リスペクトコラムです。
久しぶりの山口さんの話題。山口さんと言えば、当ブログ的には中四国で唯一、「Jクラブの付加価値」で「二天王」として評価が高く、もうすぐJ1に上がられるのではないかと思っているクラブです。昨季から「Jリーグ社会連携(シャレン)」という事で、シャレンの高い意識で、「Jリーグをつかおう」を実践できているかが問われますが、山口さんに素晴らしい事例がありました。
【2019シーズンご当地シャレン選手】
「ご当地シャレン選手とは? レノファ山口FCのホームタウンである山口県全体を盛り上げ、「Jリーグで地方創生、まちづくり」の促進に向け、選手が担当制で県や市町ごとのPRや応援といったシャレン(社会連携)活動をおこなっていくものです。」
ちょっと調べてみたのですが、「ご当地選手」から「ご当地シャレン選手」にいつ変更の発表になったのかわからず(公式HPの表示はまだ旧名称ですね)。自然な流れで今季から変更になったのでしょうか。この辺りにセンスを感じますね。ちょっと外部と関わるイベントに、形だけネーミングを添えて終わりというパターンと比べても、その深みが全然違います。山口さんの場合は、まさに究極の「シャレン」事業になったと思います。所属選手すべてが担当市町を受け持ち、名前だけでなくしっかり地域貢献活動を行う。シャレンはまさに山口さんのための活動という印象。
【2019シーズンの各地のご当地シャレン選手】
自治体名/選手名(監督)
山口県/霜田監督、9.岸田選手、29.三幸選手(キャプテン)
山口市/18.高木選手、下関市/19.工藤選手、山陽小野田市/10.池上選手、宇部市/50.廣末選手、
防府市/1.永石選手、周南市/20.清永選手、美祢市/7.田中選手、萩市/4.高井選手、下松市/49.菊池選手、
岩国市/11.鳥養選手、光市/16.瀬川選手、長門市/2.坪井選手、柳井市/8.佐々木選手、
周防大島町/14.吉濱選手、17.吉満選手、和木町/15.ドストン選手、33.山田選手、上関町/24.山下選手、40.小野原選手、
田布施町/3.へナン選手、5.佐藤選手、平生町/6.前選手、22.起選手、阿武町 13.楠本選手、21.田中貴選手
引用:J2山口公式HP
この中で、いくらか馴染みのある選手は元柏のエキセントリック工藤選手。下関市担当ですか、柏時代もしっかり地域貢献活動をやっていたので、今季から下関市民を喜ばせてくれる事でしょう。あとは長門市担当の元浦和の坪井選手くらいですかね。山口さんの選手会では昨季集めた義援金で、地元で発生した事故のお見舞金として贈られたそうです。
【2018シーズン災害義援金についての報告】
「レノファ山口FC選手会では、2018シーズンホームゲームで行っていた災害義援金募金活動で皆様からご寄付いただいていた義援金の一部を、平成30年10月に起きた大島大橋損傷事故による影響で、ご不便、ご苦労を受けられた島民のみなさまへのお見舞いと、今後の一日も早い島内の復興を願い、山口県周防大島町に対し寄付金を贈らせていただき、ご当地シャレン選手である、17.吉満大介選手が、山口県周防大島町を訪れ、町長 椎木 巧 様へ目録と、サイン入りユニフォームを贈呈させていただきました。」
引用:J2山口公式HP
大島大橋損傷事故とは、昨年10月22日にドイツの海運会社が所有する貨物船が大島大橋の橋梁に衝突し、水道管と光ファイバーケーブルなどを切断した事故でした。山口さんは昨季の今頃は首位を独走していたので、今季の順位も今後上げてくることでしょう。山口さんは一昨季はアルゼンチン監督でJ3降格危機に瀕しましたが、霜田監督になってV字回復しました。いい選手も昨季から続々を入団しています。やはり「監督」の部分なのでしょうか。
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