインしようとするがその前のセキュリティチェックでもパスポートチェックがあり、ここでもイランの入国スタンプが問題視され別エリアで20分程質問ぜめにあう。


14:15 航空会社のカウンターでチェックイン。ここはスムーズだった。


14:15~15:15 出国ゲート前のセキュリティチェックでも引っかかる。
電気関連の全てをチェックされ、電気シェーバー1個残っていただけでも再検査となり1つのセキュリティチェックを5回も通る羽目に。


15:00~15:15 いよいよパスポートコントロールへ。これまでは表紙のまま渡して、ぺらぺらとめくるときに他国のスタンプが目に入り問題となっていたので、試しにイスラエルの入国スタンプが押されたページを開いて渡したところ一発OK。

なおこの時は各列の進行状況をしばらく見ていて、最も回転のスムーズな列(たぶん係員が比較的チェックが甘いと思われる)に並んだこともよかったのかもしれない。
(偶然かもしれないが)


15:15~15:45 デューティーフリースペース(かなり広い)のカフェテリアで生オレンジジュースを飲む。25NIS。(5ユーロ)さすが空港値段。


15:45 フライトゲート(C6)へ


TLV16:45/FRA20:00 LH687


※写真:この日歌ったシンドラーの墓とMy Guitar

2008年7月19日(エルサレム/イスラエル)

2008-07-27 | 旅メモ&旅日記(中東・アフリカ)

7月18日(金)夜~19日(土)朝移動
FRA22:25/TLV3:20 LH690


入国審査で別室送りに。
イランや他のアラブ各国の入国スタンプが問題視され計15分以上取調べを受け、2名の係員からあれこれと質問を受ける。(待たされた時間もあわせると計30分別室行きとなる)

4:00 乗り合いタクシーでダマスカス門へ 50NIK(シュケル) ※約10ユーロ 1ユーロ=約5シュケル

約50分でエルサレム旧市街のダマスカス門へ。ダマスカス門から徒歩10分のHashimi Hotelへ。


ホテルの入り口は開いていたものの受付は誰もおらず。
5:00~8:00 ホテルロビーのソファで仮眠。


8:30~11:30 チェックインは13時30分以降と言われ、荷物だけ預かってもらい旧市街散策へ。

聖墳墓教会(キリスト教の聖地)、嘆きの壁(ユダヤ教の聖地)、岩のドーム(イスラム教の聖地)、ヴィアドロローサ(イエスが十字架を担いで歩いた道)等へ。

岩のドームは各入り口にポリスが銃を持って立っており立ち入り禁止。

イスラム教徒は普通に中に入っていくので、中を少しのぞこうとすると、銃口を向けられ立ち去るよう強い口調で言われる。



12:00昼食。ヴィアドロローサのAmigo Emilへ。Hummos、Mutabal、Baqdunisiyh、Taboulch、Arabic Salada等が一緒になったJerusalem Plateを頼む。これが40NIS。(約8ユーロ) Hummosは卵の白身?にセサミペーストとレモンを

あわせたディップで、アラブパン(ホブス)につけて食べるとなかなか良かったが、それ以外は日本人の口にはちょっと微妙な同じ。
(アラブ風サラダもレバノンで食べたものより格段に落ちるが、まあなんとか食べられた)



12:30~13:30 ヴィアドロローサの通り沿いのインターネットカフェへ。日本語できる?と聞くと、CD-ROMを持ってきてくれ設定してくれた。1時間10NIS。(2ユーロ。約300円)


13:30~14:30 ホテルをチェックインしシャワーを浴びる。
1泊60USドル(約40ユーロ)



15:00~18:00
イスラム地区、ユダヤ地区を通ってシオン門から少し歩いた先のオスカーシンドラーの墓へ。
しかし町なかを迷って着いたのが夕刻だった為か門は閉じられている。
墓地前で1時間30分程歌う。
歌っていると人が何人も通り過ぎていき、時々立ちどまって聞いている人もいた。
そのうちの1人のおじいさんが、明日の朝は開いていると教えてくれたのでまた翌日来訪することに。



