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Bリーグについて41

2017-02-11 00:01:17 | バスケ(Bリーグ・代表等)

 リスペクト(事例紹介)コラムです。
 今日、日経新聞を読んでいたら、Bリーグの事が出ていました。昨年華々しく開幕しましたが、その後全国ニュースで見かけたのは、オールスター戦(Jリーグではオールスター戦が廃れているので、素晴らしいと思います)くらい。果たして経営的に順調なのか、とても気になっていました。そんな中で、現在のBリーグの状況がよくわかる記事がありました。以下、抜粋して紹介。
   
【Bリーグ上々の船出、平均入場者29%増、ネット中継普及途上:日経新聞】
 Bリーグが開幕初年度の日程の半分強を消化。試合のレベルや集客面では順調な滑り出し。ただ、Jリーグ誕生時ほどの爆発的な人気までは至らず、やきもきする関係者も。統合したBリーグでは資金力のあるNBL勢が優位。プレーオフに進める8チームのうち目下6チームがNBL勢。それでも大量点差の試合は少なく、最下位の滋賀でも20点以上離されたのは3戦のみ。いい選手がこれほどbjにいたとは知らなかったという声も聞かれ、bj勢は外国人選手の年棒が統合前の2倍だそうで、米NBA経験者の助っ人の増加が刺激を与えている状況。
 集客面も「ここまでは順調」と大河チェアマンのコメント。B1の1試合平均入場者数は2,711人で昨季から29%増加。招待券配布や企業の無料動員が減り、入場料収入は全クラブ平均で5割増。

 リーグ最多の平均入場者数4,250人を集める千葉は、昨季の売上6億円から今期は9億円へ。来季は10億円を目指すとか。旧企業チームの健闘も目立ち、三菱電機が親会社である名古屋の平均入場者数は約2,700人と倍増。名古屋市内の全小学生に招待状を送り、データベース化。選手の感謝状を送るなどの施策の効果を発揮。
 それでも、勢いが物足りないという声も存在。Jリーグは開幕年の平均入場者数は18,000人と3倍増。ただ、国内のプロリーグが野球にだけだった当時とは諸条件が異なる上、Jリーグには開幕ブームが去った’97年平均入場者数が1万人に減った苦い経験も。
 「Bリーグは前年比1割増でも着実に成長できる手ごたえがある」と大河チェアマンのコメント。リーグ全体でファンのデータベース化を図り、経営を支援するコンサルティング組織を設立して各チームを後押しする考え。
 4年総額で推定120億円の放送契約をソフトバンクと締結。ネット中継のスポナビライブでB1、B2の全試合を放映するが、視聴者数は大きく伸びていない。ネットでのスポーツ観戦が日本で定着していないことが主因だが、将来的には不安要素であると締めくくっています。

 試合レベルと集客面では御の字の事。良かったですね。今まで引っ張ってきた川淵チェアマンが開幕前に退任されて、トーンダウンを心配していました。やはり若干トーンダウンはしてるんでしょうが、集客面ではまあまあという事で、今後はブームで終わらず、いかにキープして増やしていくかですか。千葉さんですが、実は当ブログと以前に交流を持った事があります。こちらの記事で、まだヨチヨチ歩きの頃、フロントさんと倉敷で飲んだ事があります。助っ人でissanも呼んだっけ。あの千葉さんが今やBリーグ屈指の人気球団になるとか。しかも9億円って、少し前のJ2と岡山と変わらないじゃないですか。スタジアムとアリーナでは根本的にキャパが違う中、そこまで売上を上げるとは恐るべしです。
 あと、スポナビでの観戦者は伸びが足りないとか。ネットでのスポーツ観戦が定着していないとありますが、それはDAZNも心配になってきました。確かにアメリカなどは画面が大きいタブレットが主流だが、日本は画面が小さいスマホが主流と聞いているので、小さな画面では満足できないのかもしれません。いろいろ観ていたら、同じ日経でBリーグの事例が出ていました。以下、抜粋して紹介。
   
