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明日元気になれ。―part2

毎日いろいろあるけれど、とりあえずご飯と酒がおいしけりゃ、
明日もなんとかなるんじゃないか?

原点

2009-01-12 00:23:59 | ライブ
今日は日曜だというのに塾で。
帰りに堀先生と、まこちゃまと、つーはんと、4人で飲みに行った。

できれば今年度でひのきを去りたかったのだけど、
どうもそうはいかないらしい

3月いっぱいで辞める人がたくさんいるようなので、
あと1年頑張らなくては。

以前はもっとひのき中心の生活だったし、
いろんなところまで目が行き届いたけど、
今は仕事も忙しいし、主婦業もあるし、
年もとって体もしんどいしで、
まこちゃま一人くらいしか面倒をみることができない

そういう自分がかなりもどかしい。

まあ、いろんな葛藤はある。

やりきれないし、飲み足りないし。
帰って、今はエズラを1杯。

悶々とするので、何か楽しいことでも書こう。

============================================

昨日は久しぶりに有山じゅんじさんのライブに行った。
やっぱり有山さんはソロがいいなぁ。
それも磔磔(たくたく、というライブハウス)の。

磔磔は音が違う。本当に、全く。
ああ、ギターの音がしみるなぁと思っていたら、
ライブが終わった後に夫が言った。
「音がしみるっていうのは、あのことやなぁ」と。

なんだ、また同じこと考えてる

30年以上の歴史が壁や柱にしみこんでいて、
それが音を優しく、丸くする。
あんなに音のいいライブハウスを他に知らない。

また昨日の有山さんのライブは格別によかった。
音も声も全部優しくて。
そして、すごく楽しかった。

全部合わせても25人くらいの客。
「俺のソロライブに来るって、めちゃくちゃレアな人たちやと思うわ」
と最初に言われた。

確かに……

でも、これが自分の原点だと、いつも思う。
磔磔の有山じゅんじ、これが自分の原点。

タバコの煙がスポットライトに照らされて、
そこだけが浮き立つ。
昔から、それをぼんやり見ているのが大好きだった。

なんだか心地良くて、優しくなれて、最高の時間だった。

いろんなことがまわりまわって、
終わってはまた始まって。

そうやって人生は過ぎ去っていくんだなぁ。

夫、今日もまだ帰らず。
今日は仕事じゃなくて、バンドの練習。
ほんと、忙しい人だ。

「えびす」と「福の家」

2009-01-10 10:50:54 | 美味しいもの
昨年、ライター友達のアンデルさんと堀川戎に商売繁盛を祈りに行ったら、
とても良い年になった。

そこで、ゲンかつぎ・・・と思い、
今年も二人で同じ堀川戎にお参りに行った。

まだ昨日は「宵えびす」だったので、それほど混雑もしておらず、
比較的ゆっくりとお参りができた。

福笹を買い、昨年と同じく「鯛」と「俵」を付けてもらう。


他にもいろいろ付けるものはあるのだが、
私は今年も商売繁盛して美味しいものにありつけるようにとの
願いを込めて、「鯛」と「俵」なのだ。

お参りの後、福島まで移動して「福の家」へ。
新年最初の外食としてはなんだか縁起もいいなぁ。
「福」島にある「福」の家、だなんて

このお店はもう4回目になるけれど、いつ来てもいい感じだ。
明るく感じのよい美人の女将さんと無口な親方。
料理は割烹で食べるようなレベルなのに、居酒屋使いできる気楽さ。
種類は少ないが、美味しいお酒がきちんと置いてあって。

まずはビールで乾杯
えびす参りの後、エビスビールだなんて、何もかもが縁起いいなぁ。

私の大好きな「半熟うずら卵のヅケ」と「馬刺し」をアテにビールを飲み、
そこから日本酒へ。
最初は「醸し人九平次」。
このお店はいいお酒をたっぷり1合入れてくれるのに、600円と安い。
また、私の嫌いな「枡にコップ」で「あふれさせる」タイプではなく、
ちゃんと「ちろり」に入れてくれて、お猪口で飲めるのもいい。

余談だが、なんで居酒屋って、日本酒を頼むと、「枡(もしくは皿)にコップ」で「あふれさせる」タイプが多いのかな。
もうあれを見るだけでがっくりくる。
見た目にも汚いし、飲みにくいし。
こぼれたお酒はなんとなく不潔な感じがして、一気にまずくなる。

ここでは美味しくお酒を愉しみながら、
アテはお造りと生牡蠣。



お造り盛り合わせは、アオリイカ、ヨコワ、ヒラメ。
こちらのお造りはいつも新鮮なネタで美味しいのだが、
一つだけ気に入らないのは、分厚く切ることだ。
分厚いのが好きな人もいるだろうが、私はできれば薄く切ってほしいんだな。

