詩人の谷川俊太郎さんが編んだ『和田夏十の本』(2000年 晶文社)。
大学のキャンパスで行われていた、何かの寄付を集めるバザーで入手した。
和田夏十(わだ・なっと)さんは、映画『ビルマの竪琴』や『炎上』の脚本家で、市川崑監督夫人だった。
1983年、62歳で亡くなっている。
この本には、エッセイの他に、『炎上』『黒い十人の女』のシナリオなども収められている。
明日泣くのはよそう、明日になって泣きたくない。明日泣かないでいる為には、今日これをやっておかなくてはいけないだろう多分。今日この面倒なこと、いやなことをやりとげておかなければいけないんだ、となる。
――和田夏十『和田夏十の本』