事例紹介コラムです。
当ブログでとにかくよく紹介するJクラブの筆頭が川崎さんです。とにかく水のように素晴らしい先進事例が流れてきます。その中の一つが、当ブログの「Jクラブの付加価値」の一つである「サポートショップ(協賛店)制度」です。地域貢献活動を行う契約(皆さんの地元クラブは結んでいますか?)を当初から交わし、その活動の一貫でサポショ(川崎さんのサポートショップのニックネーム)に選手がよく顔を出しました。一番凄い事例が、シーズン前の必勝祈願の帰りに、全選手で手分けしてサポショに挨拶周りに行く事。これはよそのクラブは真似できないでしょう。できない事をやるから川崎さんの評価は高いのでしょう。
以前から「フロンターレ日記」(毎日更新されるフロントブログ)で「サポショ訪問記」がありますが、この時期にまとめて登場しました。フロン太君やワルン太君がお店を訪問して1店1店紹介する企画です。今年観ていて、その活動内容が進化している事に気づきました。今までは単なるお店PRでしたが、今回は必ずマスコットがPR文に絡むのです。いくつかピックアップして紹介してみましょう。
・不動産店: 「ふろん太も物件探しの相談をしていましたよ!」
・自転車店: 「ふろん太もフロンターレカラーのロードバイクを見つけ試乗しようとしていましたよ!」
・ラーメン店: 「ふろん太もエプロンを巻いて、しっかりとお手伝いをさせていただきました」
・整骨院: 「事務所から近いということもあり、もしかしたら昼休み中に、ふろん太が来院しているかも!?」
・スポーツバー: 「ふろん太もボルダリング体験や、カウンターの中に入りお手伝いさせていただきました! 」
・リフォーム店: 「ふろん太もお気に入りの住まいがあったのか、商談をしていましたよ!(笑) 」
・ラーメン店: 「麻生グラウンドから近いということもあり、選手が食べにくるという話を聞きました。もしかしたら選手に会えるかも!? 」
J1川崎の説明にはこうあります。サポートショップとは、地域各店舗から年会費をいただき、クラブ応援店舗に加盟してもらうもの。要はお店版のファンクラブみたいなもの。サポートショップは現在756店舗(2015年8月現在)となり、Jクラブでもトップクラスの数字。フロントスタッフがふろん太と一緒にサポートショップ検索サイト「フロンターレシティ」にて紹介している、おすすめ店舗を訪問。紹介ページだけでなく、ファン・サポーターがサポートショップを利用した際に「サポートショップ現地情報」ページでツイートも実施しています。
サポートショップについては、こちらの記事で全クラブ調査をしています。読者のみなさんの地元クラブはどうでしょうか。昔どこのカテゴリのどこかは忘れましたが、サポートショップ制度を導入しない理由が、「チームで儲けるのはどうか」という価値観があるためという情報を見かけた事があります。もし今も変わらずそういう価値観だったら、そこの地元ファン・サポーターは可哀そうですね。その点、川崎のファン・サポーターは幸せでしょう。いつも口にする言葉ですが、商店や商店街は支援の第4極(他は市民・行政・企業)。商店はクラブの情報発信基地の役割を担ってくれます。昔、「アウトソーシングできない人達」という表現がありましたが、川崎さんはとにかく地域との強い信頼関係を構築できていますね。川崎さんは100年どころか200年続くクラブだと思います。まだまだ紹介したい事例が続々と出ていますが、またの機会に。
J1川崎「フロンターレ日記」サポショ訪問記⑤:http://www.frontale.co.jp/diary/2016/0222.html
〃 ④:http://www.frontale.co.jp/diary/2016/0215.html
〃 ③:http://www.frontale.co.jp/diary/2015/1216.html
〃 ②:http://www.frontale.co.jp/diary/2015/1012.html
〃 ①:http://www.frontale.co.jp/diary/2015/0806.html
J1川崎関連:61|60|59|58|57|56|55|54|53|52|51|50|49|48|47|46|45|44|43|42|41|40|39|38|37|36|35|34|33|32|31|30|29|28|27|26|25|24|23|22|21|⑳|⑲|⑱|⑰|⑯|⑮|⑭|⑬|⑫|⑪|⑩|⑨|⑧|⑦|⑥|⑤|④|③|②|①