アンデルさんとの話も弾み、とても楽しかった。
まだ時間が早くてしばらく私たちしかお客さんがいなかったので、
女将さんとも初めていろいろしゃべった。

お酒は進み、次は「竹泉」、そして「王禄」と続け、最後は芋焼酎「月の中」で締め括った。


今日はこの茶碗蒸しが美味しかったなぁ。
タラの白子と生湯葉の茶碗蒸し。

あとは、銀ダラの西京焼き、太刀魚と野菜の天ぷら、そして小鍋で締めた。



いいよなぁ、この店。
割烹料理が1品600~800円くらいで食べられて。

アンデルさんは本当にいい人だ。
私より年上だけどとても気さくで、人のことを絶対悪く言わない。
穏やかで、ちょっと天然で、かわいらしい。
ライターとしては、私にできないことができるので尊敬している。
私はライター友達が他にいないので、アンデルさんに会うのはとても刺激的だ。
「もっと頑張ろう!」といつも思える。
そして、何よりも一緒に美味しいものを食べたり飲んだりしていると、
いつも笑いが絶えず、楽しい時間を過ごせるのがいい。

なぜか私のことをすごく褒めてくれて、
「あなたはすごい、すごい」というようなことを言う。
昨日は少しお酒が入っていたからか、トイレから帰って来ると、
女将さんにまで私のことを語っていた
ちょっと恥ずかしかったが、その気持ちがとても嬉しかった。

アンデルさんのおかげで、今年も美味しくて縁起の良い幕開けになった。
お互いきっと商売繁盛!
今年も何度か楽しくて美味しい時間を一緒に過ごせるといいな。

アンデルさんと別れたのが11時過ぎ。
大阪から電車に乗り、快速だったので「高槻で降りよう」と思っていた。

それが……

はっと目が覚めると、アナウンスが「京都~京都~」。
えっ
まただ……
また寝過ごしてしまった

やっと我に返って、なんだか変な気がしたのでふと右を見ると……

知らない男の人と手を繋いでる!

な、なんでっ?

寝ぼけて私からつないでしまったのか、新手の痴漢なのか、向こうも酔っ払って繋いできたのか……。
よくわからないが、とりあえず小さく「ひゃっ」と声をあげ、手を離した。
「すみません」というのも変だし(どっちからつないだかわからないし)、とりあえず軽く頭を下げて、そそくさと立ち上がった。

あ~あ~、びっくりした
何やってるんだ、私。

急いで大阪行きのホームへ移動し、電車に乗り込んだ。
「初・寝過ごし」である。
終電じゃなくて助かったが、家に着くともう1時。
そのうえ、長く電車に揺られていたせいか、
なんだか気分が悪くなって、家の前の溝にゲロゲロ
しっかりしろよ~

家に帰ると、夫はまだ帰宅しておらず、
「仕事がまだ終わらないので始発で帰る」とのメールが……。
相変わらず忙しい人だ。
妻が酔っ払ってる間も、お疲れ様です

自分の力を信じる

2009-01-09 12:03:21 | 仕事
今日から本腰入れて仕事をしよう!と思ったが、
パソコンに向かうとついお酒と料理のページばかり探して見てしまう
いかん、いかん。
せっかく私の力を買ってくれる人がいるのだから。

昨日、いただいた30ページの冊子の仕事はとても嬉しかった。
が、打合せのときに、「この事業は今年度が最後」と聞いた。
今年度ということは、3月まで?

大阪府が関わっている仕事なので非常にややこしいのだが、
3年ごとに国からお金がおりて事業を行っている。
それを1年ごとに民間企業が請け負ったりして運営していた。
その「3年目」が今年度なので、これで一旦終了となるそうな。

次の年度からは、
お金がおりて事業を続行するのか、
続行するとしたらどこが請け負うのか、
そういったことも全く決まっていないという。

「では、私も今までみたいにお仕事はいただけなくなるんですよね」
と、聞くと、それは次の担当者が決めることなので全くわからないとのこと。
ただ、お役所仕事なので「前例に従う」ケースが多く、
同じ仕事が発生すれば「前は誰に頼んでいたの?」と聞いて、私に仕事がまわってくる可能性は大だという。

まただ。
仕事が軌道に乗り始めると、何らかの事情で消える。
なんか微妙だなぁと思ったが、まあ、仕方がない。
まだ可能性があるだけマシだな、と暗く考えないことにした。

すると、打合せしていた担当の方が言った。

「だから、今回、この冊子をお願いすることにしたんです」と。

お役所は「紙ベース」のものが好きだし、HPなどは書き換えられても冊子は残る。
形に残る実績があれば、その制作者に次の依頼も来る可能性が高い。
「だから」、私にこの仕事を頼んだのだというのだ。
私の今後のことを考えて……次に繋がるように……。

なんだか胸が熱くなってしまって、
「お気遣いありがとうございます」と深く頭を下げた。

思えば、この担当者とは夏に一度もめたことがあった。
あまり自分が良く思われていない気がしていた。
でも、私の今後を考えて、次に繋がるようにと今回の仕事を依頼してくれたなんて……。
やっぱり私は小さい人間だな……。

本当にありがたかった。

なんだか最近は、仕事で文章を書いていても、
「これでいいのかな……」と不安になることが多かった。
いろんなものを書きすぎて、基準となるものが見えなくなっていた。

心で一気に書き上げると、「こんな簡単にできていいのかな」と怖くなって、
頭であれこれ推敲し始めると、「何がいいものなんだろうか」とわからなくなって。
以前にはなかったことだ。

でも、昨日の打合せで担当者の言葉を聞いたとき、
とりあえず、今までの仕事は間違いじゃなかった、と思えた。
よかった。

フリーランスは毎日が綱渡りで何の保証もないから、
自分を信じることだけが頼り。
誰からも何の仕事の依頼も来なくなるまでは、
まだ自分の書く力を信じてみてもいいのかもしれない。

歳をとっても夢にしがみついてるって、大変だ。

私の特徴であったはずの「無謀さ」が失われてきている。
ホント、随分穏やかに丸くなったものだ。

とりあえず、そんなわけで、この仕事は本当に力を入れてやらなくては。
今後の自分のため、というよりは、私の力を買ってくれた担当者のために。

今日はこれから商売繁盛を祈って、えびすさんに行ってきます。

恩返し

2009-01-08 12:29:18 | Weblog
今日は朝から仕事の打ち合わせ。
新年最初の新案件としては幸先いい感じで、30ページのPR用冊子を任された。

ここ1年半ほど定期的に仕事をもらっていた取引先からの依頼で、仕事をやるごとに信頼関係が築かれていっていることを感じられる。少しずつ質のよい、やりがいある仕事を任されるようになった。

けれど、昨日はそこの仕事で大きなミスをしてしまった。
年末に送っていた原稿に間違いがあったのだ。

こちらのチェックが甘かったので…と、怒られるどころか謝られるくらいだったが、プロとして決してやってはいけないミスだったな、と一気にブルーになった。

さらにタイミングが悪いことに、その修正の電話がかかっていたのに授業中で気づかず…。
さらに、いつもは必ず休憩時間に携帯を確認するのに、昨日に限ってチェックせず…。
たぶん3時には終われるという安心感もあったのだと思う。

それが、終わってから翌日の教材準備をしていたら、学校の冬休みの宿題が終わっていなくて残されていた藤田くんが事務室に入ってきた。
「もう無理~。誰か先生手伝ってくれへん?」
という。
夏休みの宿題も講師が手分けしてやって終わらせたから甘えているのだ。
誰も立ち上がらず「自分でやり」と手伝ってあげなかった。
もちろん私も。

その前日も別の生徒の宿題を手伝って帰るのが遅くなっているのだ。
今日は絶対早く帰る!と思っていた。

でも…
悲しい性で、やはり気になって、教材準備を終えたら見に行ってしまった。

藤田くんは勉強し過ぎでぐったりしていた。(答えを写すだけやのに!)
体調も悪いみたいで、はぁはぁ言っている。

仕方ない…

藤田くんを寝かせておいて、私はものすごいスピードで答えを写した。
学校の先生に怪しまれないよう、時々わざと間違えておくという、細かい芸を使いながら…。
字もそっくりにした。

仕上がると、出会って初めて藤田くんは私に心からの言葉でお礼を言った。
「先生、ほんまにありがとう…」
2回言った。

しかし、そんなことで「やってあげてよかった…」と思うほど私はおセンチな人間ではない。

ほっとけないだけや!
私の生徒だから。
頼むで、ほんまに…と、ちょっと苛立ってさえいた。

気がつけば6時をまわっていた。
そして初めて携帯を見たら、仕事先から着信が何度も…!
先ほどのミスの修正依頼だった。

修正をギリギリまで待ってくれていた。
でも間に合わなかった。
Web会社の人にも迷惑をかけた。

もちろん、すぐに謝りの電話を入れたが、なんだかやりきれない気持ちになる。
なんで一度チェックをしなかったのかな、と。今日に限って…。
タイミングわるいなぁ。

今年に入ってから塾にかかりきりで、自分の仕事が全くできていない。
でも、それも今日までだ。冬期講習も終わる。

明日から本気で仕事をしないと。
今日頼まれた冊子以外に、昨年からやっているパンフレットと、健康本2冊、それにダイエット本とある。取材も既に3件入っている。

入試を控えた生徒のことも気になるし、家のこともしないといけないし、気を引き締めて生活しないと、昨日みたいなミスを犯す。

しかし、こんなにもやりきれない気持ちになるのはどうしてなんだろう。
誰に対しても全力で、真剣に向き合って、やれる限りのことをやっているのに、結果には限界があって。
所詮、能力の違いということか?

自分の能力に合わせて、よけいなものを捨ててしまえば楽になるかもしれないけど、やっぱり自分が決めたことだから、やり通す。

でも、昨日、藤田くんの宿題をやりながら、もう1人残っていた生徒のネガティヴな人生観を聞き、優しく相槌をうちながら、ふと心が浄化されたような気持ちを味わった。
変な話だけど…。

そういえば、結婚式で花嫁のくせにマイクをとった私は最後に言った。
「これから恩返しをしていきます」と。

恩返し。

意外にこれは現実的なキーワードかもしれない。

もし、やったことが見返りなし、成果なし、効果なし、賞賛なし、変化なしだったとしても、すべて恩返しだと思えばいい。
直接相手に対するものでなくても、目の前にある一つひとつを真っ直ぐな気持ちで懸命に行っていればまわりまわって誰かへの恩返しになるような気がする。

世の中への恩返し。
そして、自分の罪の清算。

まるで修行僧だ。

よし、2009年はこれでいこう。
テーマは「恩返し」だ。

お腹がすいた……

2009-01-07 00:51:10 | 生活
予想はしていたけど、

……太った!

