J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化等「岡山からJリーグ百年構想を」。情報リスペクトブログ。

Jリーグファミリーの資格98

2021-02-20 00:19:52 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 Clubhouseで知った情報から2つの記事ネタでどっちで行こうかと思っていた中、この情報が入りました。報道その日のリスペクトになりますが、当ブログ好みの情報です。読者の皆さんに限らず、観に来ておられるであろうJクラブ関係者さん達にもリスペクトしていただきたい情報の紹介です。大宮さんも手話の活動など、J1にふさわしい付加価値の高いクラブだと思っており、大宮さんらしい取り組みでした。抜粋してもちょっと長くなりましたが、それくらいいい取り組みという事です。
   
【コロナ禍で「Jリーグクラブができること」 大宮がオンライン配信で縮めた地域との距離】
〔【コロナ禍のホームタウン活動】大宮アルディージャ編:相次ぐイベント中止、スタッフが抱えたモヤモヤした感情〕
「スタジアムから、街から、人が消えたことで、地域の飲食店が苦しんでいることを知った。
「コロナ禍のなかで、僕たちに何ができるのか?」
 大宮アルディージャが行ったオンデマンド配信『ホームタウン飲食店紹介』について、担当者に話を聞いた。」
通常時ならば、ホームゲームの開催前日に大宮駅の東口と西口にある数百店舗の飲食店をクラブスタッフみんなで訪問する。しかし昨年はホームタウン活動が止まり、時間があったため、ホームタウン担当6名で一軒一軒を回ることになった。
「いろいろな部署が『今何ができるのか』を考えたなかで、ホームタウン活動としてはSNSを使って地域のお店を紹介する企画をやってみようということになった」
 そこで、SNSに掲載する飲食店を募るチラシを作成して、一緒に配って回った。そうして立ち上がったのが、クラブマスコットであるアルディのツイッターアカウントを使った『#アルディの大宮さんぽ』だった。しかし、掲載を依頼する連絡はほとんど来なかったという。
「配布したのは『クラブ公式のSNSに掲載するので、興味があれば連絡ください』という内容のチラシだったのですが、受け身に回ると全く連絡が来なかったので、こちらから個別に協力してくれそうな飲食店に連絡するなど、かなり能動的に動きました」同時に、Jリーグ再開コンテンツとして企画された『橙広場オンライン』というYouTubeの企画も立ち上がった。」

〔誕生のきっかけはYouTube企画『橙広場オンライン』のライブ中継〕
「『#アルディの大宮さんぽ』をツイッターで走らせながら、Jリーグが再開するにあたって、2020シーズンのホームゲームをオンラインで再現しようと、『橙広場オンライン』をYouTubeでスタートさせました」
 そう語るのは、広報担当の美馬彩子さんだ。Jリーグ再開当初は無観客での開催、その後は来場人数を調整しての開催となったため、なかなか試合の臨場感を得られにくい。そのため、オンラインで疑似体験できるような施策はできないかと考え、通常開催時と同じタイムスケジュールで試合前のイベントなどを行い、試合自体は副音声で解説を配信したのが、YouTube企画『橙広場オンライン』だった。
 そのなかの一つに、「やってみたら面白いんじゃないか?」とクラブスタッフが街に出て、飲食店で食レポをするライブ中継のコーナーが生まれた。それを担当したのが金田さんだった。
「当時は試合が再開できても、食べ物を食べる行為、すなわちスタジアムグルメは再開できなかった。そこで『橙広場オンライン』のなかで、スタジアムの外で街の飲食店に行ってみたらどうかというアイデアから始まりました」
 その後、このコーナーが独立する形で、試合日にクラブ公式ツイッターで配信され、YouTubeにも公開された。」
「正直、この企画をやることで飲食店の売上がすごく上がるわけではないと思うんですけど、それでもお店の方も喜んでくれましたし、地域のお店を盛り上げようとしてくれているんだなと好意的に受け取ってくださって。それで途中から、めちゃくちゃ楽しくなってきたんです」