18:00~20:00
アルメニア地区を通りアルメニア料理レストラン、Armenian Tavernへ。
・アルメニアサラダ(ヨーグルトソース+スパイス+きゅうり+トマト) 15NIS。(約3ユーロ)
・Khokeniλ(ブドウの葉で羊挽肉を包んだトルマを、トマト、パプリカ、玉ねぎと一緒にコンソメスープで煮込ん

だ料理)45NIS(約9ユーロ)
・コーラ10NIS(約2ユーロ)

はっきり言ってアルメニア料理はかなりウマイ。(ブルガリア料理に少し近いイメージ)


手持ちのシュケルが少なくなってきたので帰り道ダビデの塔前で両替をする。20ユーロ→100NIS。



インターネットカフェに立ち寄り22時頃就寝。

前日飛行機の中で殆ど眠れず3~4時間程度の仮眠だけだったので、この日は熟睡。
やはりベットで眠れるというのは良い。(当たり前のことかもしれないけれど)



※写真:嘆きの壁

帰ってきました

2008-07-21 | その他
イスラエルから無事帰ってきました。

やはりというか帰りも空港のチェックが非常に厳しかったですが、出発の3時間30分以上前に到着したので何とか無事飛行機に乗れました。


地球の歩き方が発行されなくなった影響か(自分は昨年改訂されたロンリープラネットを持っていきました)、あまり日本人の姿はありませんでしたが(先々月行ったシリアやレバノン、ヨルダン等であったバックパッカーはイスラエルに寄るという話をしていたので、タイミングがあればどこかであうのでしょうが)、欧米のバックパッカーや観光客の姿は非常に多かったです。

欧州の旅行者はもちろんのこと、昨今のドル安の影響かあまり中東や欧州の観光地で見かけないアメリカ人に会ったりもしたので、3つの宗教の聖地であるエルサレムは、その信者にとってものすごく特別な場所なのでしょうね。


そういえば自分が今回歌ったシンドラーの墓の上には、映画と同じように石が沢山置かれていました。

自分も石を1つと、そこで歌い、旅でも使い込んできたピックを1枚置いてきました。


彼の行為に対するリスペクトの思いを石に乗せておくならば、自分の場合、その思いが詰まったピックの方がより相応しいような気がしたので。


もしエルサレムのシンドラーのお墓でオレンジ色のピックを見かけたら、まだ会ったよ!と連絡下さい!!!
(ゴミかと思われ、すぐに撤去されてしまうかもしれませんが。汗)


話がそれましたが、エルサレムでの旅メモや写真を近々にアップする予定です。

しかし実は明日から仕事でフランス、スイスへ出張なので、次回更新はおそらく週末になりそうです。


それでは今日はこの辺で。


旅のライブレポートFROMエルサレム(その2)

2008-07-20 | 旅メモ&旅日記(中東・アフリカ)
エルサレムからライブレポート再びです。


さてエルサレムでギター片手に歌ってきました。

3つの宗教の聖地が入り乱れるこの地で、特定の宗教色が強い場所で歌うのは何かちがうと感じ、シンドラーのリストで有名なオスカー・シンドラーの墓地前で1時間半程歌ってきました。
(思考回路がひどくシンプルにできている自分なので、あの映画に感銘を受け、昨年はポーランドのアウシュビッツへ足を運び、今回は同映画のラストシーンでも出てきた、エルサレムのシオン門から少し歩いた先にある、シンドラーの墓地へ足を向けてしまいました)