年末年始は自分を特別に甘えさせ、
「好きなだけ飲み食いしていいこと」にしていたら、
やはりこんなことに……

そこで、また昨日からダイエットらしきものを始めた。
とりあえず、年末前の体重に元に戻す!

夜はほとんど食べていないので、今もお腹がすいて目が回りそうだ。

思えば、私はいつもお腹を減らしているように思う。
ここ数年は特にその傾向が強く、お腹を減らしながら眠ることのほうが多い。

お腹がすいた……と思わないで毎日眠れたら
どんなに幸せだろうか
痩せている人よりも小食な人がとても羨ましい。
ほんのちょっと食べただけでお腹が満たされたらどんなにいいか……
私の憧れである。

このお正月で、やっぱり食べたいものを好きなだけ食べたら、
あっと言う間に太ることが改めてよくわかったので、
なんだか絶望的な気持ちでいる

酒も今日はやめた。
今年初めての禁酒。
お正月用に買った3升の日本酒もほぼ飲みきったし、
今月は少し控えめにしよう。

ちなみに夫もメタボと闘う毎日
酒飲み夫婦はつらいね~
今年は二人でフィットネスに通おうかと相談中……


様々な人間模様

2009-01-05 19:19:38 | 想い
生徒を見ていると、いろんなことを思う。

A、B、Cと、学力レベルごとにクラスを3つに分けているのだが、
どの時代もAクラスは比較的おとなしい。
特に入試が近づくこの時期になると、ある程度の自覚というか、焦りらしきものが芽生え、なんやかんや言いつつも真剣さが増す。

進学塾ではないので、Aクラスといってもたいしたことはないのだが、
それでも何と言うか・・・「選ばれた者」といった自負もあるのだろう、
なんとなく自信とプライドをもっているように見える。

一番下のCクラスと大きく違うのは、真剣さではない。
Cクラスはまた違った意味で(高校にいけるかどうか!)焦りがあるので真剣だ。

勉強なんてしたこともなかったくせに、1日6時間以上も塾に毎日来て勉強している。
ちゃんと来て座っているだけでも褒めてやりたくなるやつらだ、
6時間も勉強するって、私が思っている以上にしんどいんだろうなぁと同情的にもなる。

これも毎年のことだが、なぜかCクラスはみんな仲良くなる。
3つの中学から集まっているのにすぐに親しくなり、前からの友達のように遊んでいるというケースが多い。
あまりいろんなことを深く考えないから、警戒心がないのだ。
共感できることも多いのかもしれない。

今年も例に漏れず、冬期講習に入ってから急に仲良くなり始めた子らがいる。
休み時間になると、きゃっきゃと遊んでいる。
なかなか微笑ましい。

しかし、今年のCクラスはどうもいつもと違う。
統制する人間(講師)がいないと、すぐに混乱を招く。
放っておいて、きゃっきゃと遊んでくれていたら楽ちんなんだけど、そうもいかず、いつも目を光らせていなければならない。

原因は、はっきりとしていている。
「いじめ」だ。
「いじめる人間」と「いじめられる人間」がいる。
もちろん、いつも注意してはいるけれど、どうしても自分の目が届かない時もある。それが怖い。

よく「いじめられる側にも原因はある」というようなことが言われるが、これは全くおかしな理論ではあるけれど、「なるほどな」と思うことはある。
「原因」というよりは、「要素」というのか。
先ほど書いたように、Cクラスの生徒は警戒心が少なく、あまり物事を深く考えない。
だから、すごく単純で、「異質なもの」を嫌う。

いじめられている子のことは、私はすごく好きなんだけど、
好き嫌いではなく、「変わっているな」とは感じている。
パソコンオタクで、その分、逆に中学生にしてはすごく広く世界を知っている。
パソコン繋がりのような(オフ会?)友達もいるようだし。
話していると、ある意味大人っぽいところも感じる。
だから、オタクだろうが何だろうが、「自分」というものをちゃんと持っているので、それが他の中学生から見ると何か異質に感じるらしい。

例えば、アニメの女の子の絵を携帯の待ち受けにしていたら、何か言われるだろうとだいたい予想がつくんだけど、別にそのことを隠すわけでもない。
結果、予想通り、おちょくられる。

ふと、自分の子供時代を思い出すわけだ。
別にアニメの女の子には興味がなかったが、まあ、ちょっとマニアックではあった。
どうも自分の趣味嗜好は一般の子供と違うらしいと感じていた。
そこでどうしたかといえば、一生懸命に芝居をしていたわけだ。
できるだけ一般的な、大多数の人々と同じになるように。
「異質なものは排除される」ということを幼いながらに感じていたからだ。

そういう面から言えば、その生徒のほうが私より根性がある。
ただの「いじめられっこ」ではなく、やられても絶対に言い返すし、やり返す。
ものすごく自己主張の強さを感じる。
それがまたいじめっこにしては面白くないのだろう。
でも、その自己主張の強さに私自身は救われている。
なんというか……、オタクの強さを感じるんだなぁ。
何もない子よりもずっと、この子は充実した人生を送れるような気がして。