〔実際に飲食店を取材し紹介してきたから分かること〕
「生配信で紹介した2店舗を含めると、全部で19店舗を紹介。回数を重ねるごとに取材にも慣れ、始めた頃は1時間半ほどかかっていた取材も、最後のほうでは約20分で終了するようになった。それでも編集作業には毎回3~4時間はかかったし、決して楽な作業ではなかった。それでも、やったことに大きな意義を感じている。
「取材が終わったあとに、何度かテイクアウトした時やその後ポスター配布で出向いた時に飲食店の皆さんの反応がすごく良くなっていると感じますし、そうやって少しでもアルディージャに対して好意的な印象を持っていただけたことは大きかったですね」(金田さん)
 コロナ禍で、私たちのコミュニケーションは激減した。Jリーグクラブのホームタウン活動は地域の人々と密接に関わり合うからこそ、コロナ禍での活動は難しい。
 しかし、だからこそ「ちゃんとコミュニケーションを取っていくことや、顔を合わせられる手段が大事なんじゃないかと思うんです」と美馬さんは言う。
「クラブで働いている人の顔やキャラクターを見せて知ってもらうことで、より親近感や離れてしまっている物理的な距離を少しでも縮められないか。そんな思いで、昨年は意識してスタッフが前に出た企画を行ったんです。あくまでもクラブのため、アルディージャを好きになってもらうきっかけみたいなものですね」
「地域と真摯に向き合う姿勢を、コロナ禍のホームタウン活動でも発揮した大宮アルディージャ。昨年誕生した“名物スタッフ”の活躍からも目が離せない。」
引用:Football ZONE web

 「コロナ禍のなかで、僕たちに何ができるのか」と思い、口にされたのは素晴らしい事。普通ならまずはコロナで経営が苦しくなるけどどうしようとか、スポンサーに対応しようかという事ですが、それに加えて大宮さんは地域に目を向けておられました。元々、ホームゲームの開催前日に大宮駅の東口と西口にある数百店舗の飲食店をクラブスタッフみんなで訪問していたんですね、それは知らなかったです。ホーム開幕前日といえば会場準備、スポンサー対応で忙し過ぎて、それで終わりというのが普通なんでしょうが、店回りをされていたんですね。数百店ってなかなかできる数字では無いです。地元岡山で例えれば奉還町商店街の何倍あるんだというレベル。大宮さんは昨季のホームステイ時期でも巡っているんだと。感心するばかりなり。
 その流れで、ホームタウン活動としてはSNSを使って地域のお店を紹介する企画が出たそうです。地元岡山はスポンサー訪問(ツイッター紹介)でしたが、大宮さんはお店紹介かと。「#アルディの大宮さんぽ」か、そういえば岡山はファジ丸でしたね。しかし、実際に回った時に受け身に回ったら全く反応が無かったという事で、クラブ側から積極的にアプローチされたとか。その切り替えも素晴らしい。地域を想っているからこそ、切り替えられるのでしょう。

 昨季、再開された試合前のYouTubeライブはどこでもやっていましたが、大宮さんはそのライブの中で、スタジアムの外で街の飲食店に行ってみたらどうかというアイデアが出たそうです。そういう発想が起こる事が素晴らしい。スタグル店舗ではなく近隣のお店というのが素晴らしい。Jクラブのホームタウン活動は地域の人々と密接に関わり合うからこそ、コロナ禍での活動は難しく、だからこそちゃんとコミュニケーションを取っていくことや、顔を合わせられる手段が大事というコメントもまた素晴らしい。
 当ブログではこういう活動はフロントではなく、選手やアンバサダーがやる事が理想と口にしていますが、大宮さんの事例を観ると、頑張られているなぁと思いました。一室でしゃべって終わりではなく、手分けして街に出て、地域のために食レポをする姿はきっとファン・サポーターに、ホームタウンを大事にする思いが伝わる事でしょう。この企画は昨年秋頃までの様子でしたが、大宮さんのこういう活動に今後も注目していきたいと思います。
J2大宮公式ツイッター「#アルディの大宮さんぽ」:アドレス
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