全国の地方自治体が流している「広報番組」の中には、ドキュメンタリーとして、また報道活動として、高く評価できるものがある。
放送批評懇談会から発行されている専門誌『GALAC ぎゃらく』の6月号で、その辺りのことを書かせていただいた。
タイトル:
広報の枠を超えた貴重な“報道活動”
本文の一部:
1本目は兵庫県西宮市の「まるごと市政」(制作:毎日映画社)である。
この、いかにも広報番組というタイトルに怯んではいけない。
たとえば昨年秋に流された「絆~みんなで支え合う認知症介護」は、15分番組ながら実に見ごたえのあるドキュメンタリーだった。
もう1本は、大分県国東市がケーブルテレビで流した「小さな山里の大きな挑戦~介護が限界集落を救う」である。
こちらは30分の自主制作番組だ。
・・・他にも、30年以上も続いている秋田市の「こんにちは秋田市から」や、10分間で“地域の現在(いま)”を伝え続ける愛知県日進市の「にっしんテレビ」なども優れた報道活動だと思う。
広報番組というと、固くて、重くて、暗くて、つまらない(笑)といったイメージを持つ人が多いけれど、最近は、かなり変わってきているのです。
詳しくは本誌で。