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碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
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『トランスフォーマー ダークサイド・ムーン』のヒロインが・・・

2011年08月05日 | 映画・ビデオ・映像

『トランスフォーマー ダークサイド・ムーン』3D版を観てきた。

製作:スティーブン・スピルバーグ、監督:マイケル・ベイ。

シリーズ3作目にして完結編となるが、視覚効果としてはこれが最高かもしれない。

何より3Dにおける実写とCGの組み合わせが素晴らしいのだ。

これはCGだろうと思わせる部分を、あえて実写で見せていたり。

中でも都市部でのムササビ飛行隊(勝手なネーミングです)には感激。

CGも本当に細かいところまで描いているから、理屈ではCGとわかりながら、感覚的には区別がつかなくなっていく。

“破壊神”みたいなショックウエーブの強さ、巨大ワーム型機械生命体の容赦のない破壊ぶりは圧巻だ。

もちろん勇者プティマスプライムや、かわいい黄色のバンブルビーの変身ぶり、戦いぶりも完ぺきです。

また、これまでのシリーズで謎だった部分も明らかになるストーリーには、しっかり奥行きがある。

ただ2時間34分はちょっと長いかも(笑)。

主人公サム(シャイア・ラブーフ)の就職活動など冗長なところもあり、途中までは「人間部分の話はもっとサクサク進めてくれい」と思った。

それと、今回のヒロインとなる、ロージー・ハンティトン=ホワイトリーっていう長い名前の女優さん。

いかにもモデルらしいすごいプロポーションなんだけど、演技は学芸会みたいで。

また、いかにもアメリカ映画っぽいブロンドのセクシー美女なんだけど、顔が“やせたIKKOさん”に見えちゃって困った。

いや、似てるんです、これが(笑)。

なにはともあれ完結編。

マイケル・ベイ監督のトランスフォーマー的“けれん味”も、これが最後だ。

2007年の1作目から4年間、十分楽しませていただきました。