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観客の集客方法について29

2018-10-05 00:01:30 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 少し遅くなりましたが、確か夏頃にテレビ東京の「ワールドビジネスサテライト」の特集で、ダイナミックプライシングなるものの紹介があり、マリノスさんが登場していました。入場チケットの変動価格制という最先端の販売方法ですが、観ていて面白かったです。この販売方法は身近では、出張とかで利用するホテルの料金などがそうですね。いいのではないでしょうか。人気がある時は値段が上がり、人気が無い時は値段が下がる。まさに資本主義の姿ではないでしょうか。
   
【革命・・・空いていると安くなる!? 〝価格変動制”をJリーグが初導入】
 J1横浜は、観客に販売する約1/4のチケットにダイナミックプライシング(価格変動制)を導入。その分稼働率が上がり、来場客が増える。これまでチケットの価格は対戦カードや天候等に関係なく、同じ価格で販売されてきた。ダイナミックプライシングは、天候・日程・チームの順位等の基本情報と、過去の販売実績の関係をAIが分析し、最適価格を導き出す仕組み。
 試合の2日前にJ1横浜のオフィスを訪れていたのは、三井物産の社員。今年、三井物産は、ヤフー・ぴあと共同で新会社ダイナミックプラスを設立。「欧米では'09年頃からスポーツエンターテインメント市場において、価格が変動するチケットが導入されてきた。そういう文化を日本にも広めたい」と、ダイナミックプラス社平田社長のコメント。
 アメリカから導入したシステムを使用し、AIが最適なチケット価格を提案。最も高いメイン席のチケット価格はこの日6,900円だったが、AIは7,600円に値上げするように提案だが、販売枚数は45枚から38枚に減少。一方AIはバックスタンドSB席の価格を4,400円から4,100円に下げる事を提案。そうすることで、125枚から141枚に増加すると分析。席ごとに細かく価格を変動させ、トータルでの収益アップを狙う。

「(売上が)減る座席と増える座席があり、トータルで売ると増えるという判断になっている」とJ1横浜のマーケティング本部のコメント。アメリカではダイナミックプライシングで、チケット全体売上が平均1~3割増加。
 この日のチケットをダイナミックプライシングで、通常より800円安く購入できたサポーターは「お得だった」とコメント。一方でよく試合観戦に来るサポーターからは、「変動制というのは不正な売買等を考えても積極的にやっていくべきだと思う」とコメント。
 ダイナミックプライシングの利点として、適正価格で販売する事により、オークション等で行われる高額転売防止につながる。J1横浜はスタジアムにより多くの来場客を呼び込み、稼働率を増加したい考え。
「今は一部の席種でのテストトライアルだが、将来的には実証実験を経た後に、エリアを広げて全席種でやるところまで視野に入れてやっていきたい。」とJ1横浜のマーケティング本部のコメント。
 
 需給のアンバランスを価格の変化で調整する事が基本なので、今までのように固定価格の方が実はおかしい。ダイナミックプライシングは日本にとっていい事と解説されていました。ちなみに三井物産では、'17年から、ヤフーとは福岡ソフトバンクホークスと、ぴあとは東京ヤクルトスワローズと連携し、観戦チケットのダイナミックプライシングの実証実験を進めてきたとか。その実績などを参考に、今後はエンターテイメント分野だけではなく、ホテル、駐車場、物流などサービス型ビジネスを提供する業界に向けても事業を展開していく予定だそうです。
 神戸さんが対戦チームによって、微妙に価格を違えていた事を覚えていますが、今回の事例は更に進化したものですね。まあ、これはある程度スタジアムの収容率が高いクラブが対象になるでしょうから、まだまだ来場客数が少ないJ2クラブでは時期尚早かもしれません。地元Cスタではどうか。A席エリアが広いし、そこまで収容率は高くない。なのでCスタでも時期尚早なのかな。まあ、価格の上下操作で来場者数が簡単に増えるものでもないでしょうが。マリノスさんのように普段ある程度集客できているところは面白い取り組みだと思います。日本代表戦では、チケット価格を上げてほしくないなぁ。
引用:ITメディアビジネスラブリーラブリー
J1横浜関連⑬:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20161208
   〃     ⑬:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160613
   〃     ⑫:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160508
   〃     ⑪:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20141106
   〃     ⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140210
   〃     ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110910
   〃     ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100909
   〃     ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100829

   〃     ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100418
  〃      ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090627
  〃      ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090527
  〃      ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070615
  〃      ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070212
  〃      ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060914

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