何でもそつなくこなせて、劣等感をもったことのない人は別だけど、
そうでない人間にとって「好きなものがある」ってことは絶対的に強い。
そのことを私は知っている。
その「好きなもの」があって、やっと「そつない人間」と同じ土俵に立てるのだ。
「劣等感」って、プラスにもマイナスにもすごく大きな幅で振れる。

「いじめっこ」のほうはどうかといえば、またこれがかなり歪んでいて。
「高校受かったら、この塾に火つけたるねん」と言っているのを聞いたときには、なんだかやりきれない気持ちになった。
怒るとかでもなく、そんなことを冗談でも言ってしまう、この子の心はどうなっているんだろうかと心配になった。
ちょっと泣きそうになった。
(前に日記に書いた、私と授業中に言い合った生徒だ)

でも、この間、こんなことがあった。

年末の私の最後の授業の日。
いじめられてる子が私に「お正月に○○に行くねん」と言ってきた。
○○とは、新しくできた大きなショッピングモール。
「そうなんや~、何買うの?」などと話をしていると、
いじめっこのほうが急に話に入ってきた。
「○○? そこ、俺の母さんが働いてるねん」

彼の両親は離婚していて、お母さんは離れて暮らしている。

「あっ、そうなん?何してるの?」
私が聴くと、
「そこの中にあるネイルとかエステとかやってるところで働いてるねん」
と教えてくれた。
「そうなんや~。カッコイイなぁ、私もネイルやってほしいわ~、あんたの先生ですって言ったら安くしてくれるかなぁ(←言うことがせこい)」

いつものこの子なら、「あほか」とか「先生なんかやっても無駄やわ」とか、憎まれ口でもたたきそうなところなのに、そのときは「う~ん、俺もわからんわ。俺、母さんと離れて暮らしてるから。親別れてるし」とまともに答えてくれて、
「俺も正月に会いに行くねん」
と言ったその顔はすごく嬉しそうだった。
この子のそんな顔を初めて見た。

私はなんだかせつなくなってしまって。
この間、偶然聞いた、ある講師が言っていた言葉を思い出した。

あんまりよく話は聞こえていなかったんだけど、誰かのことを生徒が悪く言ったようだった。
すると、その講師が、
「あいつに責任はない。あいつを取り巻く環境が悪いだけ。家庭や社会が悪いだけで、あいつには責任はない」
と力説していた。

それを聞いたとき、うん、うんと頷く自分と、「そうやろか……」と首をかしげる自分とがいた。
それは、その講師とは接している生徒の数が違うからだ。
私はたぶん直接受け持った生徒だけでも500人は超えている。
いろんな生徒を見てきた。
家庭環境が悪い生徒も山ほど。
だけど、どんなに悪い環境にあってもいい子もいるし、何の問題もない家庭に育っていても人を傷つけることが平気な子もいる。

環境が人を育てる。
これはもちろんそうなんだけど、これだけじゃない。
いろんな要素がある。
離婚している友達もいるが、その子供はめちゃくちゃ優しいし、曲がってもいない。

また、本人の才能みたいなものも影響する。
例えば、劣悪な環境に育ったとしても、運動神経がよかったとする。
野球部に入る。
仲間ができる。
目標ができる。
打ち込める楽しい毎日がある。

同じような環境に育った子が、運動神経が悪かったとする。
野球部に入る。
すぐ辞める。
暇ですることがない。
悪い仲間とつるむ。

まあ、これもすごく短絡的な話ではあるけれど、
私が言いたいのは、環境だけが人を決めるのではないということ。
その子がもっているものや出会いや、いろんなことが要素になって、人を作り上げていく。
一面ではかれるものではない。

今日、今年初めての授業のとき、そのいじめっこのほうがなぜかいつもいじめている子に向かって普通に話しかけた。
「なあ、お前、○○に行ったんか?」
「行った」
「なんか買ったん」
「なんも買わへんかった」

私がそこで話に加わった。
「あ、行ったんや~」

すると、いじめっこが言った。
「俺も行ったで。でも、俺は母さんに会いに行っただけやけど」

お母さん元気だったの?とか、楽しかった?とか、何か言いたかったのだけど、わざわざその話をして、またちょっと恥ずかしそうに嬉しそうにお母さんのことを話すその子を見ていたら、何を言ってもバカな大人みたいで、どうしても言葉が出なかった。
「そうか~」
って、結局バカみたいな返答のみ。

もし、この子の両親が離婚していなかったら、この子はもう少し優しくなれたんだろうか?
そんなことを思う。
でも、答えはわからない。
離婚がこの子の性格形成にどれほど影響していたのかわからない。
それは本当に人それぞれなんだ。
もっと細かな環境の一つひとつや、元々もっている性質や才能や・・・いろんなことが混じり合って、人格というのは形成されるのだろうから。

でも、一つだけわかっているのは、
この子はお母さんが好きなんだろうな、ということ。
たぶん、淋しい想いもいっぱいしたんだろう。
お母さんはネイルサロンのオーナーをやっているらしく、そのことを私に言うとき、ものすごく誇らしそうな顔をした。「オーナーやねんで」って。

