事例紹介コラムです。
現在、合同実行委員会が行われているのか、ニュースに最近いろいろと出てきています。そして、その中には前にも協議されて却下されなかってっけというものも。以下、抜粋して紹介。
【J1開幕戦、初の2月開催案】
J1、J2、J3合同実行委員会で、来シーズンのJ1開幕戦を2月27、28日に行う日程を提案。これまでは早くても3月第1週の実施で、2月なら'93年のリーグ開幕以来初。年末のクラブW杯開催の影響による過密日程を緩和することが目的。リーグは11月の理事会をめどにまとめたい方針だが、2月は雪が残り、地元での活動が難しいため難色を示すクラブもあるとか。
スポーツ報知該当記事:http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20151006-OHT1T50147.html
この2月前倒し案は過去にも何度も出ては消えた言わば愚案です。当然、東北や新潟、札幌、松本の「雪国」クラブには不利になり、反対は必至。そして、毎年大雪でスタジアムが使えなくなって、代替地でリーグ戦を開催して、これらのクラブの大変さが報道されます。どうして同じ事を繰り返すのか。今度は2ステージ制のように強引に押し通すのかもしれませんが、またファン・サポーターから猛反対を食らい、またイメージダウンになるのでは。それもこれも目先の結果を求めて最初に2ステージ制を押し通したのがそもそもの原因。早く目が覚めて欲しいです。負のデフレスパイラル真っ逆さまの印象です。そして、天下の悪法CSの決勝についても愚かな案が出てきています。以下、抜粋して紹介。
【CS決勝はホーム&アウェーから一発勝負へ】
来シーズンのチャンピオンシップ(CS)決勝が、中立地での一発勝負となる可能性が浮上。JリーグはJ1、J2、J3合同実行委員会などで来シーズンの日程について議論し、来シーズンも12月に日本開催が決定しているクラブW杯等による過密日程により、CS決勝が今季のホーム&アウェー2試合から1試合の開催になる可能性があるtか。
開催案は大きく分けて2案。一つは決勝戦を中立地での一発勝負で行う案。もう一つは今シーズン同様にCS決勝もホーム&アウェーの2試合の案。しかし、この案ではCS決勝はクラブW杯開催後に実施。この場合はJクラブがACLで優勝してクラブW杯出場権を獲得すれば問題ないが、優勝できない場合はJリーグ優勝チームに出場権が与えられるため、リスクを伴い、その打開策として浮上したのが、決勝一発勝負案。年末の公式戦日程を整備することが課題であり、試合数を少なくするためにも一発勝負となることが濃厚。
スポニチ該当記事:http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2015/10/09/kiji/K20151009011287400.html
デイリースポーツ該当記事:http://www.daily.co.jp/soccer/2015/10/09/0008468540.shtml
ホーム&アウェーは試合の公平性を保つ重要な制度です。ACLについても徐々にホーム&アウェー方式に特化していっています。その中での逆行。全く愚かな限りです。年間王者を決めるCS決勝がクラブW杯後に開催など愚の骨頂です。アジア王者に日本がなれない場合、開催地枠で出る事になりますが、クラブW杯がスタートしても肝心の開催地王者が決まっていないというみっともない事態になります。まあ、これは現実性は低いでしょうが、こういう事が報道されてしまう事自体おかしいと思います。
それもこれも2ステージ制による過密日程のため。当ブログでは散々反対してきましたが、こういう過密日程問題は最初の最初に十分指摘されていました。何を今さらと思います。 また、U-22選抜チームのJ3参戦の効果は出ていたのでしょうか。そんなニュースです。以下、抜粋して紹介。
【U-19選抜チームのJ3参戦】
東京五輪でのメダル獲得に向け、Jリーグ事務局がU-19選抜チームを来季のJ3に参加させる構想があること判明。東京五輪の中心メンバーになる世代の試合機会を増やし、強化する狙い。試合ごとに各クラブから派遣可能な19歳以下の選手を招集し、J3のリーグ戦に参加。若手育成と東京五輪へ向けた強化策。
J3には昨シーズンら、リオ五輪を目指すU-22選抜が参戦しており、J1、J2の各クラブで出番はないものの、五輪への強化が必要な選手を週末ごとに参集。来シーズン季はそれに代わり、U-19選抜をJ3に参戦させるプランが浮上。来シーズンのU-19選抜(現在のU-18世代)が5年後に躍進できるようにというJリーグの強化策。現在は来季のリーグ日程について最終調整。
U-22選抜と同様に、各クラブへ19歳以下の選手の派遣要請を出し、試合ごとにメンバーを編成。U-22選抜と大きく異なる点は、対象がプロ入り1、2年目に引き下げられる点。U-22選抜は所属クラブの試合に絡む(ベンチ入りを含む)選手が多く、思ったような編成ができなかった面があったとか。
19歳であれば、クラブで試合出場が見込まれる選手は少ないために招集に応じやすく、クラブとしても、将来の主力候補が出場機会を得るのは大きなメリット。
スポーツ報知該当記事:http://www.hochi.co.jp/soccer/japan/20151008-OHT1T50256.html
ハリル監督の助言のもと、東京五輪に向けた強化策としてのU-19選抜チームのJ3参戦に見えますが、気になるのはU-22選抜は所属クラブの試合に絡む(ベンチ入りを含む)選手が多く、思ったような編成ができなかった部分。そこまではとは思いますが、見方によってはU-22の失敗を取り繕う方策なのかもしれません。その流れが先のJ1・J2のセカンドチームのJ3にもつながっているのかもしれません。もうU-22世代の強化はあきらめたのでしょうか。U-22の有望選手の強化と、セカンドチームというひとまとめの強化では、おのずと効果も違ってくるのかもしれません。まあ、ちょっとうがった見方になったのかもしれません。あとはこんな報道も。
【ヤフーとの業務提携】
Jリーグがヤフー!ジャパンと業務提携の話を進めていることが判明。CSに向けてのもので、更なるメディア露出拡大を図る中、国内で圧倒的なページビュー(PV)を誇るヤフー!ジャパンに白羽の矢を立てたとか。
今シーズンよりCSを復活させ、リーグ冠スポンサーがついた他、メディアへの露出度もアップし、更なる起爆剤として期待がかかるのが、ヤフー!ジャパンとの業務提携。ヤフー!ジャパンは一日のPVは10億にも達すると言われている。Jリーグはヤフーの威力を利用し、試合の映像などを配信することで、一般層の関心を増やしたい考え。Jリーグ関係者によれば早ければ「11月にも提携が実現する可能性がある」といい、Jリーグ人気の復活へ大きな足掛かりとなりそうだと締めくくっています。
スポニチ該当記事:http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2015/10/09/kiji/K20151009011287380.html
この報道の中でも気になる点があります。「リーグ冠スポンサーがついた他、メディアへの露出度もアップし、」とありますが、そういえば全体の観客動員数が伸びたという報道を最近とんと聞かなくなりました。ひょっとしたらもう去年よりも下回り始めたのでは。村井チェアマンが口にしていた「大いなるチャレンジ」が失敗していなければいいのですが。長い愚痴となりました。でも、それほど今のJリーグの施策には疑問を感じます。
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