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がんばろう神戸11

2019-03-10 00:46:36 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 ツイッターか何かで、J1クラブのユニフォームの人気ランキングを見ていた時に、偶然神戸さんのユニに目が留まりました。向かって右の鎖骨スポンサーに注目。ん?何か変わったスポンサーが付いているぞと。「ガン克服。生きる。」という文言の楽天アスピリアン社です。スローガン付きのこういうユニフォームスポンサーは珍しいです。しかもスポーツとは関係ない医療的な文言。どういう企業なのか調べてみました。
   
【楽天アスピリアン、167億円調達 がん治療法の米スタートアップ 】
       
「がん治療法を開発するスタートアップ企業、楽天アスピリアン(米カリフォルニア州、旧アスピリアン・セラピューティクス)は1億5000万ドル(約167億円)の資金を調達したと発表した。同社の会長を務める、楽天の三木谷浩史社長が出資した。調達した資金をもとに治療法の事業化を目指す。
 アスピリアン社は「光免疫療法」と呼ぶ治療法を開発する。がん細胞特有のたんぱく質にくっつく抗体とセットになる特定の色素を狙って近赤外線を照射し、がん細胞だけを選んで死滅させる。近赤外線は身体には無害といわれ、正常な細胞には影響しないため副作用も出にくいという。
 治療法は2011年に米国立衛生研究所(NIH)の小林久隆主任研究員らのグループが開発した。アスピリアン社は治療法の事業化を進めており、三木谷氏個人が筆頭株主となり、会長を務める。楽天も少額出資している。
 現在、治療法は米国や欧州、日本などで国際的に臨床試験(治験)を進めており、頭頸(とうけい)部のがんについて18年中に製品化前の最終段階にあたる第3相の治験を始める見込みだ。他の種類のがんを対象にした第2相の治験2件も年内に始める予定だという。
 まだ治験段階の治療法ではあるが、将来的な楽天の事業とのシナジーもありそうだ。医療系の企業の間では、患者に最適な治療法を適用できるよう、病院での検査や治療だけでなく、薬歴や日常生活などの情報を取り込もうとする動きが出始めている。
引用:日経新聞

【楽天メディカル社(旧楽天アスピリン社)】
 今月、医薬品そして医療機器分野において世界一となる決意を込めて社名を変更。独占的ライセンスを有する後期開発段階にある光免疫療法(PIT)プラットフォームをもとにした、がん細胞に対し選択性に優れた治療法を開発している民間出資のバイオテクノロジー企業。がんを克服するというミッションのため、治療法の研究開発から世界中のがん患者さんへ届けるまでを一貫して実現することを目指している。
 
 三木谷オーナーが個人出資しているそうですが、なぜなのか。父親をがんで亡くしたこともあり、この分野には特別な思い入れを持っているようです。父親のがんを治すために世界中の治療方法を探し回った結果、たどりついたのが、2011年に米国立衛生研究所(NIH)の小林久隆主任研究員小林先生らのグループが開発した光免疫療法だとか。詳しくはこちらに載っていますが、サッカーとはまた違った顔です。
 先日、水泳の池江選手のニュースが流れましたが、あの病気もガンの一種。よくわかっていないですが、この会社の技術や想いが池江さんの完治に届いて欲しいですね。当ブログでもJクラブでガンと闘病する選手を紹介していますが、そこにも想いが届けばいいですね。技術的なところはわかっていませんが。神戸さんは最近でも「バルサ化」のような角度から脚光を浴びていますが、当ブログでは敢えて今回の角度から、神戸さんを称賛したいと思います。一見数字ばかりを追うようなイメージでしたが、実は「ヒト」を思う取り組みもしっかりされていたのですね。
 Jリーグ百年構想の実現を図るJクラブ、観客動員と売上、成績を日夜追う日々でしょうが、100年続くためには「モノ」「カネ」だけでなく、「ヒト」も必要。そして「コト」もこれから必要でしょう。「コト」の概念は当ブログ独自の解釈ですが。それが「シャレン」ですか。神戸さんの鎖骨スポンサーは究極の社会連携のような気がします。
 最近、たまにNHKのチコちゃんの番組を見かけますが、「鎖骨スポンサーにどんな企業が載っているかも知らずに、バルサ化だ、VIPだと騒いでいるって、『ボーっと生きてんじゃねえよ!』」と叱られた気がしました。日々勉強ですね。まさにリスペクト。
楽天メディカルジャパン㈱公式HP:https://rakuten-med.jp/
J1神戸関連⑲:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20180527
  〃   ⑱:
https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170310
  〃   ⑰:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20150903
  〃   ⑯:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20150422
  〃   ⑮:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20150418
  〃   ⑭:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140725
  〃   ⑬:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140408
  〃   ⑫:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140209
  〃   ⑪:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120114
  〃   ⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20111229
  〃   ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20111215
  〃   ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20101017
  〃   ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090803
  〃   ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070817
  〃   ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20061210
  〃   ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20061209
  〃   ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20061207
  〃   ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20061206
  〃   ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060323

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