若干15歳。
でも、もう15歳。
いろんな想いがある。

そんないろんな想いを抱えた15歳が入り乱れる中で、あまり世の中に出てから役立ちそうもない因数分解などを教える毎日。
もう少し役立つことを教えてあげられたらいいのだけど。

そして、実は、相変わらず私のほうが教えられることばっかりだ。
いろんな想いと、いろんな人間模様を見ながら、自分自身を見つめ直す。
世の中を見つめ直す。

年末に書ききれなかったこと<後半>

2009-01-05 00:11:11 | 
年末にずっと行きたかった島田商店に行った。
http://www.sake-shimada.co.jp/

まあ、簡単に言えば酒屋なんだけど、
地下にセラーがあり、何でも50mlを210円で数十本のお酒から好きなだけ試飲できるとのこと。
日曜が定休ということもあり、なかなか行けなかったのだが、
夫と二人でついに訪れることができた。

店に入ると、1階は普通の酒屋さん。
「地下で試飲させてもらいます」と一言断り、地下セラーへ。



すごい!
面白い~!!
なんだか秘密基地に来たみたい!
二人とも大興奮

勝手に飲んでいいのかなぁと思っていたら、
お店の人が降りてきて、いろいろ説明してくれた。
ルールはホームーページで見ていたので知っていたが、こうだ。

【ルール】
ボトルを冷蔵庫の中から選び出し、60mlのグラスで8分目ほど注ぐ。
あては梅干しと径山寺味噌のみ。
お酒を真剣に利く方が多いので、禁煙。
会話は酒の話が中心で、仕事の話は禁句。
グループでの利用は基本的にお断りしています。

【料金】
お酒もあても210円。会計は自己申告。

説明を聞いたらあとは勝手にやるのかと思っていたら、
意外にせっせと世話を焼いてくれる。
お酒もおすすめを選んで出してくれた。



正直、「久保田はいらんよ~」と思ったが、
まあ、飲み比べだしね。
獺祭はよく飲むが、「磨き三割九分」といって39%まで精米しているのは初めてだったのでよかった。
これはなかなか旨かった。
久保田は案の定、物足りないお酒だった。

芳水もよく飲むが、これははじめての種類。
「美味しい」と思ったが、よく見ると「アル添」
(※純米でなく、醸造アルコールを添加している)

こんなこだわりの酒屋でもアル添のものを勧めるんだなぁと不思議に思っていたら、夫もそう思ったようで質問していた。
お店の人によると、「お酒は熟成具合が大事だから、モノによってはアル添をしたほうが美味しいものもある」とのこと。
確かにこれは美味しかったのだけど、やっぱり抵抗がある。
純米で美味しいお酒はいっぱいあるのだから、わざわざアル添のものを飲まなくても、自分は純米を飲み続けたいなぁと思った。

その他にもいろいろと飲んで、結局、15種類ほど。
50ml×15種類÷2人=だいたい一人2合程度。
金額にしても3000円ほどで、随分いろいろなお酒を楽しめた。

それに、この空間がとても気に入った。


私は「酒飲みの空気」がすごく好きで落ち着く。
隣に座った紳士は熟成酒好きだったようで、いろいろ教えてくれて、最後のほうはいろんな熟成酒を飲むことができた。
また、向こうのテーブルにいた若い男の子のグループも、日本酒の勉強に来ていたようで、いろんな質問をしていた。

いいな~
ルールの「会話は酒の話が中心で、仕事の話は禁句。」に沿っている!!

かなり堪能した。

そして、この日は気分も乗ってきたので、さらに美味しいお酒を飲みに行くことに。
選んだのが、酒肴屋かわむら。
http://www.oichii-k.com/

夫の勤め先のすぐ近くということと、ホームページの身勝手な感じが私たちにはとても好感がもてて、どうしても行きたくなってしまったのだ。

ビジネス街の土曜ということもあり、お客は私たち1組のみ。
ちょっとドキドキしたが、見た目よりフレンドリーな店主でほっとした。



↑よこわのお造り。
いやはや。
かなりのレベル。旨い

メニューはびりけんみたいな感じで、何もない。
その日のおすすめが出てくる。
日本酒も「こんな感じ」と言うと出てくる。



↑タラの白子とアンキモをペースト状にしたやつ。
めちゃうまい

そのほかも2品ほど食べたが、どれも旨かった。
お酒もなかなか。悪くない。

すごく気に入ったが、ちょっと高めかな……
まあ、基準はびりけんなんだけど。

でも、いいお店であることは確か!
私が金持ちなら毎週通いたい。
とりあえず満足して帰った。

・・・
まだ書きたいことがあるのだけど、眠くなってきた!
明日からまた冬期講習が始まる。
とりあえず、今日はここまでにしときます。
全然追いつかへんわ




年末に書ききれなかったこと<前半>

2009-01-04 17:25:58 | 生活
実家にいたときは、おせちがあまり好きではなかった。
特に魅力的に感じられる品もなかったし、興味がもてなかった。
母親に「縁起物だから」と無理やり食べさせられていた。

でも、結婚して自分でおせちを作るようになって思った。
「おせちって、サイコーの酒のアテやん!!

