事例紹介コラムです。
昨日夜に復興支援関係の記事を打っている時に、そのニュースは飛び込んできました。J1柏の今シーズンからの新監督、メンデス監督の退任がクラブから発表されたのです。最初は監督交代という言い方だったので、何が起こったのかよくわからなかったです。まずは昨日のクラブの発表から。
「本日、ミルトン メンデス監督に代わり、下平 隆宏ヘッドコーチが監督に就任することが決定しましたので、お知らせいたします」
J1柏公式HP該当ページ:http://blog.reysol.co.jp/news/2016/014451.html
そして、フロントブログである「広報日記」にメンデス監督の退任コメントが出ました。以下。抜粋して紹介。
「昨日、強化部と協議の場を設け、私の家族の健康上の問題があって、本日がチームを指揮する最後のゲームとなった。思うような結果が残せず非常に申し訳ない、心苦しい気持ちではあるが、間違いなく今後レイソルは順位を上げていってくれると思う。そのことに関してもこの場で皆さんにお詫びを申し上げる」
J1柏「広報日記」該当ページ:http://blog.reysol.co.jp/koho/post_2135.php
11日に強化部と会談の場を設け、家族の健康上現在の職務を続けられないとして辞任を申し出たという事で、現段階で下平新監督以外のスタッフに変更はなく、クラブ社長の話によれば、成績は今回の辞任に無関係と説明されましたが、日刊スポーツには「今季はリーグ戦で13年ぶり(2004年は初めてJ2入れ替え戦に出場した年)となる開幕2連敗で、開幕ダッシュに完全失敗しており、まだ開幕から3節だが、瀧川社長は、成績不振による解任を否定したが、事実上の解任」とありました。もし、単なる家族の都合であれば、ここまで日刊スポーツが断定しないと思うので、やはり。解任の色合いが強いと思います。個人的には、2005年や2009年のように手を打つのが遅くなって、J2降格を迎えてしまうよりはいいと思っています。メンデス監督の監督の経歴を見たら、どのチームも就任期間が1年以内と首を傾げざるを得ない実績でした。やはり、J1での実績がある指導者がいいですね。
あと、その後の広報日記には「下平レイソルの本格始動は、オフ明けの3月15日から。練習見学エリア、ファンサービスエリアの運用につきましては、今季これまでのものと変更はありません」とあり、今回のニュースで一番懸念していた、ファンサービス面での低下はなさそうです。たぶん下平新監督もクラブと同じ方針だと思われます。そこ、大事なところですね。
J1柏「広報日記」該当ページ:http://blog.reysol.co.jp/koho/post_2136.php
新潟に行った吉田監督も今シーズンは苦戦しているようですね。下平新監督も監督就任の抱負の中で「今までアカデミーでやってきた事をやる」と口にしていますが、くれぐれも吉田レイソルの再現だけは簡便して欲しいです。J1監督経験の無い人材というのは正直ばくちだと思います。J1広島の森保監督の成功例は特別だと思います。とにかく、やってみない事にはわかりませんので、また数ヶ月やって降格圏をウロウロしていたら、再び新監督招聘というのもいいかもしれません。その時は経験豊富なブラジル人監督がいいですね。その下平新監督のプロフィールを紹介します。
【下平 新監督 プロフィール】
■生年月日: 1971年12月18日(44歳)
■出身地: 青森県
■選手歴:
青森県立五戸高、日立製作所、柏レイソル、ユベントスFCプリマベーラ(イタリア)、FC東京、柏レイソル
■指導歴・経歴:
柏レイソル スカウト、柏レイソルU-18 コーチ、柏レイソルU-18 監督、柏レイソルトップチーム ヘッドコーチ
■代表歴:1997年に日本代表(加茂ジャパン)にも選出
これが第二次黄金時代につながる「生みの苦しみ」であればいいのですが。ネット情報を集めていて、ちょっと引っかかったのが、○人なんとかという情報。うーむ、何とも言えない情報ですが、新監督なので頑張ってもらうしかないです。吉田前監督時代に、フロント内で意見対立的な事もあったようですが、クラブとして一つにならないといい事にならないと思います。2つの派閥が常態化して、元々名門なのに下のカテゴリでずっとくすぶっているところがあるようですが、そうならないようにお願いしたいものです。
下平新監督公式ブログ:http://blog.reysol.co.jp/shimotaira/
話は変わり、今日Cスタで開催されたファジの、ホーム京都戦に行ってきました。その模様は明日。