J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

Jリーグの話題169

2019-09-28 00:05:45 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 先日、Jリーグから、来季からVARを導入すると公式発表がありました。従来は'21年シーズンからで遅いなと思っていたので、妥当な導入時期になって良かったと、さすが村井チェアマン、グッドジョブだと思いました。
   
【Jリーグ来季からVAR導入】
「Jリーグは来季からJ1全試合でVAR(ビデオアシスタントレフェリー)を導入することを決め、25日にJFAハウスで開かれたJリーグ理事会で承認された。J1以外にも、2019年Jリーグ王者と前年度天皇杯王者が対戦するスーパー杯、Jリーグ杯の決勝トーナメント以降の全試合、J1参入プレーオフで導入される。
 当初、Jリーグは2021年シーズンの導入を目指していたが、1年前倒しすることになった。VARの導入にはFIFA(国際サッカー連盟)で定められたトレーニングを受けることになっているが、Jリーグによると昨年、今年で約60人が受けているという。」
引用:スポーツ報知

【2020シーズンのビデオアシスタントレフェリー導入試合について】
「Jリーグは、本日開催した理事会で、2020シーズンについてビデオアシスタントレフェリー(以下、VAR)を下記試合で導入することを承認いたしましたのでお知らせいたします。
■2020シーズンのVAR導入試合 [全321試合]
・明治安田生命J1リーグ [全306試合]
・スーパーカップ [1試合]
・リーグカップ ノックアウトステージ [全13試合]
・J1参入プレーオフ 決定戦 [1試合] 」
引用:Jリーグ公式HP

 とにかく良かったですね。'20年からの導入と聞いた時に、おいおい更にもう1年「世紀の誤審」を何回も観なければならないのかと愕然としていましたから。DAZNの「ジャッジメントプレー」もさらにもう1年、延々とああいうネガティブな番組が話題になり、「早く他の競技のように導入したらいいのに」とため息ばかりつかなければならないのかとあきらめていましたから。GOALに3つの課題が挙がっていました。

【その精度は99%。JリーグがVARを導入するための3つの課題とは?】
〔VARはフットボールをクリーンにした〕
「エラリー氏(IFABテクニカルダイレクター)は「VARを使った重要な判定の正確性は99%」と説明。「最小限の介入で最大限の成果を得ること」と強調し、その効果は「単純にミスを減らすだけではない。イタリアでVARが導入されたシーズン、シミュレーションが40%、抗議は12%、審判に対する暴言は11%減少した。ファウルの数も減り、インプレーの時間が増えた。VARはフットボールをクリーンにしたと言える」とする。」
〔VAR、オペレーションの実際〕
「スタッフは3人で、中央にVAR、左にアシスタントVAR(AVAR)、右にリプレーオペレーター(RO)が着席する。VARとAVARはレフェリーかレフェリー経験者のみ。ROはVARの要求に従い、必要な場面を再現するなど映像に関するプロ技術が必要だ。モニターは上下2段式となっており、上にライブ映像、下部は3秒遅れの映像が流され、試合を注視する。」
「Jリーグでは昨季、明治安田生命J1リーグでの3回のオフラインテスト(通信を行わないテスト/判定に影響なし)、Jユースカップ決勝、Jリーグインターナショナルユースカップなど4試合でのオンラインテスト(通信を行うテスト/判定に影響あり)を実施した。
また今季は、JリーグYBCルヴァンカップ プライムステージ全13試合(準々決勝、準決勝、決勝)、J1参入プレーオフ1試合(決定戦)の計14試合での導入が決定している。」
〔VAR導入のハードル〕
「この件に関し、Jリーグ黒田卓志フットボール本部本部長は説明する。
「将来的なリーグ戦の導入は検討しています。だたし、『お金』『審判員の養成』『VARへの理解(選手、指導者、メディア、ファン・サポーター)』という3つの壁を越えなければいけません」」
「今回デモンストレーションを担当したVAR扇谷氏は元国際主審、SVARの宮代氏は元国際副審、ともに1級審判員としての十分な実績がある。VARを担当するにはまず「トップレフェリーでないといけない。世界でVARをやっている方々の90%はトップレベルの主審をやっている」と黒田本部長は説明する。VARでプラス2名の審判員が必要なことになり、導入にあたって「審判員の養成」も喫緊の課題だ。」
引用:Goal

 なるほど、資金、養成、理解の3つですか。では他の競技と比べて見てみましょう。資金、サッカー界より資金力はないだろうという競技がどこでも導入されています。やる気ですか。養成、まぁこれは歴史ですからしょうがないです。ただ、サッカー界の組織力は高いですから、時期さえちゃんと設けていれば何も問題ないでしょう。理解、ここが一番問題でしょう。ラグビーやバレーなどビデオ判定を導入している競技はいくらでもあり、当ブログは逆に導入していない方が違和感がありますが、サッカーしか観ていない人は「雰囲気を損なう」とかの言い分でネガティブな反応を示します。そういう方は今やっているラグビーW杯とか観られたらいいのでは。紳士のスポーツでどのように受け入れられているのかわかると思います。サッカーしか観ずにVARに導入に反対するのはやめていただきたい。
 VAR関連⑩:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20190523
 〃   ⑨:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20190511
 〃   https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20190510
 〃   
https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20180830

 〃   ⑥:
https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20180523
 〃   ⑤:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20171115
 〃   ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20171025
 〃   ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170428
 〃   ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20161216
 〃   ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160912

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする