新しい仕組みを作るということは、試行錯誤の連続なのだなと感じます。
先日、ワークスタイル変革を実践している方々とお話する機会がありました。
その中にあった言葉。日本は住宅事情の問題があり、「自宅で仕事がしづらい」ということ。
仕事に集中できる部屋があれば別だが、自宅に自分のスペースを確保することが難しい人が多く、結局会社に出社した方がはかどるといった現実があります。
この「現実」というのは、とても重要だと思います。
一方で、「今の日本の働き方でいいのか」という、視点があります。
自分はこの10年を振り返って、仕事を生きがいにしてきたし、これからも仕事にやりがいを感じて生きていきたいと心から思っています。
(旅と音楽をテーマにしたブログでこんな事を言うのも何ですが、「やりたい事」や「好きな事」を少しでも仕事で実現できるようにといつも思っています)
ただそのために、沢山のものを犠牲にしてきたし、失ったものも大きい。
キミノセの歌詞にある、「大事なもの無くさなきゃ生きれない世界を変えたい」というフレーズは、心の底から出た言葉。
「家では仕事をしない」というまったく別の発想もあります。
カフェやファミレスではない新たな、仕事ができる共有スペースを街中に作るという考え方もあります。
テラスハウスの番組の影響で、都内にシェアルームが急速に広まっているように、「需要」があれば必ずこの国には、「供給」が生まれる。
まだまだこの取り組みは始まったばかり。
「難しい」と、「できない」・「不可能」は同じじゃない。
大切なのは、「本当にそれが必要か?」という事と、「どうしたら実現できるのか?」という「ゴールからの逆引き」の発想。
「自殺大国」などという不名誉な称号を返却できるように、
「生活は豊かだけど幸せを感じにくい国」というフレーズが忘れ去られるように、
「人身事故」という言葉が死語になるように、
この国の未来に「選択肢」を作る為に、チャレンジを続けたいと思っています。