今年のお盆休みは旅行する予定はなかったのだが、急に「近場で1泊しよう」ということに。
どうせ行くなら、涼しい場所がいい。
それに1泊なら、何かインパクトのある宿に泊まりたい。
決してお金はかけず・・・
ということで、兵庫県神崎郡にある「囲炉裏の宿 豊楽」の川床プランを予約。
川床での但馬牛バーベキュー(あまご付き!)がついてなんと1人1万円!
1962年創業の歴史のある旅館・・・というと聞こえがいいが、
山の中にある古い古い旅館だ。
ただ、いい感じで改装して評判もいい、人気のお宿。
宿を先に決めて、その周辺でどこかに行こうということになった。
私が選んだのは、但馬高原植物園。
同じ兵庫県だし近いと思っていたのだけど、実は宿からめちゃくちゃ遠かったのだが・・・
おかげで1日目は朝早く出たのにも関わらず、但馬高原植物園にしか行けなかった
かわいそうなのは、運転し続けていた夫である。
9時半に三宮でレンタカーを借りたのだが、植物園に着いたのは14時だった。
普段から、旅行に出ると開放的な気持ちになる私は、ダイエットも忘れて食欲全開!!
車の中でパンを4個(小さいけど)を食べ、久しぶりに食べるチョコレートの旨さに恍惚としていた。
久しぶりのパン!!
チョコレート!!
なんでカロリーのあるものって旨いんだろうな・・・
そんなことを考えながら、オーティス・ラッシュをガンガンかけて車を走らせる。
ようやく植物園に着いた。
散策前にまずは腹ごしらえ。
併設されたレストランでメニューを開くと、但馬牛ハンバーグや但馬牛カツ丼が目に飛び込んできた。
注文しようかと思ったが、「これ、カロリー800kcalはあるな・・・」とふと思う。
(さっきのパンで600kcalも摂取したくせに)
カロリーの少なそうなもの・・・と探したが、こういうところは高カロリーのものしか置いていない。
それで、まあ多少はマシだろうと、但馬牛丼にした。
注文して待っていると、先に夫の注文した「但馬牛カツ弁当」が来た。
あっ!
なんか美味しそう~
しまった。これにすればよかったと後悔していたその時、私の牛丼が届いた。
地味~
夫はカツを「めっちゃ旨い~」とがっついている。
なんとなく嫌な予感はしたが、牛丼を食べてみた。
おいしくない・・・
地味なうえに美味しくない!!
夫はカラフルな牛カツ弁当を、本当においしそうに食べている。
私がうらめしそうに見ているのに気づいたのか、「かおり、ちょっと食べてみる?」と優しい夫。
プルプルと首を振る私。
そんなの食べたら、ますます落ち込みそうだったからだ。
心の中が悲しみでいっぱいになってくるのを感じつつ、牛丼をかきこんだ。
私は外でまずいものを食べると、とにかく異常なほど落ち込む。
悲しくて仕方がなくなるのだ。
ましてや旅行。
大切な1食を・・・、大切なカロリーを・・・、こんなものに使ってしまうとは!!
自分の選択のまずさに怒りも感じた。
カロリーのことなど考えず、私もカツにしておけばよかった・・・
店を出てから、満足げな夫が私の落ち込みようを見て「どうしたん?」と聞いてくる。
「牛丼がまずかった・・・。1000円もしたのに・・・。家で作るのと違う・・・」と私。
もしかしたら牛丼って、こんなもんなのか?
吉野屋とかすき屋とか行ったことないし、よくわからない。
でも、世の中の人があんなに夢中になって牛丼を食べているんだから、こんなにおいしくないわけがない。
たとえ300円くらいだとしても。
「もしそうだとしたら、世の中の人の味覚を疑うよ!」と完全に世の中の人たちにやつあたりの私。
私はまずいものを食べてしまうと、次においしいものを食べるまで機嫌が直らない。
ようやく植物園に着いたのに、ずっと凹んでいた。
夫は自分がおいしかったから「俺のはおいしかったでー」と自慢してくるし、悲しみはふくらむ一方だった。
しかし、せっかく来たのだから楽しまなくては!