エルサレム旧市街はキリスト教地区、ユダヤ人地区、イスラム地区、アルメニア地区と4つの宗教・人種によって居住区が分かれていますが、一通り歩いてみたところ、その他3地区では多少入り乱れている感はあったものの、イスラム地区ではユダヤ人(黒いシルクハット、スーツに髪を結ってひげを伸ばしている)はあまりみかけない等、明確に区分けがされているような気がしました。
(そういえばユダヤ地区ではユダヤ人以外はあまり見かけませんでしたが)

そんな中、今日はアルメニア地区のレストランでアルメニア料理を食べたところ、かなり美味でした。

お昼に食べたエルサレムフード(アラブ料理系)は少し微妙なものが多かったので、かなりGood!という感じです。

テイスト的にはブルガリア料理に近いイメージですが、良質なヨーグルトがあるからか、コーカサス方面の料理もヨーグルト料理が多いのかもしれません。
(まだ行ったことないので未確認ですが)

写真等は戻ってから少しずつアップする予定です。


さて特定の宗教色が強い場所で今回は歌わないと言っていたのですが、先ほどキリスト教地区の両替屋で両替したところ、1曲歌っていけといわれたので、2曲程店先で歌い大いにもりあがったのですが、その後あやしげな日本語をしゃべるおっさんが突然現れ、「私は牧師です、あなたは神を信じますか?」とキリスト教へ勧誘されてしまいました。

いえ私は仏教徒なので結構ですと足早に立ち去りましたが(本当は日本人の場合、一応という注釈が前につくのですが)、さすが聖都エルサレム、歌った後に「あなたの歌よかったです、ウチの宗教入りませんか?」と切り返しされたのは初めてです!!!


イスラム地区で歌ったら、やっぱりイスラム教へ勧誘されるんだろうか。。。
(おいおい)



話は変わりますが、今ヴィア・ドロローサ(イエスが十字架を担いで歩いた道)のインターネットカフェに来ていますが、ここは家庭用ゲーム機があまり普及していないのか、ネットカフェが子供達のゲームセンター(ネットゲームでしょうか?)と化しており、両隣後ろと5人位のゲームに盛り上がって熱狂する子供達に囲まれて、なんだかかなり浮いています。

小学生ぐらいの子供達の中におっさんが1人。かなり気まずい。
(自分でおっさん言ってしまった。まあ小学生から見ればそうでしょうが)


今日はこの辺でそろそろ立ち去るとします。

それではまた。

旅LiveレポートFROMエルサレム

2008-07-19 | 旅メモ&旅日記(中東・アフリカ)
今イスラエルのエルサレム旧市街のインターネットカフェから旅ライブレポート中です。

昨晩のフライトでイスラエル入りし、今朝方は聖墳墓教会(キリスト教の聖地)、ヴィアドロローサ(イエスが十字架を担いで歩いた道)、嘆きの壁(ユダヤ教の聖地)等を見てきました。

岩のドーム(イスラム教の聖地)もちょっとのぞいたのですが、どの入り口にも軍隊が立っていて非イスラム教徒の立ち入り禁止になっています。

ちょっとだけその姿をおがみましたが、写真を撮ろうとすると、ライフルを構えて強い口調でクローズと言われ追い払われました。

3つの宗教の聖地が入り乱れいろいろと難しいのでしょうが、改めてイスラムの排他性を感じました。


さて今回は空路入りしましたが、出国時の超厳しい検査は世界一といわれますが、入国時は比較的スムーズに行くと聞いていましたが、いきなり別室送りとなり、計30分以上待たされ、個人尋問も10分以上と要注意人物扱いで冷や汗モノ。

なんでもイランやらシリアやらレバノンやらその他中東、北アフリカ諸国へこの1年前後で立て続けに行っているので、その入国スタンプの履歴が大問題だったようです。

しかし逆にイスラエルを先にすると入国拒否される国が多いので、これは仕方のないことだと思い、延々と続く尋問にできるだけ誠実に答えていたら、何とかパスできました。

今日はこの後宿へチェックインし、夕方ギターを持って歌いに出ようと思っています。


それではまた報告します。