今朝の山陽新聞にいいニュースが出ていました。運営会社が破産したbjリーグの高松ファイブアローズの存続が決まったそうです。良かったですね~ 以下抜粋して紹介。
高松ファイブアローズを運営する「スポーツプロジェクト高松」が高松地裁に自己破産を申請していたが、新たなスポンサー収入のめどが立ったため申請を取り下げたと発表。運営会社・チームは存続し、10月開幕の来シーズンに参戦いたします。
香川県を中心に十数社が出資に名乗りを上げ、最低限必要な運営経費5千万円を確保できる見通しとなった模様。メーンスポンサーは市内の携帯電話・OA機器販売会社で出資額の1/3を占めるとか。6月中に新しい代表取締役を選任し、来シーズンのチーム編成に着手するそうです。約5千万円の負債も、大半は支払い延期の承諾を受けているとか。
とにもかくにも良かったですね。しかも2週間という短い期間で決着がついて良かったと思います。他の情報では、存続を願う選手達が自主的に子供のバスケ教室を続け、ブースターは全国各地で署名活動を展開したそうです。集まった署名は8,500人分を超えたとか。
ただ、これからも大変です。まずは、会見でbjリーグ幹部が口にした「最下位に落ち込んだチケット収入のアップ」が課題のようです。チケット収入激減は、資金難でファンが納得する外国人選手を獲得することができなかったであり、選手の給料にまで及んだ「聖域なき経費削減」は、それ以上の損失をチームにもたらしたようです。
球団関係者は、来季の運営費1億3千万円のうち、約4千万円をチケット収入で確保するとしているが、コンテンツの魅力を向上させるためには強い高松が不可欠。年俸の見直しが必要となる。
これで収まった訳ではありません。ずっとこの問題は続くと思います。香川のスポーツ文化のために頑張って欲しいですね。
ひとごとではありません。先日、J2東京Vの悪いニュースが流れました。Jリーグが、J2東京Vの経営を主導して今シーズンを乗り切ることが確実となったというもの。先日、Jリーグ臨時理事会が開かれ、Jリーグが一時的に経営権を取得し、試合を継続する方向が決まったそうです。現状では6月末に資金繰りが行き詰まると判断し、4億円を超える資金を投入する必要があるが、回収できる見込みはないとか。
東京Vについては、㈱ネクシィーズが経営権取得も視野に支援を検討しているそうですが、交渉がまとまらなかった場合は、東京Vは今季限りで消滅する可能性が高くなるとしてます。鬼武チェアマンは「クラブライセンス制度を完成させ、今後はこのような事態を招かないようにしたい」というコメントがあります。
どういう結果になるのかわかりませんが、Jリーグの「もう第2のフリューゲルスは出さない」という強い意志を感じます。あの時は本当に大揺れで、本当に悲しい出来事でした。あの時はヴェルディと同じ古豪の名門全日空で、今回は読売クラブ。あの時と全く同じ対応だったらFC東京と合併していたのかな。コカコーラの胸スポンサーで派手な黄緑のユニを着たカズの印象が強く、ある意味、今までのJリーグそのものを象徴しているクラブですから、万が一消滅したらダメージは大きすぎるでしょう。
今回のJリーグの対応は、民間企業の公営化みたいに見えますが、大分といい最終的にはJリーグは見放さない気がします。頑張って欲しいと思います。