見たかったのは、樹齢1000年を超える大カツラ。
朽ち果てている部分もあったが、それでもまだしっかりと根を張り、この森の主として優しく皆を見守っていた。
なんて神秘的なんだろう。
近くからは湧き水が出ていた。
飲んでみると、軟水だけど、山崎の水よりは少し硬く感じた。
この植物園の特長は園内の半分以上が自然林だということ。
「平地植物の上限、高地植物の下限、南方植物の北限、北方植物の南限」に位置するという。
(東経136度 標高680メートル)
それから、湧き水もたくさん出る湿原地帯なので、地面がどこもジメジメしている。
これまでに見たことのないような植物園だった。
以下、いろんな植物。
園内には小川もたくさん流れている。
湿原地帯
敷地はそれほど広くないので、どんどん歩いた。
こんな緑のきれいな場所もあった。
しばし、牛丼のことも忘れ、大好きな木々の中で過ごした。
夫が自然の好きな人でよかったなぁと思う。
いつも旅行に出ると、こうやって森や山の中で過ごす時間がある。
私が植物を人のように扱うことも、夫はバカにしない。
気温も街よりはずっと低く、静かな癒しのときを過ごした。
宿へ向かうために車に乗り込むと、雨が降ってきた。
それもすごい大雨・・・
「川床、大丈夫なんかな?!」
このときの私は、牛丼を忘れるために、川床料理に賭けていた。
降りしきる雨の中、一抹の不安を乗せて、車は宿へと走る・・・
(つづく)
どうせ行くなら、涼しい場所がいい。
それに1泊なら、何かインパクトのある宿に泊まりたい。
決してお金はかけず・・・
ということで、兵庫県神崎郡にある「囲炉裏の宿 豊楽」の川床プランを予約。
川床での但馬牛バーベキュー(あまご付き!)がついてなんと1人1万円!
1962年創業の歴史のある旅館・・・というと聞こえがいいが、
山の中にある古い古い旅館だ。
ただ、いい感じで改装して評判もいい、人気のお宿。
宿を先に決めて、その周辺でどこかに行こうということになった。
私が選んだのは、但馬高原植物園。
同じ兵庫県だし近いと思っていたのだけど、実は宿からめちゃくちゃ遠かったのだが・・・
おかげで1日目は朝早く出たのにも関わらず、但馬高原植物園にしか行けなかった
かわいそうなのは、運転し続けていた夫である。
9時半に三宮でレンタカーを借りたのだが、植物園に着いたのは14時だった。
普段から、旅行に出ると開放的な気持ちになる私は、ダイエットも忘れて食欲全開!!
車の中でパンを4個(小さいけど)を食べ、久しぶりに食べるチョコレートの旨さに恍惚としていた。
久しぶりのパン!!
チョコレート!!
なんでカロリーのあるものって旨いんだろうな・・・
そんなことを考えながら、オーティス・ラッシュをガンガンかけて車を走らせる。
ようやく植物園に着いた。
散策前にまずは腹ごしらえ。
併設されたレストランでメニューを開くと、但馬牛ハンバーグや但馬牛カツ丼が目に飛び込んできた。
注文しようかと思ったが、「これ、カロリー800kcalはあるな・・・」とふと思う。
(さっきのパンで600kcalも摂取したくせに)
カロリーの少なそうなもの・・・と探したが、こういうところは高カロリーのものしか置いていない。
それで、まあ多少はマシだろうと、但馬牛丼にした。
注文して待っていると、先に夫の注文した「但馬牛カツ弁当」が来た。
あっ!
なんか美味しそう~
しまった。これにすればよかったと後悔していたその時、私の牛丼が届いた。
地味~
夫はカツを「めっちゃ旨い~」とがっついている。
なんとなく嫌な予感はしたが、牛丼を食べてみた。
おいしくない・・・
地味なうえに美味しくない!!
夫はカラフルな牛カツ弁当を、本当においしそうに食べている。
私がうらめしそうに見ているのに気づいたのか、「かおり、ちょっと食べてみる?」と優しい夫。
プルプルと首を振る私。
そんなの食べたら、ますます落ち込みそうだったからだ。
心の中が悲しみでいっぱいになってくるのを感じつつ、牛丼をかきこんだ。
私は外でまずいものを食べると、とにかく異常なほど落ち込む。
悲しくて仕方がなくなるのだ。
ましてや旅行。
大切な1食を・・・、大切なカロリーを・・・、こんなものに使ってしまうとは!!
自分の選択のまずさに怒りも感じた。
カロリーのことなど考えず、私もカツにしておけばよかった・・・
店を出てから、満足げな夫が私の落ち込みようを見て「どうしたん?」と聞いてくる。
「牛丼がまずかった・・・。1000円もしたのに・・・。家で作るのと違う・・・」と私。
もしかしたら牛丼って、こんなもんなのか?
吉野屋とかすき屋とか行ったことないし、よくわからない。
でも、世の中の人があんなに夢中になって牛丼を食べているんだから、こんなにおいしくないわけがない。
たとえ300円くらいだとしても。
「もしそうだとしたら、世の中の人の味覚を疑うよ!」と完全に世の中の人たちにやつあたりの私。
私はまずいものを食べてしまうと、次においしいものを食べるまで機嫌が直らない。
ようやく植物園に着いたのに、ずっと凹んでいた。
夫は自分がおいしかったから「俺のはおいしかったでー」と自慢してくるし、悲しみはふくらむ一方だった。
しかし、せっかく来たのだから楽しまなくては!
見たかったのは、樹齢1000年を超える大カツラ。
朽ち果てている部分もあったが、それでもまだしっかりと根を張り、この森の主として優しく皆を見守っていた。
なんて神秘的なんだろう。
近くからは湧き水が出ていた。
飲んでみると、軟水だけど、山崎の水よりは少し硬く感じた。
この植物園の特長は園内の半分以上が自然林だということ。
「平地植物の上限、高地植物の下限、南方植物の北限、北方植物の南限」に位置するという。
(東経136度 標高680メートル)
それから、湧き水もたくさん出る湿原地帯なので、地面がどこもジメジメしている。
これまでに見たことのないような植物園だった。
以下、いろんな植物。
園内には小川もたくさん流れている。
湿原地帯
敷地はそれほど広くないので、どんどん歩いた。
こんな緑のきれいな場所もあった。
しばし、牛丼のことも忘れ、大好きな木々の中で過ごした。
夫が自然の好きな人でよかったなぁと思う。
いつも旅行に出ると、こうやって森や山の中で過ごす時間がある。
私が植物を人のように扱うことも、夫はバカにしない。
気温も街よりはずっと低く、静かな癒しのときを過ごした。
宿へ向かうために車に乗り込むと、雨が降ってきた。
それもすごい大雨・・・
「川床、大丈夫なんかな?!」
このときの私は、牛丼を忘れるために、川床料理に賭けていた。
降りしきる雨の中、一抹の不安を乗せて、車は宿へと走る・・・
(つづく)
しかも対価ですね、問題は。
だんな様は、まずい牛丼をひとくち味見した??
私も憶測だけど、日記に書いたように、
世の中の人があんなに夢中になって牛丼を食べているんだから、
すき家とかのほうがおいしくないわけがない、
と思っています。
それも300円くらいで食べられるんだもんね。
1000円でこの味・・・?でした。
夫は食べていません。
だって、食べているときに「おいしくない!」って他の人にもダメ出しされたら、
もう辛くて最後まで食べられないもん(笑)
黙ってかきこみました。
まずいっていうか・・・
うっすい、うっすい、うっすい味付けで、
紅生姜がなかったら、食べきれたかわからないという感じかな。
かといって、但馬牛の旨みとかを感じられるわけでもなかったし(笑)
おでかけした先で、おいしくないものを食べてしまった時ほど口惜しいものはない。
あんこもかおりんも食い意地張ってる!?かもね
それにしても緑がキレイ。
心を洗うようです。
はよ、続きが読みたいよ~
食い意地は誰にも負けないよ(笑)
せっかく旅行やのに、おいしいもの食べたいよねー。
自然の植物園、きれいだったよ。
癒されました。。。
続きもお楽しみに!