【変わるアリーナ バスケBリーグは音と光で新規客獲得:日経新聞】 
 スタジアムやアリーナが変わろうとしている。デジタル環境の整備やエンターテインメント性の追求によって観戦者に新たな楽しみ方を提供し、ビジネスチャンスを創り出す。東京五輪にもつながる実験が始動。
 MCの呼びかけで観客がスマホを振るたび発光を増していくマスコット。コート上に選手を大写しするプロジェクションマッピング。試合開始前の選手紹介といえばスポーツ興行の見せ場の一つだが、Bリーグ大阪の演出は国内では抜群の存在。Bリーグ大阪は、プロクラブとして’05年から活動するが、新リーグ開幕を前に集客策の練り直しを迫られ、バスケを見たことのない人に興味を持ってもらうため、バスケの試合らしくない感じを目指すことにしたとか。LEDで光るエヴェッサの応援キャラクター「スーパーまいどくん」。手を組んだのが、デジタルアートで各地の展覧会に行列を呼ぶチームラボ。週に1度は意見交換しながら演出の内容、光の色やタイミングを調整。
 重視するのは観客参加型のイベント。試合後にも仕掛け。選手の去ったコートに我先にと駆け込む子供たちのお目当ては、宙を舞う15個の巨大ボール。触ったり、音楽がリズムを刻んだりするたびにボールが鮮やかに変色。遊園地のような雰囲気は新しい客層を吸引。クラブにはチケット購入の問い合わせが増え、SNSではファンが撮影した動画が次々投稿。今季の平均観客数は前年比5割増の約3,000人。飽きられないよう、演出は年に数度の“模様替え”を施す力の入れよう。

 斬新な企画は、クラブがアリーナを自由に使えるのが大きい。Bリーグ大阪は昨年、大阪市と10年間の定期賃貸借契約を結び、指定管理制度などよりも自由度の広い管理運営権を獲得。親会社の援助も得て、本場仕込みのつり下げ式ビジョンやプロジェクションマッピングも導入。いずれも国内で持つチームはほとんど無し。今後はコンサートやバレーボール、フットサルの試合を誘致して収入拡大に邁進。
 「体育館」の呼び名の通り、従来の施設は競技者目線で設計、運営。フロアへの土足の入場は禁止、飲食の店舗を出すにも制限が多かったが、徹底してプロ興行を追求するBリーグの誕生で、スポーツビジネスに向く「アリーナ」が全国各地に誕生しつつあるとか。
 Bリーグ琉球は、地元・沖縄市が1万人収容の新施設を20年に建設する予定。クラブと自治体が意見交換しながら設計した最新型。栃木も5千人収容のアリーナが20年度にできる見込み。他にも地元で建設構想が進むクラブが多数あり、。東京五輪の前後には、アリーナスポーツの飛躍のための土台整備がかなり進んでいると予想。
NIKKEI STYLE該当記事:http://style.nikkei.com/article/DGXMZO09034280R01C16A1UP1000

 大阪さんスゴいですね。これも個性ですが、確かにスポーツ興業には「個性」が必要なのかもしれません。どこにでも観られる平凡な運営風景であれば、次第にあきられるはず。決して年中飽きさせない仕掛けをやるのが、Jでは川崎さんではないでしょうか。しかし、天野部長が五輪の方へ行って、戦力ダウンしないのかな。Jクラブでも指定管理者制度が主流ですが、管理運営権というのがあるんですね。知らなかった・・・
 そう聞くと、一度Bリーグ大阪の試合を観に行ってみたいな。過去にジップアリーナに来たbjの試合を観に行った事があります。その時も光の演出にスゴいと思いましたが、そんなものじゃないんでしょうね。
 観客参加型のイベントで、試合後も楽しめる仕掛けというのは、Jクラブも学んだ方がいいのかもしれません。よく試合後、帰宅する観客が密集して大変なので、時間差を設ける取組を検討する話を聞きますので。続々と投稿されるSNSってスゴいですね。
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