J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化等「岡山からJリーグ百年構想を」。情報リスペクトブログ。

観客のためのスタジアム44

2021-02-04 00:13:50 | サッカー(J3以下・外国・他カテゴリ)

 リスペクトコラムです。
当ブログのJ1からJ3の各クラブでのアーカイブで1つだけ記事数がゼロのクラブがあります。それは今治さん。特に理由があった訳ではないのですが、J3に上がって時期が浅い点もありますが、思い返すにリスペクトさせていただこうというニュースが無かったのも事実。川崎さんのようにこれは他のクラブに観て欲しい、すぐに記事にしようという情報があれば良かったのですが、無かったのかな。まぁ当ブログの個人的な主観もゼロではないので。
 実は昇格されてから、今治さん何かいい事例は無いのかぁと思いながらスポーツニュースを観ていましたが、見かけなかったかな。SNSは熱心だし、室長さんだったかステイホーム時期にJリーグ絡みのウェビナー等でお見かけしていましたが、その後特にインパクトがあったものは無し。SNS等で何かいい事例があるのかもしれませんが、基本はスポーツニュース(スポナビとか)に出るかどうかと考えています。その辺りに出てきて初めて普通の事例だと認識しているので。そんな折に出てきました。いい事例です。リスペクトさせていただきます。
   
【FC今治の新スタジアム、目指すは日本一安い30億円規模! コンセプトは“里山スタジアム”】
「2020年1月26日にイオンモール今治新都市でFC今治の新体制発表会が行われた。スポンサー紹介、新ユニフォーム紹介、岡田メソッドIT化の他、昨年明らかにされた新スタジアムの概要についても発表している。
 新スタジアムの建設地として予定されているのは、現在のありがとうサービス.夢スタジアムがある反対側の敷地。昨年12月に新スタジアム用地無償貸付が今治市議会によって議決されている。新スタジアムを建設する上で、FC今治の岡田武史オーナーはユベントスの本拠地(ユベントス・スタジアム)を例に挙げた。」
「岡田武史オーナーは“バリ・ヒーリング・ビレッジ(今治、癒す、村)”という考えを元に、緑豊かな心の拠り所となる“里山スタジアム”を作るというコンセプトを掲げた。それには、これからAIが発展した時、ナビに従うのと同じようにAIに従う時代が来ると考えたところにある。」
「今回、新スタジアムのイメージ図も発表された。建設費は30億円から40億円を想定している。日本一安いスタジアムを作るとの思いを語ったように、前例のないスタジアムを建てようとしている。」
「なお、新スタジアムの計画は2020年10月着工、2022年1月竣工の予定だ。持続可能なスタジアムになる見通しで、作って終わりではなく、拡張や更新が容易にできるものになる。J2クラブライセンス、J1クラブライセンスの基準に合わせて、10000人収容、15000収容へと変化していく。のり面を活用して寝っ転がって観戦できるようなスタイルも考えているようだ。自然豊かなスタジアムにするだけでなく、最先端のIoT技術を活用したスマートスタジアムとなる。いずれにしても、FC今治が民設民営という先鞭をつけて、他のクラブも追従できるような成功を目指していくことになる。」
引用:フットボールチャンネル

 今の今治さんのホームスタジアムの反対側の敷地にできるんですね。30億円で日本一安いスタジアムという事ですが、J2仕様からJ1仕様にまで建て増しができるというのは画期的だと思います。地元岡山のCスタは道路と遺跡に囲まれて、あれ以上どうしようもないと聞いています。夢は大きくていいと思いますが、果たしてそんなに簡単に物事が進んで行くのかなと個人的に思います。それにしても岡田オーナーの色が強いですね。岡田氏は当ブログにとっては、代表監督の頃からネガティブな存在だったので、余りいい印象は持っていません。
 愛媛県にはJ2愛媛という歴史のある立派なJクラブがあります。チームレベルでは交流があるようですが、経営レベルではどうなのか。愛媛さんは県営クラブかと思うくらいに愛媛県の部分がとても大きいクラブ。愛媛県も愛媛市も愛媛さんを支援しているので、2番目に出てきてあわよくば追い越そうとしている存在を同じように微笑ましく見ているのだろうかと。
   
【FC今治新拠点、11月着工へ 岡田武史氏「人が集まる場に」 マルシェや広場も】
「サッカーJ3昇格2季目を迎えるFC今治は「里山スタジアム」をコンセプトとした新拠点(愛媛県今治市高橋ふれあいの丘)の着工を約2カ月早めて今年11月とし、2023年1~2月の完工を目指すことを明らかにした。今年4月にも実施設計に着手。8月末に約40億円の事業費調達のめどをつける構え。
 J2規模(1万席)からJ1規模(1万5000席)に増設可能な形態とし、自然との一体感を目指す「里山スタジアム」構想は2020年1月の発表時、「20年10月着工、22年1月完成」を目指していたが、コロナ禍を受けた昨春、着工予定を22年1月に延ばしていた。」
「コロナは追い風。目に見えないものの価値、多様性が大切になる」と方向性を示した。
「矢野将文(まさふみ)社長は約40億円の半分の約20億円を金融機関からの借入金、残りを市が行う「企業版ふるさと納税の寄付金」、FC今治やスタジアム管理会社の資本金増資のほか、クラウドファンディング、地方創生・地域支援ファンドなどの活用で充てる方針に触れた。」
引用:毎日新聞

 イオンモールが隣接しているのはいいですね。まるで吹田みたいです。コロナでずれ込んだ工事着工日は結局いつなんだと、探していると今年の11月の着工のようです。資金調達方法がいいですね。人口15万人の一都市(ちょうど津山市の1.5倍、倉敷市の1/3くらいの大きさ)で、果たしてそこまで支援を受けられるのかとつい思ってしまいます。民間主導で民設民営といううたい文句ですが、そのうち愛媛県内で官対民の構図ができてしまって、結局はいい事にならないような予感がしてなりません。
 今治さんを調べてみると、2009年からJ2愛媛のアマチュアチームとなり、チーム名を愛媛FCしまなみに変更したが、2011年に財政問題が起こり、翌2012年にJ2愛媛から独立して、チーム名をFC今治に変更しています。2014年に岡田オーナーが就任してから成績は上向きになって行ったようですね。

 今や同じ県内で2つ目、3つ目のJリーグ入りを目指すクラブ続々と登場している時代なので、ナンセンスなのかもしれませんが、やはり、今治さんの今までの動きはよくわからない。地元で例えたら、津山にJリーグ入りを目指すチームができて、有名オーナーが就任して規模が大きくなり、ファジアーノを押しのけてJ1を目指ししているようなもの。いくら民設民営と言っても、同じ地域の公共財なので心境は複雑。一緒にはなりませんが、鹿児島や福島、福井、高知のように「ユナイテッド化」という言葉が脳裏を過りました。
 代表監督からの今までのサッカー界での立ち位置から、当ブログは個人的には岡田オーナーにはネガティブな感情がありますが、クラブはクラブです。今治市民の声援を受けて、一つでも前に躍進して欲しいと思います。
里山スタジアムプロジェクト公式HP:http://satoyamastadium.com/
J3今治公式HP:https://www.fcimabari.com/

コメント
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