そう。
おせちって、白ゴハンにもいまいち合わないし、
そのままでは味気ないけど、
酒のアテとしては最高にうまいのだ。

それを知らなかったのは、実家に「禁酒令」が出されていたからだ。
信じがたいことに、日常はもちろん、お正月ですら、酒と名のつくものは一切ない家だったのだ。

ところが、結婚して自分でお正月の準備をするようになると、
すべてが思いのまま!

酒は3升用意したし、おせちも自分の好きなものばかりを作った。
かずのことか嫌いだし~
(面倒な黒豆だけは母からもらってきた)



去年とほとんど同じだけど、今年はぶりの照り焼きを入れてみた。
それと、田作り(ごまめ)は去年時間がなくて買ったのだけど、
それが恐ろしくまずかったので、今年は自分で作った。
やっぱり手作りはうまい!
辛味もちょうどよく、酒が進んだ。
元旦の朝だけで、写真のおせちは夫と二人でぺろっと食べてしまった。

しかし、栗きんとんって……カロリーのかたまりやな

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さて、年末は本当に時間がなかったので、
今日はちょっと遡って、年末の出来事などを綴ってみよう。

クリスマスは平日で、夫もどうせ帰りが遅いのがわかっていたので、
その前の日曜日にちょっと早めのパーティーをした。



↑こんな感じ。
ケーキもチキンもとりあえず自分で作った。

元々お菓子作りは好きで、小学校の頃からずっと作ってきたけれど、
大人になるとなかなか時間がない。
今やもう、クリスマスだとか、バレンタインだとか、
そういう「作る理由」のある時しかお菓子作りを楽しめなくなってしまった。
プロに頼んだほうが美味しいのも絶対だし……。
(何より見た目が違う)

でも、たまにやるとやっぱり楽しいなぁと思う。
ちょっと失敗したけど、それなりにうまかった。
今年はイベントに関係なく、もう少し作ってみてもいいかな

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25日、クリスマス当日は……というと、
昼間は授業だったが、夜はびりけんに行った。
恒例のあやとふみこと3人の豪華忘年会で。

6時に入ったのに、結局12時くらいまでいた。
6時間も一体何をしゃべっていたのやら……



↑自分としては、これがかなりうまかった。
印象深い1品。

まいたけとエビをオーブンで焼いているんだけど、
本当に食材そのものの味がよく出ていて、
ほんのりとガーリックも効いていて、非常においしかった。
マイタケの香りもよく、エビの香ばしさもたまらなかった



↑ガシラの煮付けもうまかったなー。
家では野菜中心で、あまり魚の単品料理をしないので、
外で煮つけを食べると、ホント幸せになる。



↑そして、これがなきゃ終われない!
ローストビーフと、生の自家製ベーコン。

バゲットを切ってカマンベールチーズを乗せて焼いてもらい、
それをベーコンと食べると、また違った美味しさだった。

この日も結構飲み食いしたなぁ。
いっぱいおしゃべりもできたし、楽しい一日だった

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もっといろいろ書きたいことがあるのだけど、
夜ご飯の準備をするので、とりあえずここまで。

後半に続く!

年末の買い物、そしてお正月

2009-01-03 01:58:14 | 生活
年末はとにかく忙しかった。
毎日塾の冬期講習で、朝から晩までいることが多く、
たとえ夕方まででも夜はまた予定があったり。

5、6時間も授業をすると、最近は腰が痛み、
帰るともうぐったり
何もできないので、いろんなことが押しまくった。

31日、ようやく休みをもらって、朝から軽く大掃除。
(普段の掃除にプラスちょっと)
夕方4時までかかって年賀状を作り、ポストに投函。
その後、買い物に行って、夜はおせち作り。
何もかもがギリギリセーフで間に合った。



↑なんとか元旦を迎えられた。

31日の夜から作ったわりには、おせちもちゃんとしたものになったし、
今年は「開運」というお酒を豆樽で買っていたのでお正月らしい雰囲気も出た。
それに、毎年のことだが、びりけんのローストビーフもある。

二人で「お正月っていいなぁ」と言いながらお酒を楽しんだ。

ホント、お正月っていい。
若い頃はお正月って、やることないし、なんかもっさりしてるし、
つまんないなぁと思っていたのだけど、
大人になったらお正月の素晴らしさがわかった。

仕事もせず、毎日大手を振って酒を飲んでだらだら暮らせる!

年に一度といわず、ワンシーズンに一回くらいお正月があればいいのにと思う。
(お正月の意味を根本からくつがえす!

しかし、このお正月のために3升ほどお酒を購入したが、
2日目にして既に底が見えてきている……
今年もよく飲む年になりそうだ。

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年末、柴田雅章さんの器を買った。
半年かけて貯めていた<贅沢貯金>をすべてつぎこんだ。

私の器好きは母の影響で。
子供の頃から食卓に並ぶ器はほとんど作家もの。
知らず知らずのうちに目が肥えてしまった。

現在、私の家にある器もほとんどが作家ものだが、
柴田さんのものは1つしかない。
値段が高いということもあるが、それほど惹かれないというのが本音。

いや、もちろん、器として、作品として、芸術としては素晴らしく、ずっと眺めていても飽きないほどなのだけど、購入にいたるほど惹かれないのには二つ理由がある。
一つは「料理を盛るイメージが湧かない」ということだ。

私は器を見るときに、まずそれに合う料理を思い浮かべる。
でも、柴田さんのスリップウェアはイギリスの流れをくんでいるからか、どうも私の作る料理のイメージには合わない。

それは、私の料理が「おばあさん料理」だからだ。
とにかく全体的に茶色っぽい
カツオと昆布出汁、醤油、酒、味醂、砂糖、これが基本の味付け。
どう考えても柴田さんの作品には合いそうもないのだ。

だから、どうしても自分が好む器は、土っぽさの残る作風になる。
「料理の絵が浮かびやすい」というのがその理由。

もう一つは、最近の作品に単純に惹かれるものがなかったということがある。
料理を盛るという以前に、何かピンとくる作品がなかった。
数年前のほうがずっといいものがあったなぁと思っていた。
でも、今回は「いいものがいっぱい入った」と聞いて、
これは……!と期待して行った。

そして、めぐり合った!!



やはり料理を盛る器ではなく、ポットとカップ。
カップはポットに合わせるために無理やり買った感じだが、
とにかくこのポットがただものではない。
写真ではこの艶、輝き、美しさを全く伝えきれていないのが残念だが、
久しぶりにいい作品を見たと思った。

展示会でパッと見た瞬間に手にとった。
値段を見ると予算内!!
5万は軽く越すと思っていたので意外だった。

これは、柴田さんもかなり気に入っている作品だということで、
後々には価値も出るかもしれない。
まあ、それはどっちでもいいのだけど、とにかく気に入った。

自分が持っている器で最高の値段のものになったが、
それでも全く躊躇なし!
もちろん、他にもいいものがあって、大皿にしようかとかも悩んだのだが、
店主のお墨付きということもあり、最後には迷わずレジに運んだ。

久しぶりに器を買ってドキドキした。
かなり興奮状態で家に帰った。

2008年の一年間で最高にいい買い物をした!

あけましておめでとうございます

2009-01-02 23:52:13 | 想い
あまり、読者の方に対して日記は書かないのだけど、
今日はちょっとご挨拶を……。

改めまして、皆様、あけましておめでとうございます!!

更新しない日が続いても、毎日100くらいアクセスがあるのを見ると、本当に申し訳ない気持ちになります。
きっとその方たちの多くは、世の中にこんなふうにブログとかmixiとかが流行る前から私の日記を見てくださっている方なのではないかと思っています。
いつもありがとうございます。

おそらく今年で10年目になるのでは?

この「日記」は、何もかも中途半端に生きてきた自分が、たった一つ継続していることかもしれないなぁと、最近は思っています。

だから、こうして世間に発表していると、いろいろ嫌な目にも遭うけど、
たぶんこれは続けていくんじゃないかな。

ライターとして仕事で文章を書くことも好きだし、
こうして個人的な想いを綴ることも好きだし、
とにかく「言葉」と向き合っていれば、
毎日が幸せな気がするのはどうしてなのかな。

とてもドキドキする

ドキドキできるものがあってよかったと、心から思います。

2008年は、またたくさんの良い出会いがあり、
ライターとしてもいい仕事に恵まれた年でした。
新聞のコラム連載、親友・ゆうちゃんとのコラボの実現、年間50社ほどの企業取材、1万字以上の長文記事、ホームページの企画・制作等……。

自由に、私の想いを書ける仕事も多く、
のぼせあがるほどの褒め言葉もたくさんいただきました
ライターを続けてきてよかったと、
やっと自分がやりたかった「フリーライター」らしくなれていると、
そんなふうにも思います。
取引先に嫌な人がいないというのもストレスがなくていいですね。

また、なりゆきでもう一度塾講師を副業でやることになってしまったけれど、
これは仕事というより趣味みたいなもので。
お金をいただいている以上、そして、人相手である以上、
プロ意識はもちろんあるけれど、
「趣味」だと思っていないとやりきれない部分もあるのは事実。

でも、やっぱりここでも講師・生徒含めて良い出会いがあり、
面白いことや考えさせられることがあり、
とても刺激的な毎日でした。

健康面では、夏に原因不明の腰・股関節痛で苦しんで、
この夏のことは一生忘れないだろうなぁと思っています。
それくらい辛くて苦しかった。
起きているときの意識のほとんどが「痛い」だったから。
あれが2ヶ月くらい続いた。

夏期講習とか取材とかやっていたけれど、
今思えば日常生活も困難だったのに、やりきったことが不思議なくらい
取材先でお辞儀すらできないほどだったのに。

きっと、普段「タフだ」「鋼鉄の女だ」「健康だ」と言っている自分を否定したくなかったのかもしれません。

でも、毎日駅までの暑い道のりを激痛に耐えて歩きながら思っていました。
「この苦しい夏のことは一生忘れないだろうなぁ」と。

自分は絶対に健康だと思って生きてきたけれど、
そんなことないとわかった夏。
よかったです。

2008年は本当にいい年でした。
感謝。

今年はもっといい年になるような予感が今からしています

今年もどうぞよろしくお願い致します。