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Bリーグについて55

2018-05-30 00:21:25 | バスケ(Bリーグ・代表等)

 リスペクトコラムです。
 先の週末、B1リーグのチャンピオンシップが開催され、2代目の王者としてA(アルバルク)東京さんが優勝しました。この試合は地上波放送でも流れ、当ブログでも留守録で観たところでした。結果は意外な結果で、A東京さんが千葉さんに大差をつけての優勝。正直、当ブログとしては企業チームでは無く、親企業の無い市民クラブの千葉さんを応援していました。なかなかいいコラムが無かったのですが、スポナビにいいコラムが出ました。
   
【アルバルク東京に感じるポテンシャル。Bリーグ王者は頂点ではない!?】
〔25点差の快勝劇〕
「一発勝負で行われた2017−18シーズンのB1チャンピオンシップ(CS)決勝は、想定外の大差で決着した。A東京は前半を43−33と千葉ジェッツに10点リードで折り返すと、後半はさらに突き放して85−60と圧倒。Bリーグ2季目の王者に輝いている。」
〔一番真摯に取り組んだチーム〕
「決して楽な道を歩んでつかんだ栄光ではない。A東京はBリーグ発足によりプロクラブを運営する法人が独立した今も、トヨタ自動車が90%の大株主となっている。しかしプロスポーツは親会社が大きければ勝てるという単純な世界ではない。」
「A東京が「強豪」の仲間入りを果たしてからまだ20年ほどだ。「トヨタ自動車バスケ部」時代は1990年代まで無冠で、愛知県内で活動する野球部やラグビー部に比べれば日陰の存在だった。入替戦ぎりぎりに沈む状態だったチームを変えたのが、93年に入社した折茂武彦(現レバンガ北海道)。彼がバスケ部の顧問だった本社役員を巻き込み、会社は施設やスタッフの充実、有力選手の補強に動いた。トヨタ自動車は2001−02シーズンには当時のJBLスーパーリーグを制して初の日本一に輝き、そこから強豪の仲間入りを果たす。ただしBリーグ発足によって、選手の移籍は活発化した。」
「結果として人材は散り、いわゆる実業団系の優位も薄れた。旧bjリーグ勢も含めた新興勢力が相対的に浮上し、Bリーグ開幕後はプロとして立ち上がったクラブが主要タイトルを取っている。昨季のCSを制したのは栃木ブレックスで、天皇杯は千葉が2連覇中だ。
 昨季のB1は5強と評されたが、今季は琉球ゴールデンキングスも含めて6チームが横一線に並ぶ構図だった。となればバスケの中身で勝負することが、そこから抜け出す大前提だ。A東京の恋塚唯GMは言い切る。「Bリーグで一番真摯(しんし)にバスケットへ取り組んだチームは僕らだと自負している。その成果が出たのだと思います」
   

〔コート内外の好循環〕
「A東京は親会社からの出向が職員18名中、総務担当の2名のみ。林邦彦社長はクラブの株主でもある三井物産グループの出身で、広島カープの球場運営などスポーツビジネスに関わったキャリアを見込んで起用された。恋塚GMはJリーグ・川崎フロンターレでプロモーションの専門家として活躍し、14年にバスケ界へ転身。Bリーグ発足前のトップリーグだったNBLでは最終的に事務局長を務めていた。
 A東京は恋塚が中心となり、営業、運営、広報といった諸部門にスポーツビジネスの専門家を集めた。NBLの他クラブはもちろん、JリーグやNBAでキャリアを積んだ人材もいる。株主として、大スポンサーとして、トヨタ自動車のサポートは間違いなく大きい。ただし選手やスタッフは「結果を出せなくても親会社に戻れる」という企業スポーツの論理で動いていない。人材をそろえ、戦略を持つのは組織として当然だが、A東京はそれを2季目でコート内の結果に結びつけた。」
   

〔本当の飛躍はこれから〕
「A東京は国立代々木競技場第二体育館をホームとしていたが、東京五輪に向けた工事期間に入ったため使用できなくなった。今季はアリーナ立川立飛をホームとしているが、ここは3000人規模の施設。今季の平均観客数は2500名程度にとどまっている。B1ライセンスの要件となる5000人以上のアリーナも確保できていない。もっとも将来的なメドは立っている。場所、規模などの概要はまだ発表されていないが、都内に新築される施設への移転を前提にして、2018−19シーズンのB1ライセンスは付与された。クラブが本当の意味で飛躍をするのは、新アリーナが完成してからだろう。
 ただしA東京はプロクラブとしての運営、バスケットボールという競技へ真摯(しんし)に取り組み、次につながる「ベース」を構築している。このクラブにはコート内外でもっと大きな「電撃」を放つポテンシャルがある。今回の優勝は彼らにとっての頂点でなく、より大きな飛躍へのステップとなるはずだ。」
引用:スポーツナビコラム
   
 A東京の皆さん優勝おめでとうございます。もし、千葉さんが優勝していれば、天皇杯2冠とともに、人気市民クラブのBリーグ制覇としてマスコミにも大きく取り上げられた事でしょう。あの富樫選手も頑張っていました。同じトヨタが親会社であるJ1名古屋さんはうって変って現在苦戦中。再度のJ2降格が目の前に迫っています。GMは何とJ1の川崎さんでプロモーション担当だったのですね。あの天野部長の右腕だった人か、それはいい人材でしたね。
 意外なのがアリーナ。B1ライセンスをクリアできていない状態で、建設予定の施設へ移転を前提にしたライセンス付与だとか。新アリーナの完成ってまだ先でしょう、結構Bリーグは甘いんですねと。
 今回、日本代表選手も輩出している、元々旧NBLの名門の企業チームの優勝と、面白みは無い結果ですが、優勝は優勝。当ブログ的には旧bjリーグ勢、千葉さんのような市民クラブの奮起を期待しております。
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