J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

野球独立リーグについて17

2019-08-28 00:44:38 | スポーツ文化・その他

 リスペクトコラムです。
 ネットで、目に留まるニュースがありました。以前に観戦に行った事がある女子プロ野球について。経営的に上手くいっていないようですね。
   
【女子プロ野球機構が新規参入呼びかけ 太田幸司氏「死にものぐるいで存続考える」】
「日本女子プロ野球機構は26日、都内で会見を開き、来年以降、球団を運営する企業、地域を募集すると発表した。現在、同リーグはわかさ生活1社が4球団を持ち、運営している実態だが、リーグ発足して10年、わかさ生活1社で100億円近い費用が投じられていることから、来年以降、今の形を取り続けることは難しいため、女子プロ野球リーグを継続させるために新規参入を必死に呼びかけた。」
「今年もすでに春、夏のリーグが終了しているが、昨年と比べ入場者数は2万人減少。」
「わかさ生活1社で4球団を運営し、リーグ発足から述べ100億円が投じられていることから、いつまでもこの現状が続けられるとは考えていない。「来年以降、これをとり続けるか…。実際できないのが現実」(彦惣理事)。そこでリーグの必要性を理解し、女子野球の普及に真剣に取り組んでくれる企業、地域に「スポンサーではなく、参入していただきたい。正式募集、改めてしていきたい」と呼びかけた。
 なんとしてでもリーグを存続させたいという思いから数字も公表。直近3年では、1球団の収益は5000万円程度。一方でかかる費用は2億円から2億5000万円。単純計算で2億円近い赤字となる。」
「新規参入については「女子の硬式野球の普及発展を一緒に目指していただく」「選手の環境は守る」という条件以外は、新チームを作るのか、現在のチームを譲渡するのかなども含め、相談に応じるという。また企業職種も問わず、わかさ生活と競合する分野の会社でもかまわないとした。募集期限は特に設けないというが、いつまでも待ち続ける余裕はない。」
引用:デイリースポーツ
   
【女子プロ野球存続へ、必要なのは「わかさファースト」から脱却する覚悟】
「今季日程の3分の2を消化した現在の動員数は4万781人と、昨年同時期に比べて約2万人減少。1球団当たり年間2億以上の経費に対し売り上げは5000万円前後(昨年実績)と赤字が続いており、26日に行われた会見では、元三沢高エースで日本女子プロ野球機構のスーパーバイザーを務める太田幸司氏(67)が「厳しいけれど、死にものぐるいで何とか来シーズンも続けたい」と新たな企業の参加を呼びかけた。」
「(わかさ生活と)契約した約70人の選手が京都、愛知、埼玉の4チームに分かれて争う“事業所対抗戦”。シーズン中には移籍(人事異動)の名のシャッフルも行われる。日本野球連盟(JABA)や日本野球機構(NPB)とは無関係の独立リーグだからできる“ローカルルール”の是非を問うつもりはないが、これだけははっきりしている。女子プロ野球が歩んだこの10年間に日本の女子野球界は大きく飛躍したことだ。
 女子硬式野球部を持つ全国の高校は5校から37校(準備校含む)へ、アマ中心に編成される日本代表「マドンナジャパン」は女子W杯6連覇と世界最強。いまや豪州やアジア各国から野球留学してくる選手もいる、世界一の女子野球先進国となった。もちろん女子プロ野球だけのおかげではないが、女子野球の発展を願ってこれまで100億円を投じてきた、わかさ生活が果たした功績も大きいだろう。日本女子プロ野球機構では、現在4チームの“わかさ資本”チームを減らし、空いたチームのオーナーとなってくれる企業を募集するという。」
引用:スポーツ報知

 日本女子プロ野球リーグは'10年に発足し、現在は京都、愛知、埼玉、育成の4チームで構成、9月1日に秋季リーグが開幕し、全33試合行われるとか。昔マスカット球場に観戦に行った時は、確か京都と兵庫の2チームだったですね。4チームのうち1チームが育成チームというのは面白いですね。実質は3チームで回しているのかな。観戦した印象は「思ってよりも上手かった」です。十分見ごたえがあり、また岡山に来た時は観に行ってもいいなぁと思っていました。
 女子プロ野球の効果で世界最強をキープできているというのは、大きな功績でぜひ継続して欲しいと思いますが、女子スポーツはなでしこリーグなどを観ても簡単には運ばない印象があります。

 また、一方のアマ女子野球界は盛り上がっているようです。ここ数年、実業団チームが相次いで参入して、働きながらプレーできる環境が充実しているようで。皮肉にも女子プロ野球を退団しアマチームに活躍の場を移す例が後を絶たないとか。つまり、プロと実業団の逆転現象ですか。こういった世の中の流れでは、あえて女子プロ野球に出資する企業や地域が出てくる見通しは厳しいと言わざるを得ず、その上で「わかさファースト」が貫かれるのならなおさらしんどいとあります。

 あくまで個人的な妄想なので聞き流して欲しいですが、もし本当にどこかが支援しなければならないならば、岡山で一つ引き受けて欲しいですね。マスカット球場があり、親分の京都にもそこそこ近い、野球文化が染みついている、県南の女子スポーツチームはシーガルズくらいと好条件ばかりです。例えば両備グループさんとかいかがでしょうか。経営の立て直し役として有名だし。もう一つは児島のジーンズメーカーさん(例えばカンコーさんとか)とかいかがでしょうか。文字通り倉敷のプロチームになります。倉敷にはピーチジャックスという老舗の女子チームもあるし。また、近所のマスカット球場に来たら、観に行きたいですね。
日本女子プロ野球機構公式HP:http://www.girls-probaseball.jp/index.php
女子野球(プロ・アマ)関連④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110712
  〃            ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100426
  〃            ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090821
  〃            ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090602

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする