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選手・現場の声55

2021-02-14 00:22:56 | スポーツ文化・その他

 リスペクトコラムです。
 コロナ禍が続く中、昨日の深夜NHKで大坂なおみ選手の、全豪オープン3回戦を観ました。すっかり貫禄で2-0で快勝しました。試合内容を確認しようとネットを観ていたら、「自動判定」「自動線審」という耳慣れないキーワードが出てきました。どうやらAIによる審判のようですが、気になったので調べてリスペクトする事にしました。
 ちなみに昨日からコロナの影響で無観客試合になったとか。問題無いと胸を張って有観客試合で当初やっていたオーストラリアもやはりそうなりましたか。やはり、甘く見てはいけません。開催ありきではいけないと思います。
   
【全自動判定、信頼できる? 線審廃止、大坂ら歓迎】
「全豪オープンで、機器を使って自動判定する方式が話題を呼んでいる。新型コロナウイルスの感染対策で、線審がコートに入ることによる密を避けようと全試合で採用されているが、「全自動化」に賛否さまざまな声が上がっている。
 今大会では、本来イン、アウトなどの際どい判定に選手が異議を唱えるチャレンジの際に使用する、「ホークアイ」というシステムの映像判定を全プレーに適用。そもそも誤審を減らすためのシステムとあって好意的な意見が多い。
 女子の大坂なおみ(日清食品)は、「トラブルを避けられるのでは」と前向きに捉える。「判定が正しいのかどうか、悩むことがなくなる。このやり方を続けることに不満はない」と歓迎した。
 男子で世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)も肯定派。「こういう技術があるなら、線審が必要な理由は見当たらない」。過去に線審らへの暴言で物議を醸したことがある女子のセリーナ・ウィリアムズ(米国)も「慣れればとても良いこと」と評価している。
 一方、男子世界14位のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)は「線審が大舞台に立つ機会を奪っているのではないか」と指摘。日比野菜緒(ブラス)は機械による誤審を経験しているそうで、「信頼は80%くらい」とか。「人がジャッジしてくれるドラマもあると思うので、少し寂しい気もする」と胸中を明かした。」
引用:時事ドットコム

 導入のきっかけはコロナ禍の中で、線審で密になる事を避けるため。と言いながら、時代は最後に審判が判定するビデオ判定から、審判が口を挟めない全自動判定になろうとしています。時代は早いです。選手もポジティブな意見ばかりですね。ちょっと違うだろというのがラオニッチ選手のコメント。試合ありきではなく、審判ありきの意見。大事な事は審判を食べさせる事ではなく、フェアな試合運営をする事です。審判に一番気を使って、こういう技術の導入に躊躇しているのは実はサッカー界ではないかと個人的に思っています。ただ、コラムを読むと機械による誤審の事例もあるそうで、まだ完璧ではないようですね。
   
【自動線審、inかoutか コロナ禍の全豪テニスで導入
「様々な新型コロナウイルス対策を施して開催している今年の全豪オープンテニス。なかでも今後への試金石になりそうなのが線審を廃し、テクノロジーを使った自動判定システムだ。正確性の向上を歓迎する選手が多い半面、懐疑や不満の声も聞こえてくる。
 今大会で機械化されたのはボールのアウト、イン、サービス時のフットフォールトなどこれまで線審が担ってきた判定。1コートに最大9人いた線審をなくして密になるリスクを避ける措置で、四大大会の全コートで実施するのは初めての試みだ。
 判定を下すのは「ホークアイ」と呼ばれるシステム。通常は判定に不服のある選手が異議を申し立てる「チャレンジ」の最終判断に使う。コートの周囲に設置したカメラがボールの軌道や着地点などを解析し、アウトやフォールトの場合は音声が自動的にコールする。」
「誤審の可能性が残るのに、〝上訴〟の仕組みがなくなることへの是非も問われる。チャレンジの最終判断に使われていた機械が最初から判定を下すようになると、その上の審級がなくなる。誤審の絶対数が減ったとしても、勝敗を左右するポイントで納得できない判定を受けたとき、選手は果たして割り切れるのか。娯楽性を考えれば、回数制限のあるチャレンジがもたらす駆け引きやドラマ性も捨てがたい。コロナ禍が促した取り組みの帰結は機械化へのさらなる一歩か、テクノロジーの限界か。今後の動向に注目したい。」
引用:日経新聞

 テニスは1コートに最大9人線審がいた訳ですか、そりゃ密状態なのかもしれません。このホークアイというシステムは確かVARが導入され始めた頃に、ゴールライン・テクノロジーとして取り上げたのを覚えています。サッカー界では現在仏、伊、英、独の4つのメガリーグで採用されているそうですが、調べてみると自動判定ではなく、ビデオ判定の一環の様子。
 JリーグでもVAR導入時によく聞かれた「ドラマ性」。あれほど毎年誤審騒動(そういえばコロナイヤーの昨季はすなぜか少なかったですね)を観ると、何を甘えた事を言っているのだ個人的に言いたいところですが、今回の自動判定も同じような声がどうしても出るようですね。個人的には「チャレンジ」制がいいと思ってます。サッカー界も導入して欲しい。サッカーはボールが大きいので、テニスよりも判定がしやすいのでは。まぁプレーフィールドが大きいですが。これらの情報を聞いて思うのが、早かれ遅かれこういう時代が来るという事。いつかサッカー界でも2人いる線審がいなくなり、自動判定になるかもしれません。

 14日の山陽新聞朝刊に詳しく記事として載っていました、さすがです。
「四大大会では主審と7~9人の線審で打球のアウトやインを判定する。線審は1時間ごとに交代するため、1試合で十数人が必要。規模が大きい四大大会では国内外から資格を持つ数百人の審判員が集まる。屋外競技とはいえ『密』になるリスクを避けるため、主に機械判定で裁く運営は四大大会ではコロナ禍で初めて開催された昨年8~9月の全米オープンで採用された。」

 昨日夜、全豪を観ていた時は意識が無かったですが、今度はよく観てみる事にしよう。大坂選手頑張っていますね。準々決勝に進出していますが、今夜0:40からNHKで放映があるから観たいです。ただ、明日は仕事日なのでやべスタを観てから寝るかも。留守録という手があるな。読者の皆さん、世界ランク3位の大坂選手を応援しましょう。
VAR関連⑭:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20201220
 〃   ⑬:
https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20200209
 〃   ⑫:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20200204
 〃   ⑪:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20190928
 〃   ⑩:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20190523
 〃   ⑨:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20190511
 〃   ⑧:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20190510
 〃   ⑦https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20180830
 〃   ⑥:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20180523
 〃   ⑤:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20171115
 〃   ④:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20171025
 〃   ③:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170428
 〃   ②:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20161216
 〃   ①:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160912
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers 

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