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フェアプレイ! FIFA3

2016-12-16 00:01:18 | サッカー(日本代表、W杯等)

 リスペクト(事例紹介)コラムです。
 昨日、FCWC準決勝が開催され、何と南米代表のアトレティコ・ナシオナルに3-0で勝利し、日本サッカー史上初めて決勝に進出しました。快挙ですね。過去ではJ1柏を含む数チームがベスト4、去年の広島さんが3位でした。世界2位(1位の可能性も残っていますが)というのは本当にすごい事だと思います。ただ、当ブログとしてはその鹿島さんの快挙よりもビデオ判定の方が気になりました。昨日から今日にかけて、マスコミ報道が本当に多い。順番に紹介していきましょう。まずはサッカーダイジェスト。以下、抜粋して紹介。
   
田嶋会長も意表を突かれる!? 世界初ビデオ判定に「あそこで(主審が)見られるとは…:サッカーダイジェストWEB】
 準決勝の試合の流れを左右することとなった先制点の場面は、今大会からFIFA主催大会で初めて導入されたVAR(ビデオアシスタントレフェリー)を駆使した判定。この鹿島の先制点について、日本サッカー協会の田嶋幸三会長は、「VARは3人のアシスタントレフェリーが23台のカメラを見ながら実施。今年3月にはインターナショナルFAボード(IFAB)で一度は否決されたシステムだったが、「何とかトライアルで、ということで行なっているのが今回の大会」と田嶋会長(日本協会)のコメント。
 このシステムを実際にどのように使用するのかは田嶋会長にも不透明な部分があったようで、「ビデオ判定だとは分かったが、あそこ(タッチライン際のモニター)でレフェリーが見られるとは思わなかった。主審自身が見に行っていた」と田嶋会長の感想。
サッカーダイジェストWEB該当記事:http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=21207

 当ブログでイチオシだったVARの初導入ですが、まだ不慣れのようです。23台もカメラを駆使するんですね。先日、シーガルズの試合でビデオ判定シーンを見ましたが、とてもそんなにカメラがあったとは思えない。サッカーという競技はどうしてこんなに大げさになるのか。素人ながら2、3台のTVカメラ、TV中継と兼用でいいじゃないかと思ってしまいます。アシスタントレフェリーも3人いるって、CSに採用された追加副審よりも多いじゃないかと思いました。これって、VAR否定ありきの動きのようにも見えます。どうしてテニスやラグビーのようにスムーズにできないのか。毎日新聞には別の見方の記事が出ていました。以下、抜粋して紹介。 
   
【ビデオ判定試験導入 「流れ止まる」難点も:毎日新聞】
 0-0の前半30分、ボールがサイドラインを割ると主審が試合を止めた。ピッチ脇のモニターで確認し、約1分前のFKでファウルがあったとして鹿島にPKを与えた。VARの無線連絡で映像を確認し、ファウルを認めた。VARは補助審判が映像を見ながら主審に助言するもので、判定精度向上が期待。適用されるのは、ゴール、PK、レッドカード、選手間違いの「試合を左右する重大な判定」に限定。あくまで情報を助言するだけで、VAR利用も含め最終的な決断を下すのは主審。
 難点もあり、FIFAはプレーの流れを止めてしまうことを懸念しており、「最小の干渉で最大の効果を」が重要なテーマ。今回はファウル発生からPK判定まで2分以上経過。プレーを止める判断や助言のタイミングなど連携面でも訓練を重ねる必要。今大会は23台のカメラ映像が利用できるが、設備面などでも要求は多い状況。'19年までに正式採用の可否が決定される見通しのVAR。
毎日新聞該当記事:http://mainichi.jp/articles/20161216/k00/00m/050/107000c

 昨日の試合の留守録を観ていましたが、あれっあのシーンと一瞬思うが、そのまま試合は流れていき、しばらくしてから主審が試合を止めて、ピッチ脇の映像を見に行くシーンが出ていました。確かに試合の流れを止めています。急に止めるのではなく、チャレンジ制とか試合が止まった時にビデオ判定を実施してはどうか。似たようなスポーツ、「ラグビーフットボール」という名前のラグビーでできて、どうしてサッカーでこんなにも混乱するのかがわからない。プライドを捨てて、他競技に頭を下げて習ったらいいのに。まあ、FIFAだからねぇ。次はビデオ判定を導入している他競技について、スポーツ報知の記事。以下、抜粋して紹介。 

【ラグビー、バスケ、大相撲でも…ビデオ判定を導入している主な競技:スポーツ報知】
〔ビデオ判定を導入している主な競技〕
・プロ野球: '10年から本塁打に限り導入。'14年からは外野フェンス際の打球、'16年からは本塁クロスプレーの判定にも導入。
・ラグビー: トップリーグでは'14-15年シーズンから、ビデオ映像によるテレビジョン・マッチ・オフィシャル(TMO)を導入。W杯でも使用され、トライや危険なプレーなどに関係するプレーが対象。
・大相撲: 行司と勝負審判による目視の判定を補うために導入。'69年春場所で45連勝中の大鵬が敗れたが、この一番は映像から「世紀の大誤審」と呼ばれ、翌夏場所から勝負判定の参考として採用。
・バスケットボール: Bリーグでは今年10月の試合戦で、乱闘時に控え選手がベンチを離れることを禁じた国際連盟の規定に違反したとして、両軍合計11人が同時退場。その際、選手を特定するためビデオ映像が使用。
スポーツ報知該当記事:http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20161215-OHT1T50042.html

 大相撲すごいですね。もう40年もビデオ判定を導入しているのですね。古く見えても実は最新鋭のスポーツだったのです。さすが日本の国技ですね。と言ってもビデオ判定は世界の流れ。いつかCスタのオーロラビジョンにビデオ判定シーンが映し出される日は遠からず来る事でしょう。それにしても鹿島さんすごい。決勝も頑張ってください。世紀の一戦として全世界の多くに国々で中継されますよ。かなり難しいと思いますが、レアルに勝ってください。 
ビデオ判定関連:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160912

 話は変わり、当ブログにとって「同士の会」のメンバーでもある、O大のT岡講師がTV番組に出演されるそうです。情報では岡山のプロスポーツについても熱く語ってこられたのではないでしょうか。公式サイトを見ると、監督や選手も出演しているそうです。その「KSB『報・動・力』」は、今週17日(土)深夜0:45~から放映されます。皆さんぜひご覧